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「ゆるキャン△」聖地巡礼(車利用)覚え書き 2019年4月版

2019年04月27日 | ゆるキャン△

 

 2019年春現在、人気アニメの一つに成長して既に第2期および劇場版の製作が決まっている「ゆるキャン△」、舞台となっている山梨県も官民を挙げてこれを応援しています。既に各地で多くの関連イベントや関連商品が出され、スタンプラリーや巡礼コースも幾つか定着してゆきつつありますので、ファンの聖地巡礼行動も、既に回を重ねるパターンが多くなってきているようです。
 私もその一人であり、最近は4月中旬に二度目のマイカー巡礼を楽しんでまいりました。以前のレンタカー利用も含めますと、これが車での巡礼行動としては5度目になります。それで、ある程度、車利用での聖地巡礼の全体像が掴めるようになっています。

 そこで、今回は、これまでの車利用による「ゆるキャン△」聖地巡礼の経験と教訓をふまえて、車利用での聖地巡礼の場合の基本情報群を、自身の忘備録を兼ねてまとめてみました。既に去年2018年の3月に電車利用での聖地巡礼の場合の基本情報群をまとめており、それに続く2弾と位置づけます。
 ただ、個人の経験則によるまとめですので、内容にズレや間違いがあるかもしれませんが、御指摘いただければ、その都度直してゆきたいと思いますし、今後の巡礼活動にて得られた知見も順次反映させてゆく積りでおります。同好同趣の皆様、どうぞ宜しくお願い致します。
 なお、自身は関西在住ですので、巡礼の起点は大阪または京都としており、それに沿っての巡礼基本情報群をまとめる形になります。御了承下さい。


1 車利用のスタート地点について
 「ゆるキャン△」の聖地を車利用で回る場合、主な対象路線は高速道路になります。近隣の方は別でしょうが、首都圏からの巡礼者でも高速道路を利用しているケースが多いようです。一般道でも行けないことは無いのですが、アクセスに時間がかかるので敬遠されがちなのでしょう。

 私自身は関西から行きますので、距離的に一般道の利用は無理があります。高速道路利用でも片道数時間かかります。したがって、名神および新名神高速から東名または新東名高速を経て南から回るか、中央道経由で北から回って中部横断道に至るか、のいずれかになります。
 2019年4月現在、聖地の中心エリアである身延町域を南北に通る中部横断自動車道の建設が進んでおり、北は下部温泉早川、南は富沢までが開通しています。全線開通まではまだ少し歳月がかかりますが、現状でも聖地巡礼にとっては有利な状態になってきています。

 とりあえず、エリア別にスタート地点の目安となる高速道路インターチェンジをまとめてみました。まず身延エリアでは、前述の中部横断自動車道の下部温泉早川および富沢の両インターが起点となります。富士山エリアでは東名高速の富士および御殿場、新東名高速の新富士、中央道の富士吉田および山中湖の各インターが起点となります。
 北杜エリアにおいては、中央道の小淵沢および長坂インター、諏訪エリアにおいては中央道の諏訪および岡谷インターが起点となります。駒ヶ根エリアでは中央道の駒ヶ根インター一択です。

 なお静岡エリアでは浜松や三ヶ日、磐田の各インターが起点ですが、個人的には浜松エリアの一部を巡ったのみで、まだ全部を回っておりません。今後はアニメ2期にて伊豆方面までが登場すると見込まれるため、静岡エリアについては今回は保留とし、アニメ2期の放送後に改めてまとめる予定です。


2 聖地エリアでのルートについて
 高速道路利用での各起点をインターチェンジとしましたが、それ以後は一般道利用になります。どこでもある程度絞られる傾向があり、地域によっては国道が1本しかないのでそれしか選択肢が無い場合も少なくありません。主な聖地エリアにおけるルートを紹介しましょう。

 まず、最もシンプルなのが富士山エリアです。西麓から北麓へは国道139号線が周り、東麓の富士吉田で138号線に連絡します。これが唯一の路線であり、山中湖エリアから河口湖方面、西麓のふもとっぱら、朝霧高原などの各キャンプ場などへはこのルートしかありません。また本栖湖へは国道300号線「本栖みち」を利用し、そのまま甲州いろは坂を経て身延エリアへも行けます。

 身延エリアでは、富士川の西を南北に通る国道52号線が基幹ルートになります。そして南部町の内船駅前から身延駅前のしょうにん通りを経て下部温泉郷、甲斐常葉、甲斐岩間までの範囲においては、富士川の東を通る県道9号線も有効なルートです。甲斐岩間から甲斐常葉までの山越えルートを除けば、県道9号線のほうが渋滞も少ない快走路です。なお四尾連湖へは、県道9号線から連絡路へ入る形になります。

 北杜エリアにおいては中央道の西側を併走する県道17号線が基幹ルートになりますが、聖地は全て中央道の東側に点在しますので、小淵沢と長坂の間でお好みのルートをナビなどで検索しながら行ったほうが早道です。八ヶ岳の南麓の高原地帯を回る形になりますので、県道11号線も使えるでしょう。

