ガウスの旅のブログ

学生時代から大の旅行好きで、日本中を旅して回りました。現在は岬と灯台、歴史的町並み等を巡りながら温泉を楽しんでいます。

新潟・福島の紅葉と温泉の旅(2)

2005年10月30日 | 旅行
 朝6時頃に目覚めたんだけど、外はまだ暗い。ようやく、7時頃になって少し明るくなってきたので、散歩してみたんだけど、曇っていて、今にも雨が降ってきそうだった。30分ほど周辺をぶらついてみたけど、のどかな山村の渓谷沿いに湯宿が点在しているといった感じだ。まだ、紅葉には早く、少し色づき始めた木々をカメラに収めてきた。
宿に戻って、一風呂浴びたんだけど、温めの湯が心地よく、体を温めてくれた。8時から朝食を取り、すぐに出立の準備を整えたんだけど、雨が降り出していて、天気が良くないんだ。それで山へ入っていくのはやめて、会津方面へと向かうことにした。
 まず、旧守門村にある目黒邸という豪農の館を見学したんだけど、大きなかやぶき屋根の民家で、昔の生活が目に浮かぶようで、興味深かった。大きな庭園と資料館も併設されていたので、結構見て回るのに時間がかかってしまった。
 その後、旧入広瀬村にある寿和温泉「平成の湯」に立ち寄り入浴してから、国道252号線で県境を越えて、福島県へと入っていった。この路線は、六十里越と呼ばれていた難所なんだけど、ずいぶん改良されて走りやすくはなっていた。それでも、急勾配とヘアピンカーブが何カ所もあったけど...。
 県境付近の紅葉はすばらしく、じっくり写真を撮りたかったんだけど、小雨がぱらついていて、そうもいかなかったんだ。それでも、何十枚かは撮ってきたけどね。
 田子倉ダムにも立ち寄ってから、只見町の中心部に入り、食堂で昼食に天ぷら蕎麦を食べたのだが、この時期新蕎麦になっていて、なかなか美味しかったよ。
食後は、国道252号線でどんどん西へと走っていったんだけど、只見川の景色がとてもきれいなんだ。そして、天気も回復して、陽も差してきた。
 柳津町へと至って、「斉藤清美術館」へも立ち寄ったのだが、世界的に有名な版画家で、会津の情景を描いた作品を多く作っているのだ。気に入ったんで、その絵葉書を買い求めてしまった。
 見学後、只見川の土手に出てみると、夕陽が赤い鉄橋を照らし、その向こうに柳津虚空蔵の建物が見えてとてもきれいだったので、ここだけで、何十回もシャッターを切ってしまった...。
 その後は、喜多方市街を経て熱塩温泉へと至り、今日の宿「ホテルふじや」へ入ったんだ。ここの温泉は、源泉温度が70℃以上もあって、熱い食塩泉が注ぎ込まれていた。湯はちと熱めだったけど、気持ちよく入浴できてさっぱりした。
 浴後しばらくして、部屋での夕食となったんだけど、肉鍋、天ぷら、刺身、馬刺、キノコけんちん、ウナギ蒲焼、茶碗蒸しなどが並べられ、1泊2食付き8,550円(込込)の低料金の割にはなかなか豪華だった。お酒も頼んで、美味しく飲みかつ食べたんだ。
 食後は、部屋でごろんと横になって、テレビを見ていたんだけど、日曜洋画劇場でやっていた中国映画「LOVERS」のチャン・ツィイーという女優の舞踏がすばらしく、とても美しくって気に入った。そして、眠ってしまったんだけど...。
続く