房総閑話

廉価版コンデジでどれだけ撮れる?

ガガイモの綿毛

2020-01-27 10:58:51 | 写真
夏、ガガイモの花はヘクソカズラの横に咲いているのをよく見かけます。
ところが実はというと除草作業が行き届いているせいか見ることが出来ませんでしたが、やっと見ることが出来ました。
ガガイモの実は、乾燥した薄い果皮が特定の場所で裂ける『裂開果』の中の、雌しべが1つの『袋果(たいか)』と呼ばれる紡錘形の袋状の実がつきます。マメ科と同じです。
熟した袋果は内縫線から裂けて中に綿毛をつけた種が並んでいて、裂け目から飛び出した綿毛が風の力で飛んでいきます。ガガイモの綿毛は種髪と呼ばれています。

裂け目から飛び出した種髪。実は思ったより大きいです。



ガガイモ。漢字で、蘿藦。別名は鏡芋。学名はAPG体系で、『キョウチクトウ科イケマ属の小さく嘴のある種』です。
見つけたこの場所にはガガイモの実が5つありました。

種髪は細いようでキラキラ輝いています。


種はきれいに並んでいて、種からたくさんの毛が生えています。この毛が種髪です。






種が全部飛んで空になった袋果です。



海の向こうからガガイモの実の船に乗った神がきました。オオクニヌシはどこの神かわからず、知っているものはいないかと尋ねると、オモイカネが知っていて「その神はスクナビコナです」といいました。海の向こうから来た神にスクナビコナかと尋ねるとその神は「カミムスビノカミの命でオオクニヌシの国をつくる手伝いにきました」といいました。オオクニヌシは喜びいっしょに国をつくったのでした。
スクナビコナは医療・薬の神、酒造・酒の神で知られています。

こんな感じでスクナビコナの神はガガイモの実、天乃羅摩船(アメノカガミノフネ)に乗って海の向こうからきたのかな。

(Canon IXY DIGITAL 510IS)(2020年1月21日撮影)






(Canon IXY DIGITAL 510IS)(2020年1月31日撮影)

ガガイモの花の記事 「ガガイモの花 ~ 自家受粉防止策に驚く」


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