房総閑話

廉価版コンデジでどれだけ撮れる?

一人なのに、フタリシズカ(二人静)=千葉市要保護生物指定種 ~ 千葉市緑区

2019-06-04 11:19:10 | 千葉市レッドリスト掲載生物
5月の下旬キンラン、ギンラン、ハナイカダの様子を見るコースを散歩していました。
風で倒れていた奥のキンランに添え木をしていたのでちょっと心配でしたが、ちゃんと立っていました。次はハナイカダ、実は膨らんでいるかな。舗装なのに苔が生えている坂道を注意しながら下って・・・・・ え~~~~~ フ・タ・リ・シ・ズ・カ~~~~~
キンランがいた雑木林を抜けたところにヤマユリ、そこから東側に下っていくとヒトリシズカ、西側に下るとフタリシズカ、その先にニガクサ、そのちょっと先にギンラン。キンランのいた雑木林にはアオイトトンボ。千葉市レッドリスト掲載種がこんなに。なんかすごい場所です。

フタリシズカ。漢字で、二人静。センリョウ科チャラン属の鋸歯のある種です。
千葉市レッドリストにカテゴリーC、要保護生物として掲載されています。

ヒトリシズカ同様に葉っぱは4枚だけ。



ヒトリシズカよりかなり大きいです。



図鑑では2本あるのに1本。



赤い実で知られているセンリョウの花を見たことがありますか。自分は写真でしかありませんが、じつに変わっています。ガクも花びらもありません。緑色のまん丸の雌しべの横に円柱型のような雄しべが1個雌しべにくっついています。雌しべにはまん丸の表面に四角い台の柱頭、雄しべには向かい合わせで2つの葯があるだけです。
そういう変わったガクも花びらもなく雌しべと雄しべだけの花が、センリョウ目センリョウ科です。
センリョウ目は単子葉類植物でも双子葉類植物でもありません。進化の枝分かれで単子葉類植物が出現する前に分かれたグループの植物です。ちなみに双子葉類植物は単子葉類植物が出現してから出現したグループなので双子葉類植物のほうが新しい植物グループといえそうです。と言っても、被子植物の進化は白亜紀(1億4500万年~6600万年前、恐竜の時代)のバレミアン期(1億2940万年~1億2500万年前)に爆発的に進化したようですので、400万年の差しかないです。カンブリア紀が生物の進化の実験室なら、バレミアン期は被子植物の進化の実験室のようです。

フタリシズカもセンリョウ科なので単子葉・双子葉の花の枠を取っ払って見てください。
茎のような花柄のような棒の両脇に白いのがついています。これが花です。
フタリシズカは白い花びらなんだね。  残念。違います。
センリョウ科はガクも花びらもないんです。それでは白いのは何?
雄しべです。それも3本。手のように見えますよね。
この白い雄しべの中に雄しべの葯と雌しべがあります。雌しべの上のほうに柱頭、花柄の付け根の部分に子房があります。

写真で下から2つ目の花の中に緑色の透き通った丸いものがわかりますか?これが雌しべです。



写真で上から2つ目の花の中の緑色の透き通った丸いのが雌しべで、雌しべの上の部分の濃い緑色の部分が柱頭です。


手を握った形をすると分かりやすいのですが、握ったときに手の甲の方から見える指が写真で見えている白い花で雄しべです。握ったときに手のひらの方から見える爪が雄しべの葯です。葯は中に折り返しているような形です。ですから、見えている白いのは正確には雄しべの花糸と呼ばれる器官です(おしべの葯より下側を花糸といいます。おしべ=葯+花糸です)。

花の付け根のちょっと膨らんでいるところが子房です。

(Canon IXY DIGITAL 510IS)


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ギンラン(銀蘭)=千葉市最重要保護生物指定種 ~ 千葉市緑区

2019-05-25 11:21:56 | 千葉市レッドリスト掲載生物
5月の連休、ハナイカダの雌花の写真を撮りに行きました。その帰り、ハナイカダから20mくらいのところの切り通しの崖の土留めに小さな白い花がありました。
こんなところにギンラン?立ち止まって見入ってしました。
まさかのギンランです。

