房総閑話

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ヴィオラ・ソロリア ’プリセアナ’

2019-04-29 10:41:18 | 写真
林道脇、林縁部に大きな花びらのスミレが咲いていました。印象的な白地に中央が青色のスミレです。



調べてみると外国産のスミレでした。こんな田舎の雑木林に外国産のスミレ。近くにはホウチャクソウが咲いているところに外国産のスミレ。暗い雑木林がそこだけ明るい華やかさがありました。

名前は、ヴィオラ・ソロリア ’プリセアナ’でした。無茎種です。
ヴィオラ・ソロリアはアメリカスミレサイシン(亜米利加菫細辛)の学名です。
'プリセアナ'はヴィオラ・ソロリアの園芸品種10種類に分類される内のひとつです。「’’」は園芸品種を表しています。

側花弁に髭が見えます。


北アメリカ東部から中部が原産で、明治期に園芸植物として渡来。
アメリカスミレサイシンの英名common blue violetは、南軍の軍服の青色のスミレの意味だそうです。

葉っぱも大きいです。


タチツボスミレやヒゴスミレの花径2cmくらい、'プリセアナ'は4~5cmと大輪です。

距は太くて短いです。



「ちょっと、ちょっと、こんなところからなあに。それより、あなたはだあれ?」

(Canon IXY DIGITAL 510IS)


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ヤエザキニホンズイセン(八重咲き日本水仙)

2019-04-27 11:12:41 | 写真
図書室のある公民館のまわりの花壇に八重のスイセンが咲いていました。

ヤエザキニホンズイセン。漢字で、八重咲き日本水仙。二ホンズイセンはヒガンバナ科スイセン属の小皿を持った種(スイセンのこと)の中国産の変種です、スイセンを基本種(母種)とした変種といういことです。ヤエザキニホンズイセンは個体群と生息していなく、二ホンズイセンの個体群の中で変異を起こした個体で個体群として独立して生息していないので学名が付くまでには至っていないようです。

二ホンズイセンは星型の花びらの中央に黄色い冠を持ったスイセンです。この黄色い冠を副花冠と言って、種小名の小皿に形容されているんですね。
二ホンズイセンは他のスイセン同様に、花びらはガクの外花被片3枚、花びらの内花被片3枚です。雌しべは1本、雄しべは6本。
副花冠は雄しべが変化したものだそうです。どうした雄しべ?って感じですね。植物は不思議だらけですね。



さらに副花冠が変化して八重になったそうです。副花冠は雄しべが変化した器官なので、八重の花びらも元をたどれば雄しべだったんですね。雄しべは自分が持っている花粉をより効率よく移動させたいためにいろいろな形の花びらに変化したのでしょうね。
学名のラテン語の名詞、形容詞には男性形、女性形、中性形があります。ほとんどの植物は女性形ですが、スイセンは男性形です。これだけ雄しべが頑張っていれば男性形かなって納得できますね。

しかし、八重咲きの日本水仙は清楚で華やかさを持った宝塚歌劇団のようです。
見ているのは男性だけど本当は女性なのでしょう。



八重桜も雄しべが花弁化して八重になったようです。

(Canon IXY DIGITAL 510IS)


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ヒトリシズカ(一人静)=千葉市要保護生物指定種 ~ 千葉市緑区

2019-04-26 17:00:49 | 千葉市レッドリスト掲載生物
キンラン(千葉市最重要保護生物指定種)を探して雑木林の林道を下って行くと都川に出ました。あと1kmも行かないで都川の最上流になる場所です。目の前の田んぼは水を入れ始めたばかりなのか乾いた土から湿った土に色を変え、ところどころに水溜りを作っています。いくつもの水溜りが合わさって田んぼに水が溜まり、田植えの季節を迎えます。
田んぼと都川を渡ると林道は西に90度折れ上り坂になります。林道の南側は切り立った斜面、北側は徐々に下に見える都川です。南側が斜面なので北斜面で直接日が当たりません。ウラシマソウがあっちこっちに。なんでウラシマソウは2種類の本葉の出方があるんだろうなどと考えながら斜面を見ながら歩いていると、白い色が目を横切りました。斜面に近づいてよく見るとブラシのような花です。ヒトリシズカです。




