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ゆるキャン△の聖地を行く7 その8  延命の湯から霧ヶ峰へ

2019年06月05日 | ゆるキャン△

 「高岡和食処」を出て、八ヶ岳の南麓のリゾート地帯を10分余り走り、上図の「スパティオ小淵沢」に行きました。

 

 「道の駅こぶちさわ」の敷地を含めた多目的公園のような施設です。家族連れが沢山来ていて、子供たちがけっこう走り回っていました。何かのイベントでもあったのでしょうか。

 

 「道の駅こぶちさわ」の駐車場から、隣の「スパティオ小淵沢」へと移動しました。

 

 「スパティオ小淵沢」の施設全景です。温泉施設を併設する宿泊施設です。実は、ここを今回の巡礼旅行の宿泊予定候補に入れてあったのですが、計画したルートの移動距離および見学スポットの位置関係から、北杜市エリアに泊まるのはちょっと無理があったため、とりあえず見学のみの場所にしたものです。

 

 この施設内にある温泉に志摩リンが立ち寄っているのでした。まったく同じ外観で描写されています。

 

 志摩リンが入った温泉の元ネタ、「延命の湯」です。宿泊客だけでなく、日帰り立ち寄りの利用も出来ます。今回は見学のみでしたが、いつか機会があれば、泊まって、ゆっくり湯煙の中で過ごしたいものです。
 「スパティオ小淵沢」の公式サイトはこちら
 

 とりあえず、「スパティオ小淵沢」を背景にして記念の自撮り。

 

 さて、ここからが今回の巡礼旅行において一番の要注意コースとなりました。御覧のような残雪も白く広がる中を、霧ヶ峰高原に向かいました。志摩リンがビーノで走ったルートもたどりつつ、北へ進みました。

 

 途中の児童公園の駐車場にて一休みした際に、私の車のナンバーを見た隣の車の老夫婦に「関西からお越しですか」と声をかけられたのがきっかけで、少し話をしました。長野県岡谷市の方でしたので、霧ヶ峰への行き方、および今日は行けるのかどうかを教えてもらいました。

 聞けば、数日前まで季節外れの寒波が来て雪も沢山降り積もった、霧ヶ峰はもちろん通行止めになった、一昨日ぐらいからビーナスラインの除雪にかかったらしいが、昨日も諏訪の立石から登っていた車もけっこうあったから、今日はたぶん行けると思う、との話でした。

 それを聞いて少し安堵しましたが、なにしろ季節はずれの大雪で気温も低いと聞いているので、路面凍結とかが心配でした。なにしろ車のタイヤはノーマルのままでしたから、下手すると霧ヶ峰は駄目かもしれない、危険なら止めよう、と考えていました。

 

  そのことを言うと、老紳士は「そりゃ、あなたの判断が正しい。いくら快晴で気温が高い、言っても霧ヶ峰はまた別な気候がある。地元民は少なくともGWが終わるまでは霧ヶ峰には登らないのが普通なのだよ」と言いました。
「えっ、GWが終わるまで、ですか」
「左様、5月の上旬でも山の方はまだ冬だからの」
「・・・・・」
「でも、あなた、折角関西からはるばる来られたわけだ。白樺湖あたりまでは普通に行けるはずだから、そこまでは行ってみてはどうかな。そこで道路の状況を見て判断されるのも手だろうな」
「なるほど・・・、ではそうしてみます」
「気をお付けなされ、安全にな」
「有難うございます」

 

 ということで、更に20分ほど走って、白樺湖まで登りました。天気が良かったせいか、前にも後ろにも車の列が続き、大半が長野県とは別の県のナンバーばかりでした。明らかに私と同じような観光客でした。

 

 白樺湖からのビーナスラインは、御覧の通りきれいに除雪されていて、ノーマルタイヤの車がかなり走っていましたが、私は慎重に考えて途中のパーキングに車を停め、外に出ました。

 

 白樺湖方面の景色です。これで4月なのか、と思うほどの雪景色でした。おまけに寒いのでした。

 

 しばらくして、パーキングに一台のタクシーが入ってきて、運転手が休憩の一服をしていました。細長い煙がサッと白樺湖への下ろし風に流されていきました。
 そのタクシーの社名表示を見て、諏訪市のタクシー会社であるのを確かめた上で、挨拶して話しかけ、霧ヶ峰高原ビーナスラインは、今日はノーマルタイヤでも走れますか、と訊ねてみました。相手はあっさりと「うん、大丈夫よ」と答えてくれました。

「三日前まではものすごい大雪で話にならんかったけども、昨日から解除になって普通に走れるよ。ウチもこのまま走って諏訪に降りるからね。ただ、除雪がやってあるのは道路と、駐車場の一部だけだから」
「諏訪の立石公園まで行けますか?」
「行ける行ける、道はそれ一本しかねえもん。登りは大変だけど、こっちから行けば降りるから楽だね。でもカーブきついのが多いんだ。気をつけてな」
「どうも有難うございました」

 

 というわけで、この日の霧ヶ峰ビーナスラインは走れることが分かりました。最悪の場合は中止しようと覚悟していただけに、ちょっと拍子抜けもしたのですが、しかし、いざ走ってみると、除雪が路側までやってあるところは少なく、どうしてもセンターラインを踏みつつ進む形になりがちでした。対向車がまったく無かったのが幸いでした。

 

 既に標高は1900メートルを超えた筈でした。車山の辺りのパーキングに車を停めて外に出ると、寒さがより強くなっていました。

 

 ですが、景色は御覧の通りでした。志摩リンも見ていない、私も初めて見る霧ヶ峰高原の雪景色でした。
 数日前に寒波襲来と大雪のニュースを見た時はどうしようかと迷い、計画の変更を考えましたが、既に宿を手配した後だったので、最初の計画のままで実施に至りましたが、この日の霧ヶ峰ルートも、結局のところ予定通りに走る事が出来ました。一昨日までは通行止めだったそうなので、タイミング的には良かったのでしょう。  (続く)

 


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