Kyoko AIHARA's Diary (Writer&Photographer) 相原恭子(作家&写真家)のブログ 

ヨーロッパ紀行、京都花街と着物、ビールとグルメなどをテーマに執筆、撮影、国内・海外での写真展や講演等。今日も良い日!

2012年2月13日(月) 京都三花街 & 百段雛まつり in 目黒雅叙園  

2012-02-13 | 季節の美と楽しみ

先日、2月10日(金)に、
「目黒雅叙園」で、
京の雅 京都三花街(上七軒、祇園甲部、先斗町)芸の世界 
というディナーショーがありました。


今までは、先斗町、祇園甲部、などそれぞれの花街が別々に受け持っていましたが、
今年は、三花街が一堂に会しました。

なじみの舞妓さん、芸妓さん、おかあさんたちが、
たくさん来ていて、
テーブルのお話も楽しく、
東京で会うのも嬉しいものです。

長唄でお稽古した「吉原雀」や、
人気の「祇園小唄」など、
盛りだくさんの舞台。

毎年開催されるので、
いらしてみては?


美しいものと美味しいものが好きなので、
「目黒雅叙園」の「百段雛まつり」
楽しみにしています。

会期:2012年1月27日(金) ~ 3月4日(日)
   10:00~18:00 (最終入館17:30) 会期中無休

立派な百段階段と、
それぞれのお人形が魂を持つかのように、
凛として、
日本の華を感じます。







2012年1月28日(土) 「あな いみじ」 雪化粧の屋根 箱根湯本逍遥 「玉簾神社」

2012-01-28 | 季節の美と楽しみ

今日は、箱根湯本へお茶会に行ってきました。
朝の地震には驚き、平穏を祈りましたが、
昨日、原稿を全部送ったので、気分は晴れ。

お茶会が終わって、
皆で橋を渡っていると、
冬枯れの木々、残り雪、川の流れ
そこへ、雪舞

ロマンチック。

一人で温泉街を歩きたくなり、
ふらりふらりと歩く。


お土産屋さんに「鳥に乗った七福神」の置物があり、
子供の頃の温泉旅行を思い出し、
レトロな風情が懐かしくて、
思わず買って、
さらに、奥へと歩く。


このあたり、車で通り過ぎたことはあるが、
そぞろ歩きは、ひょっとして初めてかも。

案内板を見ると、玉簾の滝・・・と書かれている。
寒いけど、さらに歩いてみようか。

想像力をたくましくすれば、
昔、文人墨客が丹前を着て歩く光景が
頭の中のスクリーンに絵になって浮かぶ。

すると、
待合みたいな(私は色っぽい往年の待合を、見たことはないが・・・)
旅館があった。

草葺屋根に雪が残り、
秘密めいた入り口は
あな いみじ」。
気をそそられて、
入り口の戸をガラガラ。

すると、女将さんが顔を出し、
帳場のすぐ前の庭をちょっと見せてもらえないかなーと思ったが、
バッチリ着物を着て、
お座敷かごを持って立っている私に、
「お客さんが来てますから、入れませんよ」
ですって、
誰が来ているのか・・・
隠れ家風。


さらに行くと、
玉簾の滝。
玉簾神社 箱根九頭龍神社の唯一の分宮
と書いてある。

お参りさせてもらって、
湧き出るお水をいただきました。

すごく寒いのに、川魚のうろこの匂い、
生臭みのある空気を感じたのは
龍のお使いが、
天から降りていらしたのかもしれません。






2012年1月14日(土) 松聴 『初釜』

2012-01-14 | 季節の美と楽しみ

朝は、あいにく、
どんよりと雲が広がって、
雲の間から光が時々さして、
北国の雪空を思わせた。

初釜。

すると、
青空。
明るい陽が畳に入り、
木々の影を映し、
松聴

釜の湯の湯気。
静かに松風の音を成して。

はなびら餅。
新春

2012年1月2日(水) お年賀状

2012-01-02 | 季節の美と楽しみ
一夜明けて
1月2日


恭賀新年

お気持ちも新たに
皆様 
それぞれの
新春を迎えられたことと思います。


健やかな年になりますように。

様々なこと思い出すお正月

心より、皆様に感謝。




昨年は、本当に沢山の方々に
大変お世話になり、
力になっていただき、
とても心強く感じました。


特に写真展では
当時、在エストニア日本大使館に勤務していた
タイミさん、
ブダペストでは
ご主人が元在日本ハンガリー大使館特命全権大使いらした
シュディ大使夫人、
ポントンギャラリーの方々、

