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読んだ本の感想と旅行の日記を書いていきます。
後、その他なんかあれば・・・

150冊目:「マッキンゼー流 入社1年目 ロジカルシンキングの教科書」

2016-05-15 20:31:27 | 
総評:★★☆☆☆ そこまで期待していたほどではなかった。
面白い度:★★☆☆☆ 普通、特に印象なし。
読みやすい度:★★★☆☆ 普通。
ためになる度:★★★☆☆ 普通。
また読みたい度:★☆☆☆☆ もう一回読み返すことはないなと思う。


マッキンゼーを卒業した筆者が書いたロジカルシンキングについての本。
ブックオフで見かけたので買って読んでみた。

内容としては、ロジカルシンキングには基本的な3つのステップがあるということだった。
それは以下のとおりである。
Step1 前提を自分でちゃんと確認する(それは本当?)
Step2 深く根拠を調べて伝える(~だからそうだよ)
Step3 自分だけの深い意見を持つ(それ、いいね)

Step3のそれ、いいねと言われると、プレゼンをした方からすると成功になるであろう。
マッキンゼー流の本物の論理思考とは、「クリティカルに考え(深い洞察による自分の考えを持つ)、ロジカルに展開する(わかりやすく伝える)」
というこれだけらしい。
それを実施するのが上記の3ステップとのこと。

ロジカルシンキングとクリティカルシンキングというのがあるが、これはどちらも似たようなもので、思考を深くする(クリティカル)のと、整理する(ロジカル)のを行い、相手にわかりやすく物事を伝えるために必要なものだということがわかった。

クリティカルに考える(物事を深く考える)のについては、次の3つの基本姿勢が必要とのこと。
1、目的はなにかを常に意識する
2、思考パターンの枠を意識する
3、問い続ける(So What? Why So?)

2、思考パターンについては、フレームワークのことである、3、問い続けるというのはロジカルシンキングのピラミッドストラクチャとかに書いてあるので、本当にロジカルシンキングもクリティカルシンキングも同じ様なことをやっている。
と、なんか普通に当たり前の様なことが書いてあるが、そんなことを改めて知ることができました。

あとは、一人で思考を掘り下げていく方法などが書いてあった。
ちょっと面白かったものについて、ここに書いていく。

・等価交換法
①、対象となるテーマを設定する
②、その対象と等価な(同じ様な性質、役割などを持つ)ものを探す
③、等価なものにテーマを置き換えて、そこから発想してみる
④、③で出てきた発想を使って、元のテーマについて考える。

例)
「結婚式の二次会の司会」(テーマ)
「素人が出題するバラエティ番組」(等価)
「素人がクイズを出すと予測不可能で面白い」(発想)
「二次会参加者に自分のことを当てさせるクイズをしてもらい、司会の負担を軽くしつつ盛り上げる」(元のテーマからの発想)

・シックスハット法
6種類の色の帽子を被って、6つの違うパターンの思考をするというもの
①白【客観的思考】数字やデータ、信頼できる情報をもとに考える
②赤【直感的思考】感情や感覚、直感的な発想をもとに考える
③黒【否定的思考】課題やリスク、損失などをもとに考える
④黄【肯定的思考】評価できる点やメリットなどをもとに考える
⑤緑【創造的思考】革新的なこと、これまでにないものをもとに考える
⑥青【プロセス管理思考】全体を見渡し実現性をもとに考える


そんな感じでしょうか?
とりあえずは、今までしっかり意識してこなかったが、人から報告や連絡を受けた時に Step1 前提を自分でちゃんと確認する(それは本当?) をしっかりやっていこうと思った。
でも結構今までに学んだロジカルシンキングについてのことが結構書いてあったので、ちょっと期待していたくらいの内容ではなかったかな、という感じ。
そんなんで今回の感想は以上☆
コメント
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