房総閑話

廉価版コンデジでどれだけ撮れる?

雨上がりのシロバナヒガンバナ(白花彼岸花)

2018-09-16 09:48:13 | 写真

(Canon IXY DIGITAL 510IS)

シロバナヒガンバナ(シロバナマンジュシャゲ)はヒガンバナの花の白いものと思ってきました。つまり、ヒガンバナの白い花をシロバナヒガンバナと呼んでいると。違っていました。白い花のヒガンバナなんですね。
「ヒガンバナの白い花」と「白い花のヒガンバナ」。同じことを言ってるようでぜんぜん違っています。「ヒガンバナの白い花」だと、この白い花はヒガンバナです。「白い花のヒガンバナ」だと、この花はヒガンバナの姿をした白い花です。
シロバナヒガンバナとヒガンバナは似ているけど違うようです。

違うのは、自然界では有色の花は白色には変異しない(調べていて初めて知りました)ので白い花びらのヒガンバナは存在しない。さらに決定的なのは、シロバナヒガンバナもヒガンバナも種を作ることが出来ないので遺伝子の変化が起こらない。つまりひとつの株のヒガンバナが、生育していく過程で花の色が白くはならないということです。

似ているのは、親子だからです。シロバナヒガンバナのもうひとりの親はショウキズイセンでヒガンバナとははとこ同士。近くにいてそれぞれ気になっていて自然に結ばれた二人ですが、こどもをつくることが出来ないヒガンバナのそれこそ悲願の末生まれたのがシロバナヒガンバナ。神は赤でもない黄色でもない白い子どもをつくったのです。自然てすごいですね。

シロバナヒガンバナの見方が変わりました。


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