花浄土鹿児島

鹿児島の花や風景、祭りなどを巡るブログです。
(季節の花、吹上浜、桜島、霧島など)

霧島秋色 2013/11/05 (鹿児島県)

2013-11-16 16:26:39 | 霧島連山
霧島は鹿児島県と宮崎県にまたがる火山地帯です。日本で初めて国立公園に指定され、名前のとおり霧の多いところです。





霧島連山の中ほどに位置する新燃岳は今も火口周辺1km以内への立入規制が継続されています。1km圏外でも一部の登山道は火山礫や噴石に埋まり危険な状態で閉鎖されています。霧島では登山事故も時々発生していますのでご注意ください。

観光のメインは連山北西側の宮崎県えびの高原(標高1200m)です。周辺は10月下旬から11月上旬にかけて不動池、六観音御池、白紫池を巡る紅葉散策、韓国岳・大浪池登山などで大変なにぎわいです。特に池巡りは勾配が比較的緩やかで手近なことから観光客にも人気です。






鹿児島・宮崎は南国のイメージがありますが霧島連山の韓国岳は標高1700mで阿蘇山よりも高く、高千穂峰も1574mあり紅葉が見られます。それでも南国のことで紅葉する木は少なく、全山燃える紅葉や、林が黄色く染まるような風景は見られません。

緑濃い原生林の中や渓流沿いに紅葉する木々が混じる程度ですが、緑の風景に点在する紅葉や、その枝先、葉などを写すには十分です。







えびの高原の紅葉は11月中旬に終わり、下旬にかけては霧島山麓北西側の白鳥神社付近や南東側の霧島神宮付近の紅葉が見頃になります。今シーズンの紅葉風景を何度かに分けて掲載する予定です。

えびの高原にミヤマキリシマの咲く頃の話題はこちらです
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加久藤盆地の雲海(鹿児島県湧水町)

2013-11-16 15:05:36 | 自然観察
加久藤盆地(かくとうぼんち)は約33万年前に活動していた火山カルデラ跡と言われています。鹿児島県湧水町から宮崎県えびの市、小林市に及ぶ東西約15km、南北5kmの範囲で中心部を川内川が流れています。

春先や晩秋は雨の翌日などに無風であれば雲海が見られます。今回は2013/11/08湧水町から撮影した雲海(のような風景)です。もっと良い場面を写せるだろうと思っているうちに再訪の機会がなく、そのときの画像を掲載しています。



最初の画像は日の出1時間半ほど前の午前5時頃のえびの市方向です。道沿いや街の明かりが雲海を通して浮かび上がりますが、この日は雲海(霧)が深すぎて車の光跡が全く見えませんでした。

5時半過ぎ、吉松から都城を結ぶ吉都線の上り一番列車は音だけは聞こえますが明かりは全く見えません。それでも鉄橋を渡る軽やかな列車の音が心地よく届きました。

夜明け前になり様子が見えてきました。無風状態を期待していましたが・・・やはり、北東から1m程度の風があり雲海条件としては良くありません。







デジタル画像を無理やり調整して雲海らしくしていますが、見た目には殆どコントラストがなく雲海としては外れに近いものです。水蒸気が多すぎるのか東側の霧島連山が霧に隠れています。見晴らしが悪くようやく見えた朝日も弱弱しい状態のまま。

熱心に撮影を続ける人をよそに、私はあきらめて記録写真を撮影。ご覧のとおり、ぼんやり過ぎる状態で残念でした。





最後の画像は撮影地を後にした山道沿いの風景です。真冬になり霜が降りるようになると雲海は出なくなります。果たして今シーズンもう一度雲海に巡り合えるでしょうか。
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