本当にひっそりと咲いていました。



ギンラン。漢字で銀蘭。ラン科キンラン属の直立した種です。
キンラン同様に菌従属栄養植物ですが、菌の依存度はキンランより高いそうです。
ちょっと菌依存栄養植物の説明します。
キンラン、ギンランは100%の菌依存ではないので、光合成からも栄養を作っています。菌はキンラン、ギンランの光合成で作られた栄養の一部をもらって、キンラン、ギンランは菌から栄養をもらっています。搾取しているわけではなく共生しています。
植物は地上部が枯れてしまっても翌年以降に芽を出す可能性があります。枯れてしまっている状態を「地上器官休眠または休眠」と呼びますが、ほとんど植物の休眠後の生存率は低いのですがキンラン、ギンランの休眠後の生存率は高いそうです。菌から栄養を補っているからです。
ですから、採取して自宅で育てようとしても、光合成で作れる栄養だけなので生存は数年だそうです。採取しないで毎年楽しみにしながら見守って欲しいものです。




来年も咲くといいな。

(Canon IXY DIGITAL 510IS)(2019年5月6日撮影)


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キンラン(金蘭)=千葉市最重要保護生物指定種 ~ 千葉市緑区

2019-05-23 10:08:51 | 千葉市レッドリスト掲載生物
東西の都川に挟まれた下総台地の南端部に位置するこの雑木林は、千葉市では貴重な自生する生物の発見があります。
倒れた木のその後を見に雑木林の林道を進んで行くと黄色い花が目に付きました。

2株の黄色い花がありました。写真では手前と奥にあります。



近くによってびっくり。キンランです。

キンラン。漢字で、金蘭。ラン科キンラン属の小さな鎌の形をした種。
千葉市レッドリストで、カテゴリーA・最重要保護生物に指定されています。

手前のキンラン。


ラン科は菌従属栄養食物ですが、キンランは栄養のおよそ半分を菌に依存しています。そのため、長期の保存には菌根菌と菌根菌を持っている樹木もいっしょに保存する必要があるそうです。

奥のキンラン。



この可愛い黄色の花を毎年見るためには、この山の保全が大切なんですね。

(Canon IXY DIGITAL 510IS)(2019年5月6日撮影)

2018年に見かけたキンランは今年は見ることは出来なかったのは残念です。しかし別の場所で今年新たに見つけることが出来たのはうれしいです。

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シュンラン(春蘭)2019=千葉市重要保護生物指定種 ~ 千葉市緑区

2019-05-15 10:37:33 | 千葉市レッドリスト掲載生物
「ボクはシュンランです。よろしくです」



シュンラン。漢字で、春蘭。別名、じじばば。ラン科シュンラン属で種小名は19世紀のドイツの化学者・植物学者ゲーリングさんの名前がついています。

2018年に4個くらい咲いているの見つけたときはうれしかったですが、2019年はなんと14個も咲きました。まったく手入れしていないのにいっぱい咲いたのでびっくりです。

小さいプランタにたくさんのシュンラン。



ラン科特有の栄養源を光合成以外に菌類からも得ているので、栄養源不足かも。

長い葉がシュンランの葉です。



別名の「じじばば」の由来は大小2つ仲良く咲くので、その姿が仲のいいおじいさん、おばあさんのように見えることからだそうです。

カップルで咲く仲良し。



「おにいちゃんといっしょです」

(Canon IXY DIGITAL 510IS)(2019年3月10日撮影)


2018年のシュンランの記事 もよろしかったらご覧ください。

細い葉はヒメヤブランの葉です。2019年は咲くかな。

2018年のシュンランの葉の影にヒメヤブランの記事 もよかったら覗いてください。


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ツルカノコソウ(蔓鹿の子草)=千葉市要保護生物指定種 ~ 千葉市緑区

2019-05-06 10:56:22 | 千葉市レッドリスト掲載生物
どこにでもあるけど自分はまだ名前を知らない。そういう植物の名前は調べるとわりと早くわかります。そのような植物の写真を撮っているつもりなんだけど、中には何度も図書館やネットの図鑑を調べてみるけど、なかなかわかりません。わかったときはすごくうれしいです。
この植物は名前がわかるまでに10日もかかってしまいました。

