透明な気圏の中から

日々の生活の中で感じたこと、好きな作家についての思いなどを書いてみたいと思います。

二宮金次郎像現る

2016-12-12 22:01:00 | 日記

雪のち晴れ。最低気温-14.7℃、最高気温-3.7℃。

札幌の紀伊国屋書店1階のドアを開けると二宮金次郎像が本を手に立っていました。

手にしている本は藤倉徹夫著『金次郎はどこへいった―道内の像と昭和をめぐる旅―』。


江別市内の市民文化団体「ユベオツ書房」が刊行。240ページで、300部発行。定価2千円。紀伊国屋書店の札幌本店とオーロラタウン店、厚別店、小樽店で販売するほか、江別市内では市役所と市立病院の売店で取り扱うとのことです。


著者の藤倉徹夫さん(74)は「ユベオツ書房」の代表を務める元江別市役所職員。

2001年から15年かけて全道各地の廃校や学校を回り、約400体の金次郎像を調査したそうです。

その結果、金次郎像の建立ブームは戦前と戦後の2回あり、戦前は国威発揚、戦後は連合国軍総司令部(GHQ)による占領からの解放と戦後復興が背景にあったと分析するに至ったとか。


時代の風潮で持ち上げられたり、遠ざけられたリする金次郎さんも大変ですが、その辺りを掘り下げてくれる本のようです。

これまでは、質素で勤勉のイメージが強い金次郎像に親近感を持てなかったのですが、賭博とは無縁のこの像が今は正気を取り戻させてくれる清涼剤のような存在に思われました。

 

二宮金次郎像

 

『金次郎はどこへ』の本を持っていました。

 

駅前付近の冬景色

 

 大雪で歩道は細めでした。

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4 コメント

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はじめまして ()
2016-12-13 08:57:36
ご訪問頂きありがとうございます。
北海道は大雪とか。

雪のない地方で暮らしていますから
雪の大変さより
「美しい」ってイメージの方が強いのですが!

楽しい記事を楽しみにしています。
返信する
鯉さま (透明気圏)
2016-12-13 09:38:26
こちらこそご訪問とコメントを頂きありがとうございます。

実は私も、大雪の後の美しい景色には見ごたえを感じています。

昨日も帰りの車窓から美しい雪景色が広がり、みとれていました。
自然からの送り物が贈り物にもなるのです。

ドイツの旅行記、良いですね。
これからもどうぞよろしく。

返信する
こんばんは~^^ (西風)
2016-12-15 18:05:02
初めまして~m(_ _)m

西風~年がら年中真っ黒け~!と、申します。

先日、あなた様の記事「二宮金次郎像現る」を拝見させ

て頂きました~ありがとうございます。

実は私、数年前まで「木造学び舎」や「木造駅舎」の記録

画(写真)を認めていました。

ですから「金次郎像」は大変気になる存在です~(笑)

私的には「木造学び舎」=「金次郎像」の図式になりま

す。

でも、悲しいかな近年は木造学び舎は現存どころか解

体される運命にあります・・

木造学び舎のその殆どは「休校」⇒「廃校」⇒「解体」に

なんですね。

本当寂しい限りです~今度、機会を見つけて木造学舎

及び金次郎像巡りを再開したいと思います~(笑)

でも、残ってるかなぁ~(^_^;)

本日は突然のご訪問に失礼いたしました。

今年も残り半月と迫ってまいりましたが、どうぞ健康には

ご留意頂き、年末年始をお迎えくださいね~m(_ _)m
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西風さま (透明気圏)
2016-12-15 21:18:08
ご訪問とコメントをありがとうございました。

「木造学び舎」や「木造駅舎」の記録画(写真)を認められていたそうで、それらはこれからますます貴重なものになっていく事でしょうね。
それにしても木造の建物は味わい深く、なくなるのは寂しいものです。

「木造学び舎」=「金次郎像」の図式はなるほどと思いました。
まだ残っているものがあれば是非再開を!

ほんとうに、今年も押し迫ってまいりましたね。
どうぞ、良き年末年始をお過ごしください!
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