Kyoko AIHARA's Diary (Writer&Photographer) 相原恭子(作家&写真家)のブログ 

ヨーロッパ紀行、京都花街と着物、ビールとグルメなどをテーマに執筆、撮影、国内・海外での写真展や講演等。今日も良い日!

2016年3月6日(日) 英国人と私

2016-03-06 | ich 私
神戸「ジェームズ山」。 
たまたま Wikipediaを見つけました。

それによれば、 1930年(昭和5年)、神戸に居住しカメロン商会を経営していたイギリス人貿易商、アーネスト・ウイリアムス・ジェームスが、当地に自邸を含めてイギリス人のための住宅地を約60棟以上ほど開発した。やがてジェームスの名を取り、この地を「ジェームス山」と称するようになった。・・・とあります。


→ この会社、正しくは「A.カメロン商会」と言います。関東大震災前は、横浜の外人居留区にありましたが、「震災」におそれおののいた英国人が横浜から逃げて、神戸へ会社を移転しました。
ジャームズ社長(社内ではウィリアム社長と呼んだ)と横浜時代から働き、経理を担当していたのが、私の祖父(母の父)・安室富太郎です。祖父は神戸移転と共に横浜を離れて転勤しました。
第二次世界大戦が始まり、ウィリアム社長は日本を離れ、思い出の品をいくつか祖父に残しました。その一つがグレーのフラノのブレザーで、母が後に私の小学校入学用のスーツを作り、入学式。不思議な縁です。


さらにネット検索すると、ジェームズ邸は神戸市指定文化財で、ブライダル関係の建物になっているようです。
「James Tei Since1934] とネットに出ていますが、まさに 祖父がA.カメロンで働いていた時で、末っ子の母が赴任先の神戸で生まれた年でもあります。当時の写真を見ると、祖父がかなり若い社員だったようですから、当時のA.カメロン商会について直接知る人は、もう居ないでしょう・・・。


「於 福貴楼上撮影 A.カメロン照会一同忘年会」とあり、英国人がウィリアム社長(両手に花/半玉さん)、そのすぐ右上が20代前半の祖父。

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