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【拳骨日記】カイロプラクティック・コンディショニング・ルーム・Kの日々の臨床現場を通して医療のあり方を診療日記にしました

NO 703 健康への不安

2007-10-15 | 感情ストレス
最近の患者さん多い症状が「健康に対する不安」が目立つ。これも立派な症状である。

健康に不安があると、身体的な症状の改善も進まない。健康に不安を抱える要因はいろいろあるが、意識的な健康の不安より潜在的な健康の不安が悪さをすることが多い。

特に身体的な症状の改善の妨げになるのは「信念」がある。ある特定の「信念」が自己の頭の中(潜在的)で「~あるべきだ」とつくってしまう。要は「思い込み」である。

特定の「信念」は、何かの出来事がきっかけになり思い込みとなることがある。特に社会的なメディアの影響は大きい。テレビで健康特集などやると釘付けになる。テレビどおりにならないと健康になれないものと思い込む。

メタボリックシンドロームなど典型的なものである。「太る」事は結果である。「太る」結果に対して「何センチ以下にならないと大変だ」と自己にいい聞かせる。

また、社会全体でなかには会社が総力を挙げて家族まで矯正しないとペナルティーまで与えるようなことに発展している。仕事どころではない。

「太る」のいけないから痩せればいいのか、そんな機械論的な単純発想で痩せさせても根本的な解決策にはならない。「太る」原因の背景には何があるのか突き詰めて対策を考えなければ解決しない。

社会減少で「信念(思い込み)」を知らず知らずのうちにつくりあげている。その潜在的な「信念」が脳が勘違いをして「太る=病気」と思い込む。脳の思い込みでもある。脳の思い込みは健康への不安を駆り立てる。


拳骨(16日記)