キンランが見つけれなかったことも疲れも忘れてしまいました。

ヒトリシズカ。漢字で、一人静。センリョウ科で日本のチャラン属の種(学名の種小名が「日本の」です)。



横に這う地下茎を根茎と呼びます。ヒトリシズカは根茎で、根茎から数本から十数本の茎が直立します。

数本から十数本のグループで群生をつくります。あたり一面という群生にはならないそうです。



あらら。「4枚しかない葉っぱなんだよ。食べ過ぎないでね」


ヒトリシズカは花びらもガクもありません。
花びらのように見えるのは花糸です。花糸とは雄しべの葯の付いていない部分です。雄しべの方がわかり易いですね。
雄しべは3本でひと組になっていて茎についている部分で合着しています。3本の雄しべの外側の雄しべの茎とくっついている部分に黄色い葯があります。
雌しべは3本の雄しべの真ん中の上側に緑色の子房から1本出ています。

ブラシの毛のように見えたのは雄しべです。



黄色い葯が見えます。花粉があるところです。



3本の雄しべの真ん中の上側に突出した器官があります。わかりますか。


ガクも花びらも雄しべも雌しべもすべて葉から作られたものです。
あるとき、「ガクも花びらも雄しべや雌しべを守るもの。花びら作るの面倒だから葉っぱで守ってもいいよね。ガクも作るの面倒だから最初から葉っぱでくるんであげるから、いいよね」
ヒトリシズカは進化の神様に言い包められてしまったのでした。
ガクも花びらもないことから、ガクと花びらが葉から作られる前に進化から分かれた古い植物と考えられていました。しかし遺伝子情報の解析で、ヒトリシズカは被子植物では早い段階で分かれたけど、そのときはガクも花びらもあったことがわかっています。何らかの要因による進化でガクと花びらをなくしたようです。初めからガクも花びらもなかったわけでなく、退行的進化をしたようです。
まあ、生育環境を見ても花びらをなくして4枚の葉っぱだけにした方が生活エネルギーの省エネになったのでしょう。近くに生育しているウラシマソウは2枚の葉っぱだけですから。

4枚の葉に包まっている雄しべと雌しべです。



奥から葉っぱ開いてきているのがわかりますか。


葉の付き方は2枚の対生で、対生同士があまりのも近いため輪生に見えます。このように輪生に見える葉の付き方を「偽輪生(ぎりんせい)」と呼びます。

緑色の光沢ある葉は対生で、鋸歯があり、鋸歯の先は尖っている場合もあります。

(Canon IXY DIGITAL 510IS)


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ヤブヘビイチゴ(藪蛇苺)

2019-04-24 11:08:19 | 写真



ヤブヘビイチゴ。漢字で、藪蛇苺。バラ科のインドのキジムシロ属の種で、在来種です。
なにかヘビイチゴと言われると毒があるんじゃないかと思われますが、日本には毒のある苺はありません。ただ、味が・・・・です。



ちょっと細長めの葉っぱがヘビイチゴと区別できるところです。ヘビイチゴの方がちょっと横長の葉っぱです。ヘビイチゴの方がヤブヘビイチゴより花びらは小さいと説明されても、その場に両方の植物があればわかりますが、片方だけしかない場合では同定の基準の表現としてどうだろうと思います。

大きい目立つガクはヘビイチゴの特徴です。
花びらのひとつ外側の器官を「がく片」、そのまた外側の器官を「副がく片」と呼びます。
オランダイチゴ属、キジムシロ属に見られ、副ガク片はガク片とともにつぼみを保護しています。

ガク片は尖がってます。



副ガク片は先端が3裂していて大きいです。葉っぱがついているように見えます。

(Canon IXY DIGITAL 510IS)

植物の器官の名称は平仮名表記が普通です。「がく」は「ガク」と片仮名では表記しません。「が」は一字で格助詞や接続助詞に使われので読み間違え易いので片仮名にしました。


