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「パンツァー・リート」の次は「SHINY DAYS」や「ふゆびより」を聴いて元気を貰います

ガルパン劇場版 特報からの情報 その三 大洗女子学園チームの一場面

2015年07月22日 | ガールズ&パンツァー

 11月21日に公開が予定されているガールズ&パンツァー劇場版の特報が、6月に公開されました。以前の予習PVの内容と繋がっている部分もありますが、大半は新たなシーンで占められて更に多くの情報が散りばめられています。なかには色々と気になるシーンも幾つか含まれています。ここでは、そんなシーンの一つを見てみましょう。


 御覧のように、大洗女子学園チームの面々が揃っています。全8チームのうち、カメさんチームの三人が全て見えません。あんこうチームの冷泉麻子、カモさんチームの金春希美も見えませんが、並び方からみて画像フレームの外になっているだけであると分かります。チーム全員が居ないのはカメさんチームだけです。

 ですが、この場面で皆が一様にこちらを色んな表情で見ています。その視線の先に、おそらくカメさんチームの三人が居るものと思われます。つまり、生徒会三役が、チーム全員を集めて何かを伝え、それに対して皆の多くが一様に不安と不満の気持ちを持った、という場面のようです。

 ここで全員の表情を観察していきますと、最も不満をあらわにして、皆の気持ちを代弁するかのように何事かを問いかけているのが、カバさんチームのカエサルです。これに同意しつつ、更に何かを続けて言いたいかのように両手の拳を握るのが、アヒルさんチームの磯辺典子です。
 カエサルの行動にはカバさんチームの残る三人も同調していますが、アヒルさんチームの方では近藤妙子がキャプテンの爆発を抑えるかのように両肩に手を添え、おとなくし従順な佐々木あけびは困惑に沈み、気の強い河西忍だけが鋭い視線に怒りを込めています。
 この両チームは、いろんな意味で学園内有数の個性的集団であるうえ、結束も強く、戦車道チームにおける貢献度もともに高く、メンバーの中では主力部隊に属すると言えます。この両チームが最も反発しているところに、この場面の本質が示されていると思います。

 そして、この両チームに続いて反発の意識を強く見せているのがアリクイさんチームとレオポンさんチームの面々です。皆が一様に不満の気持ちを見せてこちらを睨んだりしていますが、その度合いが強いのがぴよたん、スズキ、ホシノ、ナカジマの四人であるのは興味深いです。スズキに至っては視線を外して無視しているようです。こうした姿勢を一様にとれるのは、たぶんこの四人が生徒会三役と同じ三年生だからでしょう。
 これに対して、二年のツチヤは困惑し、同じく二年のねこにゃーは眼鏡に表情が隠れていますが、顔を背けずにこちらを直視しているので、まだ不満の度合いは低いのでしょう。ももがーの睨み方もあまり迫力がありません。

 これらの状況から、生徒会からの話は、同級生であり最も理解があるであろう三年生の連中にとっても受け入れがたい内容であったことが推測されます。四人の中で、最も敵意に満ちた眼を向けているのがホシノですが、もともと不良っぽいところもあるキャラクターなので、当然の対応かもしれません。

 一方、主役のあんこうチームの様子はどうでしょうか。他校から転校してきて間もない西住みほはともかく、他のメンバーもやはり不安の眼差しになっています。最も不満げな表情をしているのが武部沙織であるのは、なんとなく納得出来てしまいます。チーム内のムードメーカーで一番ものを言うキャラクターですからね・・・。それでも前列の連中に比べれば、不満や反発の意識は低い方であるようです。

 隣のウサギさんチームはというと、メンバーの反応が多彩です。困惑する澤梓、不満をこらえるかのように胸前で右手を握る山郷あゆみ、茫然としている宇津木優季、睨んでいる大野あや、恐らく初の無表情を見せる阪口桂利奈。丸山紗希に至っては・・・、いや、止めておきましょう。いずれも前列の連中よりは控えめにしています。一年生だから仕方がないでしょう。

 これらの様子から推測される、生徒会からの話の内容は、どのようなものだったのでしょう。まずは、普段でも結束の強いチームが一番反発するような内容であること、が分かります。続いて生徒会と同級である三年生メンバーの全員が強い不満を表しているので、これまでの生徒会からは考えられなかったような深刻な内容であること、と考えられます。同時に三年生メンバーにとっても深刻な問題であるのかもしれません。
 そして戦車道試合では中心的役割を担って主力となるあんこうチームが、あまり反発の意識を表していないのは、内容が戦車道の試合や今後に関わる問題とは少し異なるからなのかもしれません。ウサギさんチームの多様な反応ぶりも、話の内容が直接自分たちにかぶさってくる性質のものでないことを示唆しているようです。

 そして注意すべきなのが、最後列左に並ぶカモさんチームの園みどり子、後藤モヨ子の様子です。ごく普通に聞いているといった感じなので、おそらく風紀委員として事前に連絡を受けていたのかもしれません。つまり、カモさんチームだけは、生徒会の話に反発したり不満を見せたりしていないわけです。生徒会に従う立場でありますから当然ですが、不満を抑えて従うとか、しぶしぶ同調するといったようなニュアンスさえ感じられません。
 なので、風紀委員にとってはさして問題も無いという内容、と解釈することが出来ます。学園内の運営や維持といった活動にあたっては支障のない内容、であるのかもしれません。

 これらを総合すると、テレビシリーズで明らかにされた廃校の件とは本質的に異なる問題、ということが出来そうです。また、戦車道チームの存続の危機、といったような内容ともちょっと異なるような印象を受けます。これ以上の事柄は、判断材料が無いので予測が不可能となります。
 さしあたっての疑問は、このワンシーンが、知波単学園との共同作戦、もしくは聖グロリアーナ女学園との試合の前のシーンなのか、後の出来事なのか、ということです。いずれになるかでストーリー全体のイメージも大きく変わってくると思いますので・・・。

 ところで、このシーンの場所はどこでしょうか。全員が学内での普段の制服やユニフォームを着ているうえに、床が体育館や講堂のそれっぽい板張りなので、そうした施設内に戦車道チームの全員が招集されたもののようです。これが戦車道のガレージや練習場であれば、皆がパンツァージャケットを着用している筈ですね・・・。
 同時に、問題の話の内容が、大洗女子学園の戦車道そのものに密接に関連するものでない可能性が示されているような気がいたします。一体、どのような内容であるのでしょうか。

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