一緒に旅して、
荷物を持ってくれたり、
写真展や講演会の写真撮影やら、
タクシーの手配やら何でも手伝ってくれた
宮口香保里ちゃん
ブダペストのホテルのバルコニーやスパ、
タリンの旧市街など、
仕事の合間の時間も懐かしい!
 →思い出すのは、ブダペストへ到着した日、ビールとワイン、お水をポントンギャラリーの三軒先の小さな店で沢山買い込み(翌日、香保里ちゃんが来てくれるというので、ホテルの冷蔵庫をいっぱいにしておこうと一生懸命に)、すると、クレジットカードが使えず、週末で両替もできない事がわかり、支払いできない私に、シュディ大使夫人が、たて替えてくださり、さらに、クレジットカードが使えるショッピングセンターへご案内してくださり、一緒に巨大なカートを引いてチーズやデリカテッセンを買い物して、ホテルまで車で運んでくださったのは、本当に、ありがたく、もったいなく・・・助かりました。
(Pontonギャラリー近くの、その店のご主人が話し好き。WiFi無料。奥に座ってビールを飲んだものです。)


当日、お忙しい中、お祝いにお越しくださった
星大使(エストニア)
伊藤大使(ハンガリー)
に感謝。

着物展示に尽力してくださった
京都の西陣織会館さん
お茶屋さん
田畑喜八先生
山田靖子さん
さらに、工芸士の方々・・・

去年に続き第二弾
今年3月 淡交社さんから刊行予定の
京都花街の本では
祇園甲部、先斗町、祇園東、上七軒、宮川町の
女将さん方、おねえさん方
創業江戸時代の「幾岡屋」さんの
おとうさんとおかあさん
さらに組合の方々も
(色々お話くださり、
興味深い本になることでしょう。)

エストニアとハンガリー、ラトヴィアの取材で
出合った地元の人たち
民族衣装のおばあさん
漁師さん
ガイドさん
運転手さん
ホテルのマネージャー
タリン・ファッションウイークのスタッフの方
もう、とても書ききれない数の人たち

沢山の人たちとのシーンが
無数の写真になって
スライドショーのように
頭によみがえります。

ありがとうございました。

2012年1月1日(日) 恭賀新年 

2011-12-31 | 季節の美と楽しみ

恭 賀 新 年

今年こそ
平穏と希望が訪れますように!

本年も
 どうぞ
  よろしくお願い致します。






いつも
午前2時、3時まで起きていて、
夜中は仕事中ですが、
今夜は、初詣に行ってきます!

「美しさと悲しみと」(川端康成著)の中で、
主人公が昔、深くかかわった女性と
知恩院の除夜の鐘
円山公園を上がった某所で聞くところを
急に思い出しました。

その某所は、
その昔、色っぽい隠れ家的なお家が
沢山あったところどす。


2011年11月14日(月) お酉様

2011-11-14 | 季節の美と楽しみ

子供の頃、
お酉様へ行くのが楽しみでした。

今日は二の酉。
さらに、一粒万倍日だとか。


仕事で出かけた帰りに
酉の市に行き当たり、
(何と言うタイミング!)
お参りしました。

神社を出ると、
恵比寿さまにそっくりの雲が、西の空に
浮かんでいるではありませんか


お帽子も、福々しく膨らんだ頬も、耳も、
不思議 不思議 
まさに恵比寿さまのお顔そのもの。

夕日に照らされ、輪郭が朱色に輝き、
すばらしい一瞬でした。


2011年11月4日(金) 暑い秋

2011-11-04 | 季節の美と楽しみ

11月だというのに、
今日は暑かった!

これでは、もみぢも紅葉しないで、
干乾びてしまいそう。

「紅葉狩」を楽しみにしている私は、
心配になってきました。

そして、夕方、
能の稽古の後、
朱色の夕日が、大きく大きく
沈んでゆくのを眺めながら、
清少納言の「秋は夕暮れ」を思い出しましたが、
そういう秋の夕暮れというより、
 まさに、燃えるような「真赤な夕日」でした。





