深川小学校 日々のできごと

深川っ子の学習や生活の様子、季節、地域の話題をお届けしています。学校をより身近に感じていただけたら幸いです。

<学校公開> 5年生 田んぼの学校

2010年05月27日 | 学校生活

学校公開4日目。5月24日(月)5・6校時、5年生の「田んぼの学校」がありました。
講師は、毎年お世話になっている、鶴見さん。

最初に、発芽のしくみをおさらいしました。

次に、国語:宮澤賢治の詩 「雨ニモ負ケズ」を子どもが朗読します。

この詩の中に、「一日に 玄米四合と味噌と少しの野菜を食べ」という一節が出てきます。
玄米四合を1年分に換算すると当時は約219キログラム食べていたことになります。
現在、日本人が1年にお米を食べる量は60.4キログラムだそうです。その頃の3分の1以下ですね。

休み時間に、これから植える予定の苗をさわってみる5年生たち。

「お米は、種です。子孫を残す代わりに、人間に食べられる。牛さんや、豚さんも、人間に食べられて、人間に生まれ変わるなら、良かったと思っているかもしれないね。食べるということは、命をつないでいくことなんだよ。」

「米という字を分解すると、八十八。お米を作るには八十八の手間がかかる、と言われていますが、本当はそれ以上です。5年生のみんなはこれから、そのうちの二つの手間を受け持つことになります。(田植えと稲刈り)手間ひまかけて作ったお米、残さず食べて下さいね。」

鶴見さんは訥々と、語っておられました。

授業の後半は、自分のイメージの中の田んぼの風景を絵に描いたりしました。その後、実際のイネの植え方を鶴見さんに教えてもらい、来るべき田植えの日に備えていました。本物の田んぼは、どんな感じなのでしょう。楽しみですね。

(author:HPボランティア)