5月に引き続き江東区教育委員会俳句教育推進担当の小山 正見先生に来ていただき、5・6年生で「句会」を行いました。
夏を題材にした俳句を全員が1句つくり、披講(ヒコウ)といって全員の句を詠み上げ、その中から自分の句以外でよいと思った句を5つ選びました。
6年1組で「天」(一番多くのともだちがよいと思った句)になったのは、
「セミの声 母には負ける いかり声」
6年2組の「天」は
「スイカ割り はじけとぶのは 黒い種」でした。
句会のおもしろさは、「なぜ、その句がよいと思ったか」選んだ子が発表することにもあります。
「その時の様子が目に浮かぶ。」「気持ちがわかる。」「表現の仕方がおもしろい。」など、自分が選んだ理由を発表します。
また、小山先生や一緒に句会に参加してくださった阿部先生からもよいと思った句とその理由が話されました。「天」の句以外でもよい句はたくさんあることが分かります。
2日の5年生の句会には、俳人の堀本 裕樹先生がいらしてくださいました。堀本 裕樹先生は19歳から俳句をはじめられ、角川 春樹さんが主催する俳句の会に参加され、創作の傍らビジネスマンを対象とした句会を開催されたり大学や生涯学習センターの講師もされていて、河新人賞や銀河賞、角川春樹賞などの受賞歴もある現役の俳人です。
5年1組の句会「天」は「蚊をたたき ころしたかずは 五千匹」
5年2組の句会「天」は「真っ暗で 音だけきこえる 夜の海」 でした。
堀本 裕樹先生からのこどもたちの句を取り上げて、講評をしていただきました。今回、選んだともだちが少なかった句でもすばらしい句があることをお話ししてくださいました。
こどもたちも俳句つくりのおもしろさを学んでくれたと思います。