花浄土鹿児島

鹿児島の花や風景、祭りなどを巡るブログです。
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久しぶりに桜島へ 2013/11/21(鹿児島県)

2013-11-22 18:15:10 | 桜島
久しぶりに桜島へフェリーで渡りました。鹿児島市街地から海路3.5kmほどを隔てた桜島です。錦江湾(きんこうわん)沿いに姶良市から霧島市を経由する陸路では一時間以上はかかります。

桜島フェリーは鹿児島市船舶局が運営しており最短では10分間隔、深夜も1時間おきに運行されています。わずか15分ほどの乗船時間ですが鹿児島市街地と桜島だけでなく北には霧島連山、南には開聞岳も望めます。



上の画像は鹿児島市街地の県庁方面です。釣船の左側には潜水艦も停泊していました。桜島の北東側霧島市福山町に海上自衛隊鹿児島訓練所があり、よく見かける風景です。

大正大噴火の惨状を今に伝える黒神地区の埋没鳥居に立ち寄りました。桜島東部の黒神中学校に隣接した県道沿いにあり、道路向いには駐車場とトイレが整備されています。

高さ3mほどの鳥居は笠木を残して火山灰に埋没しています。大噴火の脅威を後世に伝えるため当時の姿のまま残されたものです。奥には原五社神社(腹五社神社)が祭られています。







境内脇社の石仏は子安観音様だろうと思います。高さは50cmほどでしょうか。観光客はあまり訪れることはないようですが静かな落ち着いた場所です。

次の画像は桜島西部の野尻橋からの風景です。土石流災害防止のため、堰堤に溜まった火山灰や岩石をダンプカーで運び出しています。国立公園内のため自然景観に配慮して道路から離れた場所に集積し、一部は建設資材として運搬船で積み出されています。



2006年に昭和火口の活動が始まり、それ以降は南岳山頂火口からの噴火は殆どありません。西側山麓の浸食が進行しており今も砂防ダム工事が続いています。桜島では火口から2km以内は立入が禁止されており、登山もできません。

桜島を一周する道路以外の生活道路や農地への道は大半が狭く、山側に向う道は殆どが砂防工事用か火山観測用で関係者以外は立ち入りができません。湯之平展望台までの道は観光用に特別に整備された道路です。





桜島東部の黒神地区からの撮影です。昼も夜も昭和火口から緩やかな噴煙がくすぶり続ける状態で、噴火も爆発もありませんでした。17時過ぎには日が暮れて19時頃には気温が6度まで下がりました。

最後の画像左上は月ではなく明るい星です。21時前には東空に昇った丸い月が輝き出したので撮影を切り上げました。
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