Kyoko AIHARA's Diary (Writer&Photographer) 相原恭子(作家&写真家)のブログ 

ヨーロッパ紀行、京都花街と着物、ビールとグルメなどをテーマに執筆、撮影、国内・海外での写真展や講演等。今日も良い日!

2011年2月17日(木)  私の祖母 その2

2011-02-17 | ich 私


ここはどこか不明。ススキと眺望が開ける美しい場所。
座った背中の後ろに、無造作に置き、倒れてしまったたぶんワニ皮のバッグ(これは見覚えがある)。
思わず座って景色を眺めたと思われる。

たぶん、今生きていたら、
「あ~ら、みっともない!年寄りの写真なんて出さないでよ~」
と言うでしょう。

着物を着て、夜行列車に乗ったり、バスに乗ったり、電車を乗り換えたり、山道や海岸を歩いたり・・・
昔の人は、皆が自分なりの着方で、さらりと、毎日、着物を着ていたのだな~と思う。

祖母の旅が盛んだったのは、昭和30年代後半から昭和50年頃までだった。

私はまだ子供だったので、旅について、お酒や地方の料理について、三味線について、興味を持って一緒に話すような歳でなかった。
それが残念。
記憶をたどると、たとえば、京都のハモ、フグのヒレ酒、鴨川をどり、長楽館、円山公園、神護寺など、両親や叔母に話していたように思う。


如在」 
と書かれた書を、5年前に、京都のあるご住職がくださった。
(今はもういらっしゃらないので、教えていただくことが出来ません。ここにあなたが居ると思って、学ばせてもらいます・・・)という意味だと話してくださった。
まさに、そんな気持ちかな~と。


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