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100倍楽しむ海外旅行  時々国内旅行

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歳(終末期後期高齢者)のジジイの53

回の旅行103ヶ国を100倍楽しんだ話 付録で時々エンディングノート

「臨時特別編」北朝鮮のミサイル発射←竹槍だ!

2017年09月02日 08時18分00秒 | 時評

 

 今回の北朝鮮のミサイル発射での日本(政府およびマスコミ・交通関係など)の反応で私はアジア太平洋戦争末期の「竹槍」でB29を打ち落とし、竹槍で鬼畜米英の上陸を阻止するという話を思い出しました。この話は戦後生まれの人には全く理解不能でしょうね。そこで、ちょっとだけ理解を助けるための短いエピソード?を。1944年2月23日(敗戦の日は1945年8月15日)に毎日新聞の「竹槍では間に合わない**」という記事が領布・発売禁止になりました。 

「Jアラート」に代表される一連の日本の反応と「竹槍」は、恐怖心、敵愾心と愛国心を煽るだけで他に何の効果もないという共通点があります。

違いもあります。竹槍からは何ももたらしませんが、今回は日米の軍事産業(死の商人)に富をもたらし、社会福祉費が削られると謂うことです。最近の新聞の見出しに「防衛費膨張一途」とありました。

今回のこのことで一番喜んだのは安倍さんでしょうね。 恐怖心を煽ることで憲法改正への道が早まるからです。これは当否・賛否は別として極左から極右のまで共通事実認識でしょうね。

写真は鬼畜米英を竹槍でやっつけるという戦時中の小学生の訓練です。(ネットからの拝借)


「臨時特別編」8月15日は?「終戦の日」?「敗戦の日」?

2017年08月18日 08時16分17秒 | 時評

 

 私は8月15日を「敗戦の日」と謂うべきだと思っています。安倍首相は「敗戦の日」ということは知ってはいるが、そういいたくなく「終戦の日」と謂うべきだと考えているでしょう。これは現在の多くの日本人の常識かもしれません。マスコミ関係は全て「終戦の日」ですね。しかも最近では8月15日を「敗戦日」ということも知らない人もいるようです。私は「終戦の日」と認識することによって「アジア太平洋戦争」の本質を誤解し、現代日本の理解も間違うのではないかと危惧しています。これ以上の議論は私の能力を超えるのでやめますが、実は写真の8月15日の朝日新聞の天声人語欄の紹介が目的でこの文章を書くことになりました。

 ご覧ください。8月15日を「敗戦の日」と「終戦の日」の2つの表記をしていますね。一般的には同一の文章で同一の事柄を違った表記はしないと思います。その場合はその理由が書かれるべきでしょう。朝日新聞の社是は「終戦の日」ですが、筆者は「敗戦の日」が正しいと思っているので高倉健の言葉にかこつけて「敗戦の日」と書き、最後は「終戦の日」で妥協した文章ではないかと私は妄想しました。いろんな読み方があると思います。皆さんのご意見を伺いたいものです。


「番外編」伊達直人現象に思う

2011年02月13日 08時21分06秒 | 時評

 

雑誌「週刊金曜日」211日号に私の投書が掲載されました。そこでこのブログにも転載します。

 

          伊達直人現象に思う

 

閉塞状況にある日本で最近の明るいニュースは伊達直人現象でしょう。日本でこのような行動が外国に比べてすくないのは「恥じらい」の精神が日本人には強いからであるとのテレビなどでの識者の指摘があります。

 私はそうではなく、このような善意の人がこの世にはいないと信じている多数の世間の人たちの常識が善意の人の行動を阻害しているような気がしています。

 私の乏しい経験を紹介します。ある時ある事情で米が余分になったので、何か福祉関係で役に立てばと思い地域の民生委員に相談しました。ところがその方はそのお米を買い取りましょうと言われました。少し唖然として無料での提供を言いました。ところが引き取り来られた時には高価な果物をお持ちになりました。少し悲しくなりました。

 知人の生活上のことで福祉事務所に連絡しました。その実態を話して説明をしたところ、そのことについての質問はほとんどなく、私と知人の関係について、「親戚か、近くに住んでいるのか」などの質問を執拗にされました。

 またある人の生活上の問題の相談に乗り解決したところお礼をもらうためにしたと噂が立ちました。

 伊達直人現象がこのような世間の常識の解消に役立つことを期待しています

 

 

 

 

 


「番外編」北方領土を国連に

2009年11月15日 08時11分11秒 | 時評

  11月13日号の「週刊金曜日」に私の投書「北方領土を国連に」が掲載されました。番外編として紹介します。 

     北方領土を国連に 

 本多勝一さんは本誌773号で「何度でも言う、千島全島はロシアの侵略だ」と書き領土返還をロシアに求めています。私は領土返還ではなく千島全島またはいわゆる「北方4島」を国連に寄贈してそこに国連本部を置くことを提案したいと思います。だいたい、アメリカ合州国に国連本部があること自体、世界平和のためによろしくないと思います。 本多さんは千島列島はロシアの侵略であるから日本に返還ということですが、歴史的に国土の確定なるものはだいたい戦争と侵略によるものです。近代的概念の国家なるものはほとんどがそうです。 確かに現代は戦争と侵略を認めない時代になりつつあります。しかしだからと言って、今までの国家による侵略を元に戻そうとするのは全くの空論であることは言うまでのもないことです。 領土問題で互いにその正当性を主張するのは各々に不毛なナショナリズムを激化させるだけです(私はナショナリズムが現代社会の悪の元凶と思っています)。朴裕河さんは竹島(独島)について日韓両国の共同領域を提案されていますが、「私は北方領土に国連を」です。 鳩山由紀夫さんとプーチンさんがこのことを共同提案すればたぶん本多さんも異論のない二人のノ-ベル平和賞受賞だと思うのですが。


「番外編」シリーズ日本現代史⑥ アジア・太平洋戦争(吉田裕著)

2008年01月25日 09時02分51秒 | 時評

 この本の著者に以下のような質問状を出しました。

 貴著「アジア・太平洋戦争」についてお尋ねします。 「***『はじめに』には慰安婦について触れられていますが、本文には何も書かれていません。なぜ記述がないのか、その理由をお教えください。***」

  以下のような回答をいただきました。 

 「****当初の予定では前の巻の加藤陽子さんが1940年までは書くことになっており、そこで当然日中戦争期の慰安婦の問題を取り上げてくれるものだと考えていました。ところが、加藤さんの巻が日中戦争開始の段階でほとんど終わってしまったため慰安婦に関する具体的叙述がどこにもない結果となってしまいました。私の担当巻で日中戦争期までさかのぼって書くのも書きづらいということもありましたし。ただ一言ぐらいは触れるべきだと反省しています。****」

 以上何かの参考になればと思い「番外編」として紹介しておきます。