「あたりまえ」はあたりまえではない 「君が代」はあたりまえなのか

「あたりまえ」でないことを「あたりまえ」の言葉で押し付ける知事がいる。

世間の「あたりまえ」や「常識」は支配階級にとって都合のいいものだ。


LiveInPeace☆9+25さんは次のように書いている。以下引用

「あたりまえ」という言葉による思考停止がこの国を覆い、思考しようとする人を抑えつける。

なぜ、「君が代」を起立して歌わなければならないのか。
なぜ、起立しないと処分されるのか。

理由を問うても、返ってくる答えは「あたりまえ」。

「日本人なら『日の丸』・『君が代』に敬意を払うのはあたりまえ」
「『国歌』を起立して歌うのはあたりまえ」
「府の教職員が知事の指示に従うのはあたりまえ」
「規則を破ったら処分されるのがあたりまえ」

「あたりまえ」というのは理由ではない。それが表しているのは、「理由など考えずにその通りにしろ」という圧力でしかない。

by ウナイ
　引用ここまで

私は市議会で「日の丸」の一方的掲揚に反対する討論で次のように述べた。

「戦前の歴史教科書では万世一系の天皇という史実を歪めるウソがまかり通り、１００歳以上の天皇が１２名も存在し、中には１４０歳を超えた天皇が２名、在位が１００年以上あった天皇までいたと教えられていました。学校の試験には「１００歳を超えた天皇をあげよ」といった問題まで出されました。今では誰もが疑うことすら、当時は真理とされ、疑問を呈せば不敬罪として処罰されたのです。 そして現人神である天皇のために死ぬことが、皇国臣民として最高の美徳であり義務とされました」

　戦前のあたりまえは「天皇は現人神であり、日本は現人神が支配する国」であった。神話は神話でなく歴史として教えられたのである。

　少なくない人がおかしいと思いつつも、それを口に出せば不敬罪とされ、罪人となった。そんな歴史が私たちの国にはある。

　「あたりまえ」は、さまざまな考えを知らない世界観の狭小さ、疑うことを知らない非科学性の現れである場合が多い。

　地動説が長く異端とされたが、多くの自然科学の発展は当時のあたりまえとされた学説に疑問を抱くことから始まったのである。「それでも地球は動く」のだ。

　狭小な「あたりまえ」に対しては「なぜ」「どうして」と問いかけ、相手に自らの無知を自覚させるのがいいかもしれない。ソクラテスが問答法でそうやったように。

　そしてニュートンが「世界中の人々がわたしをどうみるかわからないが、わたしから見るとわたしの生涯は海辺に遊んでいる少年のようなものだったに過ぎない。ときたま、普通よりなめらかな小石や、もっと美しい貝殻を見つけてみずから楽しんでいただけで、真理の大海はまだ、全然発見の手がつけられないままに、わたしの前に広がっていたのだ」といったように。

　真理や自然に対する謙虚さはいつまでも持ち合わせていたいと思う。福島原発事故は傲慢な御用学者だけをたたきのめしているのではない。

これまでの福島原発関連情報

◆今日も放射能汚染は刻々と拡がっています　ドイツ 気象局

◆政府の説明よりも危機的状況が分かります。各国から見た福島から流出している放射能汚染の広がりはショックです。
全国の放射能（水道、雨の放射能）濃度一覧

◆福島原発コーナーを新たに作成しました。山下ＨＰリンク集の反核・反原発サイトです。

山下ＨＰ・「お元気ですか」 　　　 今日もビラニック（山下ブログ別館）　
　
下記のblogランキングに参加しています。（←１日１クリックでできる山ちゃんへの励まし。みなさんの１クリックが山ちゃんの元気になります。

　　　 にほんブログ村

鹿児島の表情をリアルタイムで伝えるホームページ・今日の桜島です。桜島、錦江湾、天文館、知覧などご覧になれます。時々ご覧いただければありがたいです。です。