「戦前責任を問う」と題したコラムを見つけた。朝日新聞の論説委員会が担当する「窓」という囲み記事である。かつて自民党の高市早苗議員が日本の侵略戦争の責任を問われて「私たち戦後の人間には戦争責任はない」と居直ったことがあった。弱者が強者に居直るのは権利みたいなものだと思っているが、強者が居直るのは「ちょっと待て」と言いたくなる。
このコラムは「若者には戦争責任はない。しかし新たな戦争を起こさせないようにする『戦前責任』は君たちにもある」と教えている高橋真司長崎大学教授の話である。出来事は個々に独立したように思える事項も縦や横につながり、歴史的な出来事もそれこそひとコマであって全て連綿と関係していると思う。歴史的な存在としての個人、そして自分をどれだけ自覚しているのかが問われている。もちろん私もだ。
このコラムは「若者には戦争責任はない。しかし新たな戦争を起こさせないようにする『戦前責任』は君たちにもある」と教えている高橋真司長崎大学教授の話である。出来事は個々に独立したように思える事項も縦や横につながり、歴史的な出来事もそれこそひとコマであって全て連綿と関係していると思う。歴史的な存在としての個人、そして自分をどれだけ自覚しているのかが問われている。もちろん私もだ。