この映画のテレビCMは、当時、大変話題になりました。
「お父さん、怖いよ。誰かが、お父さんを殺しに来るよ」
これは、この映画で初めて映画に出演した当時十四歳の薬師丸ひろ子さんの映画の台詞の一部なのです。
彼女は、そんなに美人という訳ではなかったのですが、清潔感と言うか、どこか人を魅了するほかの人にないものを持っていたのです。
やがて、彼女は角川三人娘の一人として、角川映画の看板女優となり、何本もの映画をヒットさせるのです。
私も彼女が大好きで、水着姿の写真集を買ったり(キャッ♪)、後に出演した「セーラー服と機関銃」の名台詞、機関銃をぶっ放したあとに放心状態でつぶやく「か い か ん・・・」を、出来るだけ色っぽく、よく真似したものでした。(笑)
それと忘れてならないのは、テレビCMで、彼女がヘッドフォンで歌を聴きながら涙をひとつぶポロリとこぼすシーンがあり、彼女が泣くシーンでは私も一緒によく涙をこぼしたものでした。(笑)
あと、リンス・イン・シャンプーのCMで、「チャン リン シャン」という彼女の台詞もよく真似てました。
お若い方は、私の話題にまるでついて来れないでしょう?(笑)
あ、いつの間にか、お話が変な方向に行ってしまいましたね。
ごめんなさい。(苦笑)
でも、この映画で私はもう一つ気になった事がありまして、それは主演の高倉健さんではなく(おい、こらっ!)、テーマソングの「戦士の休息」だったのです。
この歌は、その昔、グループ・サウンズ、ズーニーブーのボーカリストとして「白い珊瑚礁」をヒットさせた町田義人さんが歌っていたのです。
町田さんは、テレビのミュージック番組「夜のヒットスタジオ」で、この歌を披露した事があって、ちょっとシャイで、斜に構えた雰囲気があり、とてもかっこよかったのを覚えています。
町田さんは、のちにテレビアニメ「宝島」のテーマソングも歌われ、その歌も私は大好きでした。
それでは、映画の感想に移りたいと思います。
この映画を観た私の感想は、大スターを何人も使って、バイオレンスや大掛かりな仕掛けが盛り沢山で、角川映画社長、角川春樹氏の映画にかける情熱とか野心みたいなものを、すごく感じました。
そう、この頃、角川春樹氏は時の寵児と持てはやされ、何本もの映画をヒットさせていたのです。
「犬神家の一族」に始まり、「人間の証明」「戦国自衛隊」「探偵物語」「狙われた学園」「時をかける少女」「魔界転生」「復活の日」等など。
そんな一世を風靡した角川春樹氏だったのですが、1993年に麻薬取り締まり法で逮捕され、その地位を一瞬にして無くしてしまうのです。
角川春樹氏の映画手法は賛否両論あり、一言では言い尽くせないのですが、彼が日本映画界に残した功績や今日の映画に与えた影響は計り知れないものがあると思います。
角川春樹氏が麻薬取り締まり法で逮捕されたのはきわめて残念でならないのすが、彼は自社の利益追求のためだけでなく、日本映画を、時代や国を超越した世界に誇れる映画にしたかったのだと思います。
それは、まさしく見果てぬ夢であり、男のロマンと言っていいのではないでしょうか?
