花浄土鹿児島

鹿児島の花や風景、祭りなどを巡るブログです。
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日置市で震度4 震源は吹上浜沖 2020/06/01(鹿児島)

2020-06-01 15:47:44 | 日記
6月1日(月)9時33分頃に地震が発生、鹿児島市の震度は4でした。

地震情報 NHKニュースから引用


こちらは地元テレビ局 MBCテレビから引用


鹿児島市内の病院で定期検診を受けていたところ、いきなり突き上げるような揺れがありました。揺れの時間は短く被害は出ていないようですが、気になったのは震源。実家のある日置市日吉町日置のすぐ沖でした。

大正2年(1913年)の日置地震

吹上浜 日置海岸


釣人の左奥、小さく見えているのは久多島(ふたしま)。西南西方向にあり、直線距離で約11.4km。震源の×印は久多島よりも北側のようです。

母が日置でも昔大きな地震があったと話していた記憶があります。関連や発生時期は判りませんが、Yさんからは、地震の津波が川を遡り下原付近の低地が浸水したという話を聞いたことがあります。

今から100年以上前の大正2年(1913年)6月29・30日には伊集院を震源とする日置地震が発生しています。日置市防災計画に記録がありますので引用します。

<日置市地域防災計画 本編 第5章 日置市の地勢及び災害記録>
本市において発生した大規模な地震は、1913 年(大正 2 年)6 月 29 日及び 30 日の 2 日間で 2 度の大規模な地震が発生した「日置地震」(震源地:伊集院、マグニチュード 6.4)である。

本地震は、2014 年(大正 3 年)に発生した桜島の大正噴火の前兆現象のひとつとして数えられており、同時期にはこの地震のほかに、日向灘地震(1909 年・マグニチュード 7.9)や喜界島近海地震(1911 年・マグニチュード 8.0)などの大規模な地震が発生している。(引用終わり)

吹上浜海底に走る断層

日置地震を調べるうちに政府の地震調査研究推進本部による吹上浜沖合の海底断層資料がありましたので引用して紹介します。

市来断層帯


付録5-16 市来断層帯の長期評価 図1 市来断層帯の位置とその周辺の地質構造


市来(いちき)断層帯は、鹿児島県いちき串木野市(くしきのし)から甑(こしき)海峡南方にかけて分布する断層帯で、ここでは市来区間、甑海峡中央区間及び吹上浜西方区間に区分します。(以下は詳細な専門的記述のため省略)

北に見えるのがいちき串木野市 右奥は日置市東市来町江口浜


実家すぐ上の標高は17m


日本は地震の多い国ですが、阪神淡路大震災、東日本大震災、熊本地震と続き、南海トラフ大地震の警戒が続いています。熊本地震では2回目の大きな揺れで多くの被害が発生しました。

かつては本震後は規模の小さな余震が続くとされていたのが、逆にもっと大きな揺れへの警戒が強まり、余震と言う表現自体に慎重さが要求されています。

今日の地震を引き金にさらに大きな地震が発生しないよう、また、桜島の活動が激しくならないことを強く願っています。

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