競射の的は、直径三寸(約9cm)の土器の皿2枚を張り合わせたもので、2本の細い糸で吊り下げられています。皿表面の中央には小さな黒丸が描かれていて、皿の中には五色の小さな紙片が入っています。この写真では、弓から放たれた矢が的の左横に写っていますが、この角度では的中はしませんね。この撮影位置では完全逆光のため海面からの反射光がレンズに当り、その影響を目立たないよう画面を加工するのに苦労しました。
奉射の次の的は正方形の檜板で、中央に小さな黒丸が描かれています。的の後ろの花は、取り除かれています。矢が的中すると、板が割れて飛び散ります。見事的中を1回だけ見ましたが、残念ながら写真は撮り損なってしまいました。チャンスは何回もあると気を抜いたのが、間違いでした。
奉射の最初の的は式の的で、一辺一尺八寸(約55cm)の正方形を竹ひごで作り、これに五色の的紙を貼ったものです。的の中心は黒丸で、同心円的に外に向かって白・赤・黄・緑に塗られています。五色的の後ろには、季節の花が飾られています。この射手が放った矢は、中心よりやや下に的中しました。その瞬間です。
昨日は、鎌倉材木座海岸で流鏑馬がありました。鶴岡八幡宮や寒川神社の流鏑馬は木立の間の馬場で行われるため薄暗く、また引きも取れないので撮影には不向きでした。ここは海岸の砂浜に臨時の馬場が作られていますので、後ろは国道まで下がって撮ることができ、前方は水平線まで見渡せますので、今までとは違った写真が撮れました。馬場の全景は、こちらのパノラマ写真をご覧下さい。
藤沢市民まつりに、チンドン屋が来ていました。チンと鳴る鐘がドンと鳴る太鼓の上に乗っている楽器を使うので、チンドン屋です。私が子供の頃はいろいろな行事の宣伝をしているチンドン屋にしばしばお目に掛かりましたが、最近出会ったのは何年前だったでしょうか。実に久しぶりです。チンドン屋は今や宣伝媒体ではなく、古典芸能ですね。のぼりも、チンドン芸能社。
今年もあった「学校給食の味」のコーナーです。藤沢市の公立小学校西部合同調理場で働いている調理員さんが、懐かしい学校給食の味を再現しています。揚げたての「あげパン」1個70円、手作りの「あげギョーザ」1個40円です。私は学校給食が無かった時代の人間ですが、給食の思い出はあります。それは戦争中に学徒動員で働いていた工場(中学2年生で特攻機を作っていました)で支給された、昼の弁当です。米に麦や大豆が混ざったご飯でしたが、我が家で炊くのとは違ってふっくらとしていました。当時としては美味しく感じられましたが、余り思い出したくない給食の味です。
私が真っ先に向かったのは、東日本大震災の被災県を応援する、岩手・宮城・福島観光物産プラザでした。お目当ては昨年買いそこなった「陸前女川・高政の笹かまぼこ」で、今年は無事に買うことができました。
さて、台風17号は昨夜半前に関東地方の西側を通過しました。湘南地方は直撃を避けられましたが、それでも20メートル近い強風(最大瞬間風速は約30メートル)が吹き荒れました。我が家とその周辺には、幸い被害は無かったようです。そして台風一過の午前0時現在、中秋の名月が天頂に眺められました。
さて、台風17号は昨夜半前に関東地方の西側を通過しました。湘南地方は直撃を避けられましたが、それでも20メートル近い強風(最大瞬間風速は約30メートル)が吹き荒れました。我が家とその周辺には、幸い被害は無かったようです。そして台風一過の午前0時現在、中秋の名月が天頂に眺められました。
昨日と今日の2日間、藤沢市民まつりが開かれています。藤沢駅周辺は、東北地方や姉妹都市の物産展、屋台などで大変にぎわっていました。少し涼しい日が続いていましたが、昨日は久しぶりに暑くなりました。しかし今日は、非常に強い台風17号が関東地方に接近し、午後からは強風が吹き荒れるようです。南口・北口のパレードができるかどうか、少し心配ですね。
七里ヶ浜の沖合いで逗子開成中学校の生徒ら12人が乗ったボートが転覆したのは、1910年の真冬のことでした。友達同士かばい合い兄は弟を抱きかかえた状態で遺体が発見されたことから、友愛の精神に満ちた悲しい美談として人々を感動させました。そして稲村ケ崎には、幼い弟を小脇に抱えている『ボート遭難の碑』が建てられました。しかし鎌倉ガイド協会のツアーでここを訪れた時にガイドさんから聞いた話は、ちょっと違っていました。彼らが江の島からボートを漕ぎ出そうとしたとき、地元の漁師はこのような真冬の荒れた日にボートで海に出るのは危険だからやめるようにと、しきりに止めました。しかし彼らはこの忠告を無視してみぞれまじりの氷雨が降りしきる中、無謀にもボートを漕ぎ出して転覆遭難したのです。『真白き富士の根・・・』の歌が無ければ、彼らの行動が美化されることは無かったでしょう。
藤沢駅と辻堂駅の中間にあったパナソニック系の3工場が撤退した跡地は、パナソニックと藤沢市が協同して開発して、Fujisawa サスティナブル・スマートタウン(Fujisawa SST)が建設されることになりました(→こちら)。自然エネルギーで電気を作る「スマートタウン」と、世代を超えて暮らせる「サスティナブル」(持続可能な)まちづくりがメインテーマで、太陽光発電システムと家庭用蓄電池が、最初からすべての住宅、施設、公共ゾーンなどに標準装備されます。ここでつい先日から、具体的な建設工事が始まりました。全世帯(約3,000人)の入居は、パナソニックの創業100周年にあたる2018年度が予定されています。なお計画によれば、東海道線に突き当たってT字路になっているソニーと湘南モールフィルの間の道路が県道30号まで延長されますので、東海道線を挟んだ南北間の交通事情が大幅に改善されるでしょう。Fujisawa SST建設地の全景(パノラマ写真)は、こちらをご覧下さい。
奉射の次に行われる競射の的は、土器2枚を合せて中に5色の切紙を入れた三寸の小さな丸的です。命中すると土器が砕けて、中から五色の紙吹雪が飛び出します。私は三の的のそばにいましたが、ここは馬の速度が最も速くなるので迫力はありますが、それだけ的中率は下がります。「一の的的中」「二の的的中」の声はほとんどの射手で聞かれたのですが、「三の的的中」は結局この1回だけでした。的の下部を打ち砕いた矢が少し跳ね返った瞬間が、上手く撮れました。
寒川神社の流鏑馬神事は、例祭の前日9月19日の午後2時から行われます。武田流ですが、射手は寒川神社の神職です。奉射の的は一尺八寸四方の白紙に青黄赤白紫の五色で丸的が描かれています。鶴岡八幡宮の流鏑馬では檜板が的でしたので、矢が的中すると板が割れて飛び散りましたが、寒川神社の的は矢が突き抜けますので、何回も使われました。これは、真ん中に的中の瞬間です。
地元産品を紹介する露店では、藤沢産の完熟トマトを使った濃厚トマトソースの「藤沢トマトだれ」、片瀬漁港の新鮮なイワシで作った「鵠沼魚醤」、先日ご紹介した芋焼酎「藤沢日和 おこじゅう」、獺郷の地名に因んだ「かわうそサブレ」などの販売や地元飲食店の屋台などがあり、大変にぎわっていました。そして小雨降る特設ステージでは、年配女性のフラダンスや少年少女のヒップホップダンスなどが紹介されていました。