静岡県沼津市で言語科の取り組みを視察しました。

　　台風一過で沼津駅から見た青空

　二日目は静岡県沼津市。朝のホテル内の集合が９時10分で、時間があったので６時過ぎから市内を走る。亡くなった私の兄が鹿児島から出て初めて就職したのがここ沼津の工場だった。おそらく兄が幾度となく足を運んだであろう沼津港、千本松原から、若山牧水記念館、市役所とまわる。来月の１日が淀川マラソンのため、ゆったりした調整ラン、約１０キロぐらいか。

　視察は教育課程特例校として小中学校に言語科を設けた経過、カリキュラム、配慮されている内容についてである。

　児童のコミュニケーション能力の低下、人間関係の希薄化が言われる中で、言葉を理解し、言葉で表現する力を育成する目的で実施。構造改革特区の特例措置を活用したものであり、小中一貫した言語教育で、英語と読解力の二つで成り立っている。

　予算はほとんどが業者委託料で内容は外国人指導助手の派遣である。業者委託になると直接雇用や派遣と違って学校長など教職員が外国人指導助手に対する関与ができなくなるマイナスがあり、どう補完しているのか聞いた。まだ学校にノウハウがなく委託せざるを得ないとの回答だった。


　派遣と業者委託の違いが認識されるようになってはきたが、いずれも経費節減が目的の一つであり、非正規労働者の拡大や教育効果という点でも問題を残しているように思う。

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