8月23日~24日 深川小学校PTA主催の『避難所体験』が行われました。
PTAの皆様が準備・運営を行ってくださる夏休みの貴重な体験の一つです。
参加するこどもたちは受付をして校庭に集合しました。
中谷PTA会長さんのお話を聞いて、『避難所体験』がスタートしました。
始めに校庭で深川消防署 森下出張所の消防士の方々による展示訓練を見せていただきました。
素早く消防服に着替えて出動するときの様子や
梯子をつかって人を救助する様子などを見せていただきました。
消防士さん方の真剣で、素早く、無駄のない動きにこどもたちも感動していました。
次に、毛布をつかった担架のつくり方を教えていただきました。
緊急のときに身近にある棒や毛布で担架をつくることができます。
緊急時に鉄の扉や障害物を切断するエンジンカッターの展示訓練も見せていただきました。
消防士の皆さんは日頃からいろいろな訓練をして、災害時に備えていることがわかりました。ありがとうございました。
こどもたちが学校に泊まる準備をしているとき、PTAのみなさんが夕食の準備をしてくださいました。
緊急時の食料となるアルファー米とレトルトカレーをつかったカレーライスです。これは避難所での炊き出し訓練の一つです。
できたカレーがこどもたちに配られました。
一階の廊下でみんなでそろって、夕食のカレーライスを食べました。
PTA顧問さんからのアイスキャンディーの差し入れもありました。ありがとうございました。
夕食がすんでから、体育館で避難所でつかう、ダンボールをつかった間仕切りつくりを行いました。
避難所ではプライバシーもたもつのが難しいことや、避難物資はダンボールで運ばれてくることが多くダンボールは手に入りやすいことを学びました。
早速、みんなでダンボールをつかった間仕切りづくりを行いました。
つくったダンボール間仕切りは早速、自分の寝る場所に運んでつかいます。
この後、こどもたちは教室に分かれ、一泊しました。ゴザを引いて寝ましたが、かたい床では、なかなか眠れないようでした。
よく朝、6時に起床し、校庭でラジオ体操をしました。たった一泊でしたが、こどもたちは眠そうでした。
PTA会長さんからお話を聞き、アンケートを記入し、非常食をいただいて、こどもたちは家に戻りました。
PTAの皆様、御協力いただいた保護者の皆様、こどもたちに貴重な体験をさせていただきありがとうございました。
くしくも、今年は『平成26年8月豪雨』で日本全国で災害に遭われた方が多数いらっしゃいます。特に広島土砂災害では亡くなられた方、行方不明の方がたくさんいらっしゃいます、謹んでお悔やみ申し上げますとともに御見舞い申し上げます。
この日も、広島土砂災害で被災された方をはじめ日本各地で『避難所』で生活されている方が多数いらっしゃるときでした。本校の『避難所体験』がこどもたちの今後に生かされることを願うとともに現在、避難所で生活されている皆様に心より御見舞い申し上げます。