 長野県の諏訪エリアは、国道20号線一択です。これを経て高ボッチ高原、片倉館、高島城へ行けますし、霧ヶ峰高原へは茅野から分かれる国道152号線を利用し、白樺湖から県道40号線ビーナスラインに入ります。県道40号線ビーナスラインは、諏訪市街からも行けますが、急カーブの連続で高低差もあり、登るのはキツイので、復路として利用したほうが良いでしょう。また杖突峠へは国道152号線で行けます。
 駒ヶ根エリアでは、県道75号線が基幹となります。光前寺、早太郎温泉へ行けます。陣馬形山キャンプ場へは、東の国道153号線から山道へ進むか、西の県道210号線から回り込むかの二択になりますが、地元民の話によれば、後者のルートが比較的整備されていて行きやすいそうです。


3 車でしか行けない聖地エリア
 周知のように、「ゆるキャン△」の聖地の何割かは志摩リンが原付ビーノで行くか、各務原姉妹が車で行ってるかのいずれかに当たり、基本的に車またはバイクでないと行けない場所が殆どです。バスが運行されているところもあるにはありますが、運行本数も少なく、時間的制約も大きいです。

 最も行きにくいのは早川町域でしょう。赤沢宿、雨畑湖、奈良田温泉など、志摩リンが回った場所は全て相当します。富士山エリアでも、キャンプ場関連は車でないと難しいです。身延エリアでも、志摩リンの自宅の場所とか、本栖湖浩庵、スタンプラリーの場所になっている「なかとみ和紙の里」などが車でないとなかなか行けません。四尾連湖や夜叉神峠、北杜エリアも同様です。
 これらのうち、山の中を進むルートにおいては道幅が狭い所も少なくなく、車一台がやっと通れる箇所も幾つかあります。無謀かつ無理な進入は事故の元になります。慎重かつ安全をな運転を心がけて下さい。
 長野県では、諏訪エリアの片倉館と高島城を除く殆どの聖地が、車またはバイクでないと行けません。

 全体的にみて、鉄道利用で行ける聖地ポイントのほうが限られていますので、基本的に「ゆるキャン△」の聖地巡礼は車またはバイクでの移動がメインになります。


4 夜行バス+レンタカー利用のススメ
 近隣地や首都圏からの巡礼者はともかく、私のように西日本から出かけてゆく場合、マイカー巡礼も選択肢としてはありますが、途中の長時間ドライブはけっこう大変です。京都から高速道路をずっと走っても最低4時間はかかります。往復ですと8時間になりますから、日帰りは無理です。
 それで、個人的には前夜の夜行バスで甲府へ行き、朝からレンタカーで回るという方法をよく利用しており、既に4度目になります。これがマイカー巡礼と比べると、費用的にも安上がりですので、今後も個人的にはこの方法を好んで使うと思いますし、同じように遠隔地から行こうとする方にオススメしたいと思います。

 まず、レンタカーですが、聖地エリアへのアクセスが容易なのは、山梨県の北側では甲府、南側では河口湖辺りです。レンタカー屋さんも幾つかあります。
 今年3月21日からはトヨタレンタリース山梨さんが「ゆるキャン△」とのコラボとして「トヨキャン的聖地巡礼の旅」なる企画を実施中です。詳細はPDFでどうぞ。この企画による車輌は「ゆるキャン△」のデザインラッピングカーとなりますので、楽しさも深まるでしょう。
 取扱い店舗は石和温泉駅前店および富士河口湖店の2ヶ所のみで、最寄駅は中央本線の甲府昭和駅、および富士急行線の河口湖駅となります。このうち、富士急行線の河口湖駅へは、大阪・京都より近鉄バスの夜行バス便が運行されていますので、夜行バスで来てすぐにレンタカーに乗り換える事が出来ます。該当夜行バスの情報はこちら

 甲府駅周辺にも幾つかのレンタカー屋さんがあります。山梨県内では甲府を起点にしたほうが、県内の各聖地エリアへ同じような所要時間で行き来できますので、私自身はいつも甲府まで夜行バスで行き、そしてレンタカーを利用するという方法を採っております。
 甲府への夜行バスは、近鉄バスが運行しており、大阪および京都から行けます。情報はこちら。甲府駅前にあるレンタカー屋さんは、駅レンタカーニッポンレンタカートヨタレンタカーオリックスレンタカーガッツレンタカー、タイムズレンタカーなど数多いです。
 そして個人的にはタイムズさんの会員であったため、料金割引が適用されるタイムズレンタカーを利用していますが、山梨県内では甲府駅前店が唯一の店舗となります。情報はこちら

 長野県エリアでは、霧ヶ峰高原および高ボッチ高原へ行く場合は中央本線の上諏訪駅前にある駅レンタカートヨタレンタカーが利用出来ます。また茅野駅にも上諏訪駅経由でアルピコ交通の夜行バス便が発着していますので、駅近くの駅レンタカー日産レンタカーニコニコレンタカータイムズレンタカーも利用出来ます。

