【東日本大震災】
クレーン船、70日ぶり海上に 岩手・宮古湾
2011.5.19 16:34
別のクレーン船につり上げられ、海に戻されるクレーン船旭隆号=19日午前、岩手県宮古湾の藤原埠頭
東日本大震災の津波で岩手県宮古湾の藤原埠頭へ打ち上げられていた約1300トンのクレーン船旭隆号をつり上げ、海に戻す作業が19日、行われた。約2時間の作業で、船は約70日ぶりに海上に浮かんだ。
船は岩手県釜石市の土木工事会社が所有。幅約18メートル、長さ約46メートル、防波堤工事のため係留していた時に震災が起き、岸壁から約100メートルの場所に打ち上げられた。
ジャッキで持ち上げた船体の下に特殊な運搬車両を滑り込ませ岸壁まで運び、別のクレーン船を使ってつり上げ、海へ下ろした。