浪漫飛行への誘(いざな)い

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60代からの見た目の壁

2024年03月20日 08時13分24秒 | 人生

 

精神科医である和田秀樹著の「60代からの見た目の壁」を図書館で借りることができた。最近この手の本を読むことが多いが、一度読んだら十分なので、図書館で借りることが多い。人気がある本は、数ヶ月待つことはよくあることなので、順番が来るのを気楽に待っている。今までに和田氏の本は、「80歳の壁」「ぼけの壁」はじめ何冊か読んでいるが、高齢者の生き方について彼の考え方は自分の思いに近いので、共感することが多い。

「60代からの見た目の壁」は、60代は「見た目老化の分かれ道」で、60代なのに40代に見られる人と80代に見られる人の違いはどこか?がテーマである。

筆者は、60代からは「見た目が10割」でおしゃれを推奨する。

・見た目は寿命の長さにも影響する

・粗食は見た目年齢を上げ、健康も損なう

・65歳過ぎたら「健康至上主義」と決別せよ

・知性こそ見た目を引き立てる妙薬

と強調する。

個人的には、がっかりしたくないので、ほとんど鏡を見ることがないが、写真に写った自分の姿をみて、愕然とすることが多い。禿げ上がって、肌に張りがなく、シミが目立ち、覇気がないとひしと感じる。テレビに出てくるお年寄りを見て、その年齢が自分の同じということを知って、ショックを受けることも多々ある。年齢を偽ることなく、堂々と実年齢で勝負し、年齢バイアスを捨てる必要がありそうである。最近は、着る機会もあまりないからといって、新しい洋服を買うのを控えているが、それではいけないのかも知れない。見た目の年齢を高めるには笑いが重要であるともいう。女性の見た目が若いのもよく笑うからかもしれない。

年齢感覚からみると、「サザエさん」に出てくるお爺さんの磯野波平さんの年齢は54歳という設定というからビックリであるが、井上陽水の「人生が二度あれば」では、年老いた父の年齢は65歳、母の年齢は64歳である。今や、歌手の石川さゆりは66歳、山本リンダは72歳、アグネスチャンは68歳と皆お婆さんという印象とはほど遠い。テレビで歌う今の姿を見ても、それぞれ年齢に関係なく生き生きしていて、年齢を感じさせない。

和田先生のアドバイスに従って、もっと見た目に気とお金を使ったほうがいいかも知れない。どうせあと数十年しか生きられないのだから、おしゃれして、お化粧して、人生をいっぱい楽しまないと損!その意欲こそが、見た目年齢の壁を打ち破る秘訣というから、そうしたいものである。また、若さを保つには年を取っても異性にもっと関心を持つ必要もありそうである。

ちなみに、本の目次は下記のようになっている。

■目次

1章  見た目年齢の格差はなぜ起こるのか

2章  見た目年齢若返りはおしゃれから

3章  見た目年齢が若返る食べもの

4章  知性がないと見た目は若返らない

5章  見た目をかっこよくする生き方

年をとったら、人目を気にせず、おしゃれし、知的関心を持つことが若さを保つ源かも知れない。気になる人は一読することをお薦めする。

 

人生が二度あれば(井上陽水 今聴くとジーンと来る): https://www.youtube.com/watch?v=1HCtX5bohVc

コメント
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