ツルカノコソウ。漢字で、蔓鹿の子草。別名、ヤマオミナエシ(山女郎花)。オミナエシ科カノコソウ属のはなはだ軟弱な種。ロシアの植物学者カール・ヨハン・マキシモヴィッチさんが命名しました。学名の最後に、「Maxim.」と表記されていればこの先生が名付け親です。

千葉市2004年版レッドリストにカテゴリーC・要保護生物の指定種として記載されています。

湿気の多そうな日陰の雑木林の林縁に白い小さな花をたくさんつけて咲いていました。


花は散房花序。
散房花序とは正確には散房状の集散花序で、花は皿状に並びます。植物学のわかりにくいたとえです。皿状とは同一平面状ということです。ひとつひとつは小さい花ですが、見た目大きな花に見えます。茎の下の方から咲いている花は同一平面で咲くので花柄は長くなります。茎の上の方の花は花柄は短いわけですね。







花びら(花冠)は漏斗形です。





カノコソウは薬草ですがツルカノコソウはそうではないようです。
ぱっと見るとなんでツルなの?と思います。ところがよく下を見ると、根っこのようなツルが四方に伸びています。


(2019年4月19日撮影)

冠毛は枝別けれして羽状になります。
冠毛とはタンポポの綿毛のことです。ガクが変化したものだそうです。
冠毛は初めはくるくるもとまっていて、時間と共に開いていきます。

冠毛を写真に納めたくて撮りに行きました。
どうでしょう?わかりますか。



冠毛の羽状の神秘さが伝わればいいのですが。




(2019年5月3日撮影)
(Canon IXY DIGITAL 510IS)


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ヒトリシズカ(一人静)=千葉市要保護生物指定種 ~ 千葉市緑区

2019-04-26 17:00:49 | 千葉市レッドリスト掲載生物
キンラン(千葉市最重要保護生物指定種)を探して雑木林の林道を下って行くと都川に出ました。あと1kmも行かないで都川の最上流になる場所です。目の前の田んぼは水を入れ始めたばかりなのか乾いた土から湿った土に色を変え、ところどころに水溜りを作っています。いくつもの水溜りが合わさって田んぼに水が溜まり、田植えの季節を迎えます。
田んぼと都川を渡ると林道は西に90度折れ上り坂になります。林道の南側は切り立った斜面、北側は徐々に下に見える都川です。南側が斜面なので北斜面で直接日が当たりません。ウラシマソウがあっちこっちに。なんでウラシマソウは2種類の本葉の出方があるんだろうなどと考えながら斜面を見ながら歩いていると、白い色が目を横切りました。斜面に近づいてよく見るとブラシのような花です。ヒトリシズカです。




キンランが見つけれなかったことも疲れも忘れてしまいました。

ヒトリシズカ。漢字で、一人静。センリョウ科で日本のチャラン属の種(学名の種小名が「日本の」です)。



横に這う地下茎を根茎と呼びます。ヒトリシズカは根茎で、根茎から数本から十数本の茎が直立します。

数本から十数本のグループで群生をつくります。あたり一面という群生にはならないそうです。



あらら。「4枚しかない葉っぱなんだよ。食べ過ぎないでね」


ヒトリシズカは花びらもガクもありません。
花びらのように見えるのは花糸です。花糸とは雄しべの葯の付いていない部分です。雄しべの方がわかり易いですね。
雄しべは3本でひと組になっていて茎についている部分で合着しています。3本の雄しべの外側の雄しべの茎とくっついている部分に黄色い葯があります。
雌しべは3本の雄しべの真ん中の上側に緑色の子房から1本出ています。

