


8時15分テレビの司会の言葉に合わせて黙祷を行った、そう今日は広島に原爆投下されて65年の日、そして戦後65年の年でもある。
黙祷をしていると、何故か原爆資料館とか写真集で見た悲惨な光景でなく、原水禁運動や平和活動のリーダーであった、故宮崎安夫さんや故森滝一郎さんの顔が浮かぶ、そして自分自身が係わってきた1コマ1コマが浮かんでくる。
広島県人ではあるが広島市の人間でなく、被爆者でない戦後生まれの私としては、当然の思い出し方かもわからない。
30数年前、毎年夏になると暑い暑い中、被爆者支援カンパで街頭に立ったり、へべれけになりながら平和行進で皆さんと歩いたり、確か5日は前夜祭で集会に参加したり、6日は黙祷とともに分科会で平和学習したり・・・
次々と脳裏に浮かんでくる、それから随分と時間が流れたが、おそらく原水禁運動の活動そのものはあまり変わってないのだろう?今年も後輩や活動家や市民の皆さんが、暑い暑い中黙々と活動されたと思う。
そして今日を向かえ、また来年の8.6に向けて黙々と活動を継承していくのでしょう。
オバマ米大統領が「核兵器なし世界」を訴えたり、平和式典に国連の事務総長や駐日大使が参列する時代となり、核軍縮や平和が1歩近づいた感はあるが、本当の「核兵器なし」の世の中は、誰がみてもまだまだ先のこと。
二度と悲惨なことは繰り返してはいけない・・・こんな単純で解りやすいことが実現できない、これが国と国なんでしょうね。
しかし「あきらめずに出来ることを積み上げる」これしかないのでしょう。
核実験抗議の座り込みは今でも続いています。