2011年10月26日(水) ラスト・カマキリ

2011-10-26 | 季節の美と楽しみ

秋の陽だまりに
私は見た
静かに しずかに 
木に留まっている
痩せたカマキリ・・・

近づくと
三角の顔で静かに私を見た
そして
カマを胸元にしまいこみ
下を向いた

祈るような姿

微かに
カマキリを照らす
秋の陽

恭子









2011年10月21日(金) 秋の音

2011-10-21 | 季節の美と楽しみ

チッ、チッ、チッ・・・
庭のどこに居るのか

どんな姿で鳴いているのか

落ち葉の下は暖かいのかしら

何だかずいぶん早く
ソーラー庭園灯が点るようになったけれど

日が短くなったのね・・・




2011年8月16日(火) お施餓鬼

2011-08-16 | 季節の美と楽しみ
夕方から、お寺へ施餓鬼法会へ。

子供の頃から、夏休みになると、お施餓鬼へ行くのが好きだった。
寺の本堂は江戸時代に、お話を聞くお部屋は大正時代に建てられた。

ガラス障子は、透明度が高いピカッとした昔のガラス。
そのガラス越しに、芭蕉や山の緑が夕方になると色濃く見えて、
夏らしく、美しい。


横浜の町なかなのに、うっそうとした林を背負った場所だ。

子供の頃、インドへ来たみたいだ・・・と漠然と思った。
お釈迦様はインドの方らしいし、
芭蕉の葉は熱い国を感じさせた。


セミがなく中で、
響く読経。

そしてさらに、
般若心経や
オンアボキャベイロシャノウマカボダラマニハンドマジンバラハラハリタヤ・・・。

2011年8月15日(月) お盆

2011-08-15 | 季節の美と楽しみ
今年も今は 休み時
しばしは 休め 人々よ ・・・


祖母が夏になると
つぶやくように歌っていた。
私が幼稚園の頃だった。

オルゴールにしたら似合いそうなメロディーだ。
たぶん、明治/大正の童謡と思われる。

三方に窓がある昔の洋館で、この歌のオルゴールを聞きながら
百日草、セミの声。
温かい気持ちになれそうね。

それにしても、
vernunftig な歌詞だわね。

2011年7月7日(木) 七夕さま

2011-07-07 | 季節の美と楽しみ
七夕さま。

小学生のころ、クラスのお友達の家に竹薮があって、
何人かで、竹をもらいに行った。

横浜の町なかなのに、今思えば、大したものだ。

そして、お友達とたくさん願いを書いて、
短冊を吊るした。

短冊に、
「行ってみたいな よその国」(これは、童謡の一節だった)
「たくさんの人と出会いたい」

と書いたと思う。

七夕様のお願いは、少しだけ、本当に、実現するのかもしれない。

2011年2月6日(日) お雛様 飾りました 嬉しいことは一日でも長く

2011-02-06 | 季節の美と楽しみ
青春は永遠に 嬉しいことは一日でも長く

・・・というわけで、今日、早々にお雛様を出して、長く眺めていることにしました。
京都みたいに4月はじめまで飾っておきます。

只今、お雛様お飾り中。
飾り終わったら、写真載せます。

===箱から出して、今年もこんにちは。 作業中です。===


やれやれ、終わりました。
出した箱を片付けて、お掃除。
こういうことするのは、やっぱり「伊達や酔狂」だなと思いつつ、今年も出ましたお雛様。
高砂(老夫婦)も、今年の福玉に入っていたウサギの縁起物も友情出演。
昨日書いた花見踊みたいに、ピンクに染まって、はんなりと。




よく見るとこんな感じに、お二人は、




さてさて、まかり出でたる「御所人形」


私も仲間に入れてくださいな。



お囃子が聞こえてくるよな、雛祭り。
ヨ~、ホッ、ホッ と能楽も始まる気配。

2011年1月11日(水) 帰りたくない でも帰り・・・の新幹線

2011-01-11 | 季節の美と楽しみ
京都から新横浜へ新幹線の中。
今回も、お友達、旧知の方々、新たに出会った方とともに、興味深い時、良い時をすごさせてもらいました。
10年以上もお付き合いしている元・祇園町のおねえさんにもお会いし、長唄三味線のお話、お着物のお話・・・お元気そうで私もよい気分になりました。

・・・あらあら、PC繋がっていたのに切れそう。

疲れたので、車中はお休み。
ではまた明日!

Bis morgen!
Gute Nacht


2011年1月5日(水) じっくり読んだ年賀状

2011-01-05 | 季節の美と楽しみ
年末からの超たくさんのスケジュールで、酷く疲れてはいたが、それなりに元気だった。
ところが、急に、ダウン。

眠くて眠くて、起きていられないのだ。
そして、年末からの寝不足分を、一気に眠った感じがする。

枕元に年賀状を山と積んで、目が醒めると、改めて「丹念に」一枚一枚読ませてもらった。これも、床に就いたからこそ、可能になったことだ。

どの一枚も、それぞれにその人を表わしていて、「素晴らしいの一言」。

新しい職を得た人、退職した人、定年後の毎日を綴る人、転勤先の仕事について、旅行の話、80歳になるので年賀状は今年を最後に失礼しますという方の人生回想、雪深い町から「いつでも遊びにおいで」と書いてくださる方、沖縄与那国島から「無事93歳の新年を迎えた」という苗さん、デンマークのTineから、ドイツ各地から、エストニアのタリンから、ベルギーから、USA、中国、チベットのシェルパさんから・・・。

改めて思う・・・
皆さんが、健康で、活き活きと幸せに生きられますように!