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ミツバアケビ(三葉木通)の雌花と雄花

2019-04-22 10:36:01 | 写真
ミツバアケビはアケビを基本種(母種)とした変種とか品種ではありません。
ミツバアケビ。漢字で、三葉木通、三葉通草。アケビ科アケビ属の3枚の葉の種です。学名 Akebia trifoliata、属名はアケビ属、種小名は3枚の葉です。
それでも、似ています。花が咲いていれば違いはわかりますが、花期以外は小葉の枚数を数えて5枚なら「アケビ」、3枚なら「ミツバアケビ」で区別できます。

ミツバアケビの花は濃紫色です。
雌雄同株の雌雄異花で大きめの雌花と小さめの雄花が咲きます。

アケビの雌花と雄花の記事です。比較してみてください。 新しいタブに表示されます。

雌花です。



雄花です。



掌状複葉で、小葉の枚数は3枚です。アケビと違って、葉っぱの縁は不規則な波状の鋸歯があります。



総状花序に雌花数個と総状に小さな雄花を10数個つけます。






アケビと同じで、雌しべの柱頭には甘い液体があるようで、虫が集まってきます。

(Canon IXY DIGITAL 510IS)


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アケビ(木通)の雌花と雄花

2019-04-22 09:20:23 | 写真
アケビ。漢字で、木通、通草。アケビ科アケビ属の5つの部分からなる種。学名の属名 Akebia は日本名のラテン語形で、日本語のアケビは世界共通呼び名です。つる性の落葉低木です。秋にはどこを食べたらいいんだ?種はどうしたらいいんだ?と思う甘い実をつけます。
雌雄同株、雌雄異花でひとつの蔓から雌花と雄花に分かれて咲きます。

雌花です。棒状の雌しべ(柱頭)が6~9本放射状に広がっています。


3枚の花びら(花弁)に見えますが、ガク(がく、萼片)です。

ミツバアケビの雌花と雄花の記事です。比較してみてください。
新しいタブに表示されます。

雄花です。雄しべは6本が房状に中央に集まっています。



掌状複葉で5枚の全縁、先が丸い小葉がつきます。学名の種小名の5つの部分は小葉5枚の意味でしょう。



雌花のつぼみです。


色は白~薄紫です。

蜜のない花です。花粉の移動をどう誘っているのでしょう。



雄花は雌花よりひと回り小さく、まとまって咲いているのを見ることが出来ます。

(Canon IXY DIGITAL 510IS)


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ホタルカズラ(蛍蔓)=千葉市要保護生物指定種 ~ 千葉市緑区

2019-04-19 11:44:18 | 千葉市レッドリスト掲載生物
図書室のある住宅地の花壇に瑠璃色の星を見つけました。



ホタルカズラ。漢字で、蛍蔓。ムラサキ科ムラサキ属のオランダの植物学者ツォーリンゲルさんが命名した種で、つる性の多年草です。
他県ではレッドリストに指定されて種なので調べてみると、千葉市でもカテゴリーCの要保護生物に指定されていました。

つぼみのときは紫色、咲くと瑠璃色になります。


花の時期は茎は立ち上がり、つるの様に横には這いません。花期が終わると横に這っていくそうです。
雑木林に瑠璃色のたくさんのホタルカズラが咲いていたら神秘的でしょうね。



つっこみどころ満載の花の構造ですね。何しろ雄しべも雌しべも見えない。あの白く膨らんだ間の5つの穴と中央の穴に長いストローを持った昆虫が、ストローを挿し込むと見えないけど中にある雄しべに触れて花粉が落ちて、雄しべに囲まれた雌しべに花粉がついて受粉する。自家受粉ですね。

花の構造を調べてみると、中央にあるリング状の柱頭を持った雌しべを覆い囲うように5本の雄しべがありました。そして、穴のように見えるのは5枚の花びらが重なったしわのようなもので、独立していなくそれぞれ行き来できます。合弁花で花びらを中央ですぼめたと想像してください。