ブラシの毛のように見えたのは雄しべです。



黄色い葯が見えます。花粉があるところです。



3本の雄しべの真ん中の上側に突出した器官があります。わかりますか。


ガクも花びらも雄しべも雌しべもすべて葉から作られたものです。
あるとき、「ガクも花びらも雄しべや雌しべを守るもの。花びら作るの面倒だから葉っぱで守ってもいいよね。ガクも作るの面倒だから最初から葉っぱでくるんであげるから、いいよね」
ヒトリシズカは進化の神様に言い包められてしまったのでした。
ガクも花びらもないことから、ガクと花びらが葉から作られる前に進化から分かれた古い植物と考えられていました。しかし遺伝子情報の解析で、ヒトリシズカは被子植物では早い段階で分かれたけど、そのときはガクも花びらもあったことがわかっています。何らかの要因による進化でガクと花びらをなくしたようです。初めからガクも花びらもなかったわけでなく、退行的進化をしたようです。
まあ、生育環境を見ても花びらをなくして4枚の葉っぱだけにした方が生活エネルギーの省エネになったのでしょう。近くに生育しているウラシマソウは2枚の葉っぱだけですから。

4枚の葉に包まっている雄しべと雌しべです。



奥から葉っぱ開いてきているのがわかりますか。


葉の付き方は2枚の対生で、対生同士があまりのも近いため輪生に見えます。このように輪生に見える葉の付き方を「偽輪生(ぎりんせい)」と呼びます。

緑色の光沢ある葉は対生で、鋸歯があり、鋸歯の先は尖っている場合もあります。

(Canon IXY DIGITAL 510IS)


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ホタルカズラ(蛍蔓)=千葉市要保護生物指定種 ~ 千葉市緑区

2019-04-19 11:44:18 | 千葉市レッドリスト掲載生物
図書室のある住宅地の花壇に瑠璃色の星を見つけました。



ホタルカズラ。漢字で、蛍蔓。ムラサキ科ムラサキ属のオランダの植物学者ツォーリンゲルさんが命名した種で、つる性の多年草です。
他県ではレッドリストに指定されて種なので調べてみると、千葉市でもカテゴリーCの要保護生物に指定されていました。

つぼみのときは紫色、咲くと瑠璃色になります。


花の時期は茎は立ち上がり、つるの様に横には這いません。花期が終わると横に這っていくそうです。
雑木林に瑠璃色のたくさんのホタルカズラが咲いていたら神秘的でしょうね。



つっこみどころ満載の花の構造ですね。何しろ雄しべも雌しべも見えない。あの白く膨らんだ間の5つの穴と中央の穴に長いストローを持った昆虫が、ストローを挿し込むと見えないけど中にある雄しべに触れて花粉が落ちて、雄しべに囲まれた雌しべに花粉がついて受粉する。自家受粉ですね。

花の構造を調べてみると、中央にあるリング状の柱頭を持った雌しべを覆い囲うように5本の雄しべがありました。そして、穴のように見えるのは5枚の花びらが重なったしわのようなもので、独立していなくそれぞれ行き来できます。合弁花で花びらを中央ですぼめたと想像してください。

他家受粉で考えてみます。雄しべの葯は中央にある雌しべに覆いかぶさるように中央に集まってます。雄しべが邪魔をして中央からストローは挿し込めないので、外側から挿し込むようになります。このためストローは雄しべの横を抜け花びらの奥までいくので、奥にある蜜を吸うまでは花粉がつきません。ストローを抜くときは外側ではなくて中央から抜けるようになるので、雌しべのリング状の柱頭の側面、雄しべの葯という順番に触れて抜かれます。雄しべに触れたストローは花粉がついています。次の花では、花粉のついたストローを雄しべに触れることなく挿し込み蜜を吸って、抜くときに前の花の花粉がついたストローが雌しべの柱頭をこすって花粉をつけます。さらに雄しべの葯にも触るので新しい花粉がストローについて次の花にいきます。


(Canon IXY DIGITAL 510IS)


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フユノハナワラビ(冬の花蕨)=千葉市要保護生物指定種 ~ 千葉市緑区

2018-11-01 11:06:09 | 千葉市レッドリスト掲載生物
父親がサツキの盆栽に凝っていて、その父親が亡くなってサツキを継いだのだが、家の引越しやらなにやらでサツキの面倒を見られなくなり、父親の友人に相談したら形の良いものやちょっと珍しいものは引き受けてくれることになったが、幾鉢かは残ってしまった。その残った鉢のサツキはどうなったのかは忘れてしまったが鉢だけは残っていて、気がついたときにはコケなのかシダなのかわからないものが生えていた。
そのコケなのかシダなのかわからない鉢から、ニョキと何かが生えてきた。

