
ウやタカが獲物を探すときは、鋭い目つきをしています。人間の視細胞は約20万個ですが、ワシやタカは約150万個の視細胞を持っています(→こちら)ので、人間の数倍の視力があると思われます。トンビはタカと同じタカ目タカ科の鳥ですので鋭い目つきをしており、視力はやはり良いでしょう。他人の欠点などがよく見える鋭い眼力のことを、鳶目 [エンモク] と言いますからね。しかし、『鳶が鷹を産む』とか『鳶も居ずまいから鷹に見える』と言われるように、トンビはタカよりもワンランク下に見られています。タカが小鳥などの生きている小動物を餌にしているのに対して、トンビは動物の死骸や生ゴミなどを食べているからでしょうか。