そんな角川春樹氏の思いを、私はこの映画のテーマソングに感じ取れる気がするのです。
映画「野生の証明」のテーマソング「戦士の休息」
作詞山川啓介、作曲大野雄二
歌、町田義人
ありがとう ぬくもりを ありがとう 愛を
代わりに俺の命を 置いて行けたなら
男は 誰もみな 無口な兵士
笑って死ねる人生 それさえあればいい
ああ瞼をひらくな ああ美しい人よ
無理に向ける その背中を見られたくはないから
生まれて初めて辛い こんなにも別れが・・・
「お父さん、怖いよ。誰かが、お父さんを殺しに来るよ」
これは、この映画で初めて映画に出演した当時十四歳の薬師丸ひろ子さんの映画の台詞の一部なのです。
彼女は、そんなに美人という訳ではなかったのですが、清潔感と言うか、どこか人を魅了するほかの人にないものを持っていたのです。
やがて、彼女は角川三人娘の一人として、角川映画の看板女優となり、何本もの映画をヒットさせるのです。
私も彼女が大好きで、水着姿の写真集を買ったり(キャッ♪)、後に出演した「セーラー服と機関銃」の名台詞、機関銃をぶっ放したあとに放心状態でつぶやく「か い か ん・・・」を、出来るだけ色っぽく、よく真似したものでした。(笑)
それと忘れてならないのは、テレビCMで、彼女がヘッドフォンで歌を聴きながら涙をひとつぶポロリとこぼすシーンがあり、彼女が泣くシーンでは私も一緒によく涙をこぼしたものでした。(笑)
あと、リンス・イン・シャンプーのCMで、「チャン リン シャン」という彼女の台詞もよく真似てました。
お若い方は、私の話題にまるでついて来れないでしょう?(笑)
あ、いつの間にか、お話が変な方向に行ってしまいましたね。
ごめんなさい。(苦笑)
でも、この映画で私はもう一つ気になった事がありまして、それは主演の高倉健さんではなく(おい、こらっ!)、テーマソングの「戦士の休息」だったのです。
この歌は、その昔、グループ・サウンズ、ズーニーブーのボーカリストとして「白い珊瑚礁」をヒットさせた町田義人さんが歌っていたのです。
町田さんは、テレビのミュージック番組「夜のヒットスタジオ」で、この歌を披露した事があって、ちょっとシャイで、斜に構えた雰囲気があり、とてもかっこよかったのを覚えています。
町田さんは、のちにテレビアニメ「宝島」のテーマソングも歌われ、その歌も私は大好きでした。
それでは、映画の感想に移りたいと思います。
この映画を観た私の感想は、大スターを何人も使って、バイオレンスや大掛かりな仕掛けが盛り沢山で、角川映画社長、角川春樹氏の映画にかける情熱とか野心みたいなものを、すごく感じました。
そう、この頃、角川春樹氏は時の寵児と持てはやされ、何本もの映画をヒットさせていたのです。
「犬神家の一族」に始まり、「人間の証明」「戦国自衛隊」「探偵物語」「狙われた学園」「時をかける少女」「魔界転生」「復活の日」等など。
そんな一世を風靡した角川春樹氏だったのですが、1993年に麻薬取り締まり法で逮捕され、その地位を一瞬にして無くしてしまうのです。
角川春樹氏の映画手法は賛否両論あり、一言では言い尽くせないのですが、彼が日本映画界に残した功績や今日の映画に与えた影響は計り知れないものがあると思います。
角川春樹氏が麻薬取り締まり法で逮捕されたのはきわめて残念でならないのすが、彼は自社の利益追求のためだけでなく、日本映画を、時代や国を超越した世界に誇れる映画にしたかったのだと思います。
それは、まさしく見果てぬ夢であり、男のロマンと言っていいのではないでしょうか?
そんな角川春樹氏の思いを、私はこの映画のテーマソングに感じ取れる気がするのです。
映画「野生の証明」のテーマソング「戦士の休息」
作詞山川啓介、作曲大野雄二
歌、町田義人
ありがとう ぬくもりを ありがとう 愛を
代わりに俺の命を 置いて行けたなら
男は 誰もみな 無口な兵士
笑って死ねる人生 それさえあればいい
ああ瞼をひらくな ああ美しい人よ
無理に向ける その背中を見られたくはないから
生まれて初めて辛い こんなにも別れが・・・
薬師丸ひろ子さんが、美人か、そうでないかは、その人の主観によるところが多いですので、どうぞご理解下さいね。
でも、私は写真集を買ったくらいですから、大好きだったんですよ。
清潔感と、きまじめな雰囲気が良かったです。
町田義人さんは、かっこよかったですね~
なんだか、斜に構えた感じがありながら、シャイなところもあって。
Deer Hunterは、私は観た事がないので、何とも言えないのですが、あのギターのテーマ曲は、今でもよく聴いています。