1/18(土)
3年生の道徳の授業です。
『自分の良いところ』はどんなところか?
の質問に、みんなとっても悩んでいました。
元気に自分のよいところを発表した子も3人くらいはいましたが、
みんななかなか思いつかないようです。
先生:「では、まず紙に自分の良いところを書いてみましょう。」
生徒:「え~、わかんないよぉ」
みんな一生懸命考えていました。
「きれいずきなところ」と書いた子、
「字がきれいに書けるようになった」と書いた子、
「自分で言うのもなんだけど、ダンスが上手なところ」と書いた子、
。。。でもみんな、ひとつ書くのがやっとな様子でした。
「先生はもっといっぱいみんなのいいところ知ってるけどなぁ」
先生がそう言っても、みんなは、「え~わかんない」
続いて班になって、お友達のいいところを書きます。
こちらはみんなすらすら書けます。
面と向かっていいところを書くのは照れくさいのか、
自分が書いたところを隠して紙をお友達に回しています。
班でみんな書きあったら、次は先生に渡して、違うお友達に
自分のいいところを書いてもらいます。
そして、最後にまた自分のところに返してもらい、
みんなが書いてくれた自分の良いところを見て
嬉しそうに、照れくさそうにしていました。
「これ誰が書いてくれたのだろう?」
一人の子のつぶやきに、見にいらしていた校長先生が質問しました。
「なぜ君は、だれが書いたか知りたいと思った?」
この質問に一生懸命自分の心を見つめながら答えるけれど、
なかなかなぜなのか、答えが見つからない。
ほかの子も手を挙げてその理由を一生懸命伝えようとするけれど、
なかなかうまく表現できない。
そして「なんとなくわかるんだけど恥ずかしいっていうか。。。」
そうですね、いいところを書いてくれてうれしかった、
だからきっと知りたいと思ったのでしょうね。
そして、書いてくれた人がだれか、知ったとき、
そのお友達との絆がより一層深まる、素敵な経験をするのでしょうね。
そして、授業は時間がきてしまいここで終了しましたが、
この授業は、自分の良いところ、悪いところ、見つめる
きっかけになったことでしょう。
よいところもわるいところも含めて、自分が大好き、
そう心から感じることのできる子になってほしいですね
きっとしあわせな人生を送ることができますね。
“何かができるから、よいところ”
子どもたちはそこから考えていました。
でも何かができなくてもよいところ、
みんなで考えられたらよいですね
(author:HPボランティア)