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【拳骨日記】カイロプラクティック・コンディショニング・ルーム・Kの日々の臨床現場を通して医療のあり方を診療日記にしました

No 989 野球肘

2009-06-10 | スポーツ障害
少年野球選手で「野球肘」の患者さん。5月中ごろより発症しボールが投げれない。内側痛である。

専門医でレントゲン検査をして「離断性軟骨」と診断され3ヶ月の安静を指示される。簡単に言うと骨折である。今月末の試合に出したから何とかしてくれと来院された。

さすが当院もオカルト治療ではないので1,2回の治療で骨折は何とかならない。さてここで諦めてしまうのか、早期復帰の可能性は?

視診と可動域の検査でわかったことであるが肘の痛みのともなわない「伸展障害」がみつかった。さて、痛みのともなわない伸展障害は急性外傷というより長期的な経過による問題の傷害として取れえたほうがいい。

一般的には練習量が多い、投げすぎ、フォームが悪いというように言われている。なかには投球数を限定している指導者もいる。あるHPに下記のような投球数を限定している情報もあった。

「野球肘にならないための投球数 」

小学生では一日の投球数を50球以内とし、練習時間は1日2時間まで..。
練習期間は1週間に3日までとし、週300球以内、変化球は投げないことです。

中学生では一日の投球数を70球以内とし、1週間に6日までとします。

高校生では一日の投球数100球以内とし、1週間に6日までとします。


どこからでてきた数なのかわからないが練習量が少なければ傷害の発生は少なくなる? いえないことも無いが必ずしもそうではないと思う。レッドソックスの松坂選手などは高校時代はブルペンでの投球数は他の選手より圧倒的多かった。

レッドソックス時代でも投げ込みで調整する持論をコーチは否定して球数で制限し方は消耗品という。これも正に機械的な理論である。

いまや日本の野球は世界一である。戦術、個人の能力の結集が世界一を勝ち取るまでになった。この過程には選手個人の能力を高めるために練習量という裏づけがあってのことである。

さて、話は脱線したがどのくらいの骨傷害があるのかわからないのでレントゲンを診てみることにした。その後治療計画を立てる。早期復帰の可能性を見出したヒントは肘の「伸展障害」である。

拳骨

クリおね
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