房総閑話

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ヤエザキニホンズイセン(八重咲き日本水仙)

2019-04-27 11:12:41 | 写真
図書室のある公民館のまわりの花壇に八重のスイセンが咲いていました。

ヤエザキニホンズイセン。漢字で、八重咲き日本水仙。二ホンズイセンはヒガンバナ科スイセン属の小皿を持った種(スイセンのこと)の中国産の変種です、スイセンを基本種(母種)とした変種といういことです。ヤエザキニホンズイセンは個体群と生息していなく、二ホンズイセンの個体群の中で変異を起こした個体で個体群として独立して生息していないので学名が付くまでには至っていないようです。

二ホンズイセンは星型の花びらの中央に黄色い冠を持ったスイセンです。この黄色い冠を副花冠と言って、種小名の小皿に形容されているんですね。
二ホンズイセンは他のスイセン同様に、花びらはガクの外花被片3枚、花びらの内花被片3枚です。雌しべは1本、雄しべは6本。
副花冠は雄しべが変化したものだそうです。どうした雄しべ?って感じですね。植物は不思議だらけですね。



さらに副花冠が変化して八重になったそうです。副花冠は雄しべが変化した器官なので、八重の花びらも元をたどれば雄しべだったんですね。雄しべは自分が持っている花粉をより効率よく移動させたいためにいろいろな形の花びらに変化したのでしょうね。
学名のラテン語の名詞、形容詞には男性形、女性形、中性形があります。ほとんどの植物は女性形ですが、スイセンは男性形です。これだけ雄しべが頑張っていれば男性形かなって納得できますね。

しかし、八重咲きの日本水仙は清楚で華やかさを持った宝塚歌劇団のようです。
見ているのは男性だけど本当は女性なのでしょう。



八重桜も雄しべが花弁化して八重になったようです。

(Canon IXY DIGITAL 510IS)


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