 他にも色々なコースがありますが、夜行バスとレンタカーの組み合わせ利用は、ただでさえアクセスが大変な「ゆるキャン△」聖地巡礼においては有効な選択肢であると思います。それぞれのお好みで、ペースに合った夜行バス路線とレンタカーを探してみるのも楽しいでしょう。
 なお、いずれのレンタカー会社においても、借りる際には、必ず免責保険+ノンオペレーションチャージ(NOC)免除保険への加入をおすすめします。


5 聖地エリアにおける駐車スペースについて
 「ゆるキャン△」に限らず、車でのアニメ聖地巡礼においては、駐車スペースの問題が常につきまといます。場所によっては駐車場探しに苦労するケースも有り得ます。
 とりあえず、現時点で知り得た、分かりにくい駐車スペース情報をまとめておきます。

 身延エリアにおいては、身延山以外はだいたい駐車場があります。甲斐常葉では常幸院さんの門前駐車場がよく知られていますし、身延駅前のしょうにん通り商店街では北側の線路沿いの広い専用駐車場が利用出来ます。栄昇堂さんの店先に停めて買物しているケースが常態化しているようですが、あれは危ないので、専用駐車場に入れましょう。
 身延山においては、門前商店街の範囲には各店舗の駐車スペースが最低限あるだけなので、久遠寺の三門脇の無料駐車場を利用するか、ロープウェー乗り場下の有料のせいしん駐車場を使った方が迷惑がかからないでしょう。
 市川エリアでは、四尾連湖の水明荘の駐車場がちょっと狭くて満車になっている場合がありますので、入口手前の広い駐車スペースを利用するのも手です。なお、水明荘の駐車場までの道は車一台やっと通れる幅なので、対向車が来た場合は後退して道を譲りましょう。

 早川エリアでは、赤沢宿の駐車スペースが分かりにくいですが、これは道なりに上まで登り、妙福寺さんの横の駐車場に行けば良いです。そこから先は通行止めになっています。
 諏訪エリアにおいては、片倉館の場合は諏訪市美術館の駐車場と共用になっています。高島城の駐車場は天守閣のすぐ北下にありますが、あまりナビには出てきませんので分かりにくいかと思います。高島城の天守閣を目印にしてその北側へ回れば行けます。

 あとのエリアは大体駐車場があります。富士山エリア、山梨市エリア、北杜エリア、駒ヶ根エリアではどこでも駐車スペースに困りません。
 なお、路側駐車は周囲の迷惑となりますので絶対にやめましょう。景色に見とれて、撮影のために適当に路上駐車する輩も見かけますが、もちろん「ゆるキャン△」聖地巡礼でもマナー違反であり、論外です。



 なお、当記事は、中間まとめに過ぎませんので、今後の巡礼で得た知見があれば、後日に続編をまとめて情報の精度も上げてゆきたいと思います。

(追記  2019年4月29日、読者よりの御教示コメントに従い、本文に加筆致しました。)

 


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2 コメント

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Unknown (山梨地元民です)
2019-04-29 00:03:58
 ゆるキャンの聖地巡礼の絶対忘れてはいけない注意点に、「道が狭い場所が多い」ってことを付け加えてください。また、車の運転に慣れている人ならば問題ないとは思いますが、山間を走るのでエンジンブレーキも適宜使わないと危ないと思います。精進湖線、本栖湖線、高ボッチ高原からの帰りなどで、前を走るレンタカーがずっとブレーキ踏みっぱなしで、「おいおい・・・」ってことがよくあります。
 四尾連湖の水明荘の駐車場までの道は、非常に狭く、対向車が来た場合はどちらかが全部バックしなければいけません。脱輪の危険性も非常に高い場所なので、入り口駐車場から歩いていくのが一番だと思います。身延駅前は、路肩も広いので、少しの時間なら大丈夫そうに見えますが、意外と駐禁切られますので、ホシノさんの紹介通りに線路脇の駐車場に入れるのがいいです。
 レンタカーは、個人的にはトヨタレンタカーをおすすめします。理由は、店舗数が圧倒的に多いので、万が一車両に不具合があった場合は、県をまたいでいても最寄りの店舗で対応してもらえます(一度だけですが、車両交換してもらったことがあります)。また、どのレンタカー会社でも、借りる際には、必ず免責保険+ノンオペレーションチャージ(NOC)免除の保険に加入をおすすめします。NOC保険がないレンタカー会社はおすすめしません。理由は、「格安レンタカー会社 トラブル」で調べれば出てくると思います。
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御教示に感謝致します (ホシノ)
2019-04-29 10:34:27
詳細なる御教示に感謝致します。
「道が狭い場所が多い」、まさにその通りです。四尾連湖もそうでしたが、早川の赤沢宿への道、夜叉神峠への道も同様でした。
水明荘の駐車場までの道は、短いですが最も緊張した記憶がございます。本文に加筆致します。

身延駅前の栄昇堂さん前に停めてる車、いつも見かけますがあれは危ないですね。お店の方も注意するべきだと思うのですが、そのあたりは思考が緩いのでしょう。これも本文に加筆致します。

レンタカーに関しましても、免責保険+ノンオペレーションチャージ(NOC)免除の保険加入は推奨といいますか必須ですね。当方は元々加入済みですが、そうでないケースも多いようですね。

貴重な御見解を有難うございました。
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