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サグラダ・ファミリア大聖堂が2026年ついに完成か?

2024年03月28日 06時52分59秒 | 旅行

 

スペインのバルセロナにあるサグラダ・ファミリア大聖堂が、着工から140年あまりを経て2026年、ついに完成するとの発表があった。6つの塔のうち最後の塔のメインタワーの建設が完了すれば、サグラダ・ファミリア大聖堂は完成を迎える。聖母被昇天の礼拝堂は2025年に、イエス・キリストの塔は2026年に完成が見込まれるという。イエス・キリストの塔(高さ172.5m)は、最後に高さ17メートルの十字架を設置するので、完成すれば、ドイツのウルム大聖堂(162m)を抜いて世界一高い教会となる。ウルム大聖堂にも1987年10月に行ったことがあるので、感慨深いものがある。

カタルーニャの建築家アントニ・ガウディが設計したサグラダ・ファミリア大聖堂の建設は1882年に始まった。聖堂は、それぞれ聖書の登場人物(12使徒と4人の福音書作家、聖母マリア、イエス)を象徴する18の巨大な尖塔で構成される。ガウディが1926年に死去した時点で建設はまだ10~15%しか進んでいなかった。ただでさえ遅れていた建設は、1930年代のスペイン内戦で中断し、ガウディが手がけた建築物などのほとんどは、この戦争で破壊されたという。1984年にはユネスコの世界遺産に登録され、2010年には当時のローマ教皇ベネディクト16世が正式に教会として認定したが、この聖堂が137年の間、違法建築だったことも分かり、2019年にバルセロナ市が建築許可を出したそうである。

この大聖堂には、2回訪問したことがある。1回目は、1987年9月、2回目が2012年5月であるが、ずうっと建築が進行中であったので、その見た目の外観はまったく異なる印象であった。2012年の時は、礼拝堂が2010年に完成していたので、礼拝堂の中も、塔の上部も博物館も、ライトアップした外観もかなり時間をかけてしっかり見ることができた。2026年は、ガウディ没後100年という節目の年なので、建築作業を急ぎ、そこを目指して完成させようというものである。完成が楽しみである。但し、2026年はあくまでメインタワーの完成で、最終的な完成は、10年後の2034年頃だそうである。

 

テレ朝ニュース(3/27): https://news.tv-asahi.co.jp/news_international/articles/000342505.html

 

          1987年当時の写真

 

          2012年当時の写真

 

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