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[スペイン機墜落]原因は離陸ミスが濃厚に

2008-08-22 | 事故・事件・トラブル
<コメント>
8月20日墜落したスペイン機の墜落原因ですが、離陸ミス説が濃厚となりました。
墜落した機材はMD-82型機で、機体後部に2個エンジンがあるタイプです。

情報によると、事故機は出発前に複数のトラブルがあり、一旦滑走路から引き返し点検。その後問題なしとの結論で離陸に至った。

しかし事故原因について、いろんな情報が錯綜している。
・離陸したが、異常で引き返し着陸を試みるが失敗
・離陸加速中に左エンジンから出火し墜落
・機体はなぜか右へ傾き滑走路を逸脱して炎上

これといった決定的な原因が不明のままですが、今後の調査報告を急いで頂き、このような旧タイプ機材への対応をしっかりして頂きたいと思うばかり。



<墜落時のビデオ>
事故直後炎上中の機体


離陸ミス、テロ否定 スペイン機 死者153人に 8月22日8時0分配信 産経新聞

 スペインの首都マドリードのバラハス国際空港で起きたスパンエア航空の旅客機事故で同国政府は20日、乗客乗員172人のうち153人が死亡したと発表した。生存した19人も負傷している。
 マドリードの在スペイン日本大使館は搭乗者リストに日本人が含まれていなかったことを確認した。
 現地からの報道では、事故を起こした旅客機MD82は20日午後2時45分(日本時間同9時45分)ごろ、滑走路を離陸した直後に機体が傾き、別の滑走路に緊急着陸しようとした。だが、外れて滑走路脇に突っ込んだとみられる。
 スペインのアルバレス開発相は「離陸時のミスとみられる」と語り、テロの可能性を否定した。地元メディアによると、機体左側のエンジンが離陸時に出火していたという。同機はいったん滑走路に近づいた後、計器の故障で引き返したとの情報もある。
 スパンエア航空の親会社で、スカンジナビア航空などを傘下に置く「SASグループ」は調査などのために特別チームを結成。米連邦航空局(FAA)とボーイング社も調査支援を表明した。(パリ支局)



出発前に吸気口過熱=事故原因と関連か-スペイン機墜落 8月21日23時2分配信 時事通信

 【パリ21日時事】AFP通信によると、死者153人を出したスペインのスパンエア航空機墜落事故で、同社は21日、マドリードで記者会見を開き、事故を起こしたMD82型機の機長から「操縦室内の吸気口が過熱している」と出発直前に報告を受けていたことを明らかにした。事故原因との関連を改めて調べる見通し。
 同社のメンドサ副社長は会見で「吸気口の電源を切り、機能しないようにした。それによって過熱の問題はなくなった」とし、出発時には「異常な点はないとの結論に達していた」と語った。
 しかし、事故機は離陸中、左側エンジンから出火、機体は滑走路右脇へ逸脱した。左側エンジンに問題が起きた場合、機体は左へ傾くはずだとして、事故原因がエンジンの問題だけだったのかを疑問視する見方も出ている。
 メンドサ副社長は、事故機のブラックボックス2個が回収されたことを明かし、事故当時の早急な状況分析に協力する考えを示した。