フユノハナワラビ。漢字で、冬の花蕨。ハナヤスリ科ハナワラビ属の在来種。夏は枯れる冬緑性シダ植物。器官は栄養葉と胞子葉のふたつに分かれているが、種子植物の葉と花をイメージするとわかりやすいかもしれない。

ニョキと直立しているのが胞子葉。花のように見える蕨で、冬になると見られることから、冬の花蕨。

鉢からニョキ。



丸いのが胞子嚢。





千葉市には1200種前後の維管束植物が生息しています。千葉市レッドリストに登録されている、カテゴリーX:消息不明・絶滅植物50種、カテゴリーA:最重要保護生物112種、カテゴリーB:重要保護生物75種、カテゴリーC:要保護生物53種。
維管束植物はシダ植物と種子植物に分類されていますが、シダ植物はカテゴリーX:16種、カテゴリーA:25種、カテゴリーB:10種、カテゴリーC:3種が指定登録されています。
フユノハナワラビはカテゴリーCの要保護生物3種のなかのひとつです。ナツノハナワラビ(夏の花蕨)はカテゴリーBの重要保護生物に指定されています。夏も冬も共にレッドリストに載っている生物なので野草として自生している姿は千葉では見られません。

全草薬草。煎じて飲むとなにやら効くらしい。

(Canon IXY DIGITAL 510IS)


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ホトトギス(杜鵑草)=千葉市重要保護生物指定種 ~ 千葉市緑区

2018-10-28 10:07:01 | 千葉市レッドリスト掲載生物
園芸種ではないホトトギスです。
ホトトギス。漢字で杜鵑草。鳥のホトトギスと区別をつけるために最後に草をつけるようです。ユリ科ホトトギス属。千葉市では重要保護生物に指定されています。雑木林では見かけることはほとんどありません。
この写真のホトトギスは、散歩の途中で見かけた花壇に咲いていたもので自生種とはちょっと違います。



園芸種はタイワンホトトギスを親に持ったホトトギスで、花が枝分かれをしてたくさんさくのですが園芸種ではないホトトギスは花は枝分かれしないでひとつしか咲きません。葉っぱの付け根に整然と咲くのできれいに見えます。





(Canon IXY DIGITAL 510IS)


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ツリガネニンジン(釣鐘人参)=千葉市重要保護生物指定種 ~ 千葉市緑区

2018-08-28 09:45:21 | 千葉市レッドリスト掲載生物
この植物の同定にちょっと時間がかかりました。
キキョウ科の花ということはすぐにわかったのですが、花の付き方、葉の形状や付き方を調べていくとわからなくなってしまいました。
最初は、ソバナと断定。その時ツリガネニンジンも候補でしたが、花の付き方がなんとなく納得できない。でもソバナがこんなところに?と花の膨らみ方も少し違うようでした。

次はフクシマシャジン。ほぼ決まりと思いブログを書こうともう一度調べてみると、「がく」の形状が違うのです。フクシマシャジンの「がく」は太いんです。この花の「がく」は針状に細いです。そこで、花の付き方や葉の付き方を無視して「がく」で調べてみました。

そこから行き着いた?いや戻ってきたのがツリガネニンジンでした。
よく調べるとツリガネニンジンは変異が大きく、葉も3枚の輪生でなく4枚、5枚の輪生も見られ、花の付き方もきれいに花序がわかるものから花序が乱れているものもあることがわかりました。植物の断定は難しいですね。

ツリガネニンジン。漢字で釣鐘人参。キキョウ科ツリガネニンジン属の多年草。
千葉市レッドリストのカテゴリーB、重要保護生物に指定されていました。

全草、薬草だそうです。



雌しべは熟成すると先が3つに裂ける。自家受粉を防ぐためですね。



「がく」が細いです。



まわりをみても、ツリガネニンジンはこのひと株だけ。



自家受粉しないシステムの植物にはひと株しかないというのはどうなんだろう。

時間差で長いあいだ次から次へ咲いて種を落として、この場所で生息して欲しいです。



いったい、鳥はこの種をどこで食べたんだろう。

(Canon IXY DIGITAL 510IS)


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