他家受粉で考えてみます。雄しべの葯は中央にある雌しべに覆いかぶさるように中央に集まってます。雄しべが邪魔をして中央からストローは挿し込めないので、外側から挿し込むようになります。このためストローは雄しべの横を抜け花びらの奥までいくので、奥にある蜜を吸うまでは花粉がつきません。ストローを抜くときは外側ではなくて中央から抜けるようになるので、雌しべのリング状の柱頭の側面、雄しべの葯という順番に触れて抜かれます。雄しべに触れたストローは花粉がついています。次の花では、花粉のついたストローを雄しべに触れることなく挿し込み蜜を吸って、抜くときに前の花の花粉がついたストローが雌しべの柱頭をこすって花粉をつけます。さらに雄しべの葯にも触るので新しい花粉がストローについて次の花にいきます。


(Canon IXY DIGITAL 510IS)


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ヒゲコスミレ(髭小菫) ~ 学名に品種(f.)がつく植物

2019-04-18 10:47:00 | 写真
ヒゲコスミレの学名は Viola japonica f. barbata です。Viola japonica はコスミレを表していて「日本のスミレ属」を意味しています。

生息環境、特徴などコスミレと同じです。


Viola japonica f. barbata に 『f.』という記号があります。forma の略字で「品種」を表します。
学名は植物個体を表すのに「属」+「種」というニ名法をとっています。Violaが「属」でスミレ属、japonicaが「種」で日本の種ということを表しています。
ところが、「ちょっと違うんだな」という植物もでてきます。野山が主な生息なのに海辺に生息している、違うのは花弁の色だけ、毛があるだけで他は同じなど、
『明らかに他の個体群と比べて差異があるが、種や変種に細分化されるほど、分類的に大きな差異ではない』
のときに、『f.』が使われます。
以前、ヤエザキハンゴンソウのときに学名の『var.』という変種の記号を説明しました。 変種とは、『個体差とは異なるレベルで違った特徴のある個体群』、のことで別の種にするほど違っていないけど、大きな差異はあるときに使われます。

Viola japonica f. barbata
では何が違うのか。
『f.』以降で表されます。
「barbata」の部分が「Viola japonica」と異なっています。
「ひげのある」ことが「コスミレ」と異なっています。ということです。
側花弁に髭(毛)がある「コスミレ」は「ヒゲコスミレ」と呼びましょう。特徴は「コスミレ」参照、と言うことです。

『f.』や『var.』がある場合、「属」+「種」を基本種または母種といいます。
ヒゲコスミレの場合、コスミレが基本種または母種です。

図鑑によってはヒゲコスミレはコスミレの中に掲載されていることもあります。これが「変種」と違うところです。「変種」の場合は「変種」の和名と写真が基本種(母種)の隣に掲載されます。
「品種」も「変種」も断りが無い場合「基本種(母種)和名」の呼び名ですべての「品種」「変種」が含まれます。オオハンゴンソウと言った場合ヤエザキハンゴンソウも含まれるのと同様に、コスミレと言ったらヒゲコスミレも含まれるということです。
コスミレ(ヒゲコスミレ)という表記があっても間違いでも勘違いでもないわけです。














側花弁に髭(毛)があります。

(Canon IXY DIGITAL 510IS)


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フキ(蕗)の綿毛

2019-04-17 10:21:11 | 写真



図書室に行く道の家の門柱横の花壇に綿毛がいっぱいで足を止めてしました。
フキの綿毛です。初めてフキの綿毛を見ました。花壇にこれだけの綿毛があると「お~」と声を出してしまいますね。



フキ。漢字で、蕗。キク科フキ属。
フキは雌雄異株なので、綿毛をつけているのは受粉を終えた雌株ということになります。

受粉後花茎を伸ばして1m近くにもなるものもあるようだけど、ここのフキは小さいです。



いろいろな綿毛があるんですね。短髪もこもこふわふわ。

(Canon IXY DIGITAL 510IS)


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公民館に五月人形が飾ってありました。

2019-04-16 11:18:22 | 千葉
お雛様が飾ってあった公民館 に五月人形が飾られていました。

本格的ですね。三段飾りです。


1段目は兜、屏風、太刀、弓。
2段目は陣笠、太鼓、軍扇、鯉のぼり、吹流し、篝火(かがりび)。
3段目は粽(ちまき)、八足台、柏餅。

兜です。左側に太刀、右側に弓、その隣に吹流しがあります。



柏餅ですね。



粽(ちまき)ですね。

(Canon IXY DIGITAL 510IS)


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