房総閑話

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マルバスミレ ~ 伊藤圭介博士に捧げるスミレ

2018-06-28 10:20:52 | 写真
サクラ咲く季節の雑木林の足元のあっちこっちにスミレが咲いて、踏まないように歩くのが大変です。
下を見ながらスミレを避けながら歩いて通り過ぎて振り返る。ちょっと見かけない白いスミレ。葉が丸い。

調べてみると、マルバスミレ。漢字で丸葉菫。ミヤマスミレ類のスミレです。
学名は Viola keiskei 。Viola はヴァイオレットのことでスミレを意味しています。keiskei は Keisuke.I で伊藤圭介博士の名前です。伊藤圭介博士の業績を称えて献名された植物です。伊藤圭介博士に捧げるスミレという意味です。
伊藤圭介博士は19世紀をフルに活躍した理学博士で、雄しべとか雌しべとか花粉とかの植物用語を作られた先生です。ちょんまげをした現地人が、ドイツ語を理解しようと一生懸命になって勉強して、とうとう日本の植物図鑑を翻訳刊行してしまう、1829年のことです。明治維新より40年近く前のことです。

マルバスミレは写真に写っているだけでした。



白いスミレもいいものですね。

(Canon IXY DIGITAL 510IS)(2018年3月31日撮影)


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