農村ライフ 日々是好日

山形・庄内平野でお米を作る太ももの会広報部長の農村日記

鳥海不登山

2021-10-10 22:14:05 | 
初めて矢島口から鳥海山を登る予定で早朝5時に起きて車で出発。
しかし予想に反して山頂部は分厚い雲に覆われているではないですか・・・
しかもとぐろ巻きのようなおどろおどろしい笠雲が。


朝7時猿倉温泉鳥海荘到着。
せっかくだから朝風呂に浸かって様子を見よう。


ついでに旨そうだから朝定食を所望して、
窓越しに鳥海山に見上げます。
上空は青空なのですが、どうにも雲が取れそうもないので登山は延期を決定。
どうせ登るのなら快晴の下、双耳峰を見上げながらきっちりと気持ちよく登りたいのです。

しからば今日はこれからどうする?

善神沼や湿原周辺を散策することも考えましたが、
もう山を登り返す(車で)気力は萎えています。
それでは山麓をうろちょろすることにしましょうか。


鳥海荘の前に伝統芸能猿倉芝居の記念モニュメントがありました。


これは当地区の出羽人形芝居と似ていますね。
ルーツが同じなのでしょうか?


国道108号へ下りていくと、やたらに車の出入りが多い
農産物直売所がありました。
菜ランドという名前です。


店内には旬の葡萄や林檎が盛りだくさん。
活気がありました。


天然のなめこ、大袋で1300円です。


108号を雄勝方面に東進、
前から行ってみたかった道の駅「清水の里 鳥海郷」にやってきました。
お天気はどんどん良くなって日差しがまぶしい。


ここは矢島の町からはおよそ20km。
バイカーやサイクリストの姿も多く見かけます。

県境の丁岳の登山口へはここから南進、
笹子地区だと分かっただけでも収穫大です。

名物の松皮餅購入。
松の樹皮を練りこんだ大福らしい。


ここに来る途中に見かけた看板。


赤ひげの三船敏郎です。
ゆかりの地とあります。
鳥海が?


これは道の駅の売店に貼られていた「蜘蛛巣城」のポスター。
なんと三船敏郎のお父さんが当地の出身なのだとか。
知りませんでした。
「蜘蛛巣城」は黒澤版マクベスです。
クライマックスの籠城シーン迫力ありました。
妖女山田五十鈴も怖かった。


矢島まで戻りました。
ちょうど由利本荘市議会議員選挙の公示日で、
あちこちで掲示板にポスターを貼る運動員の姿がありました。


由利高原鳥海山ろく線の屋島駅に立ち寄りました。
新しい駅舎に入るのは初めてかも。






矢島駅の名物店「まつこの部屋」。
店主のまつこさんが掃き掃除から戻ってきました。
挨拶すると一発で「庄内だの」と当てられました。
「こちらはデラックスで、わたしはリラックス」
なかなか愉快なまつこさんです。
美味しいお水をいただきながら少しおしゃべり。
まつこさん、生まれは青森の大間なんだって。


10時46分発のディーゼルが発車の準備で動き出しました。
今度は鉄道でこの駅舎を訪れたい。


矢島の町から北に途中心細くなるような狭い県道で山越えして、
国道107号の東由利にやってきました。
道の駅「東由利 黄桜の里」です。
本荘からは25kmくらい離れています。


ここの施設は正面右側が商業施設ぷれっそ。
スーパーや雑貨店、本屋、ラーメン屋が入っています。

それにしても暑い。
気温は30度近く上がっています。
10月なのに。


そして正面から左側の大きな建物が、日帰り温泉「黄桜の湯 湯楽里」です。
ちょうどお昼になったのでここで大休止。
温泉に入って、広間で昼寝しました。
大きな浴槽で気持ちのいいお風呂でしたが、欲を言えば露天があれば良いのになあ。

ここ1週間で由利本荘市を訪ねたのは3回目。
少しは地理と道路も覚えてきましたよ。
周辺にはまだ入ったことがない温泉が4か所もあるので、
これからも由利本荘通いは続くでしょう。

国道の番数を整理しましょう。
海側の7号線から内陸の13号線を結ぶ道路は何本かありますが、
本荘から湯沢市雄勝が108号線、
本荘から横手が107号線、
本荘から大仙(大曲)が105号線(先週行ったいときん食堂)、
いずれも本荘が起点なんですね。
それだけ昔から本荘を拠点にして街道が発達していたからに相違ありません。
それでは106号はどこ行った?

帰路に眺めた鳥海山は雲が取れて七高山のとんがりまで見えました。
こんなにお天気が回復するとは意外です。
でも明日はやはり午前中から雨になる予報です。
祓川からの登山、出直します。





最新の画像もっと見る

コメントを投稿