flight2005

航空機関連の情報をアップしています。今日もナイスなフライトをお願いします。

[エンジン出火]着陸直後あわや大惨事

2006-12-25 | 事故・事件・トラブル
<コメント>
 写真の飛行機、ご覧になった事ありますか?
「はい」と答えられた方は、かなりの航空(軍事)ファンですね!
ハリヤーのプロペラ版、垂直離着陸機MV22という名前のようです。
 12月7日にアメリカの基地内で着陸直後、左エンジン付近から出火していた事が解りました。この機材は沖縄の普天間飛行場への配備が計画されており、近隣の住民にとっては、たまったものではありません。出火原因は現在不明で、しかも過去墜落等の理由で23人もの方が犠牲になられているのです。
 基地問題には今回言及しませんが、安全を第一に考えた機材選定をお願いしたいものです。

(琉球新聞)最終更新:12月25日9時51分
 名護市辺野古への米軍普天間飛行場代替施設への配備が計画されている米海兵隊次期主力航空機の垂直離着陸機MV22オスプレイが12月7日夜、米本国内の海兵隊基地内で、着陸直後に左のエンジンカバーから火を噴くトラブルを起こしていたことが分かった。昨春も同様の事故が発生していたという。今回の原因は不明だが、海兵隊は同型機の飛行を停止していない。相次ぐ事故に改善が見えないまま配備に向けた動きだけが着々と進む状況に、今後「欠陥機だ」との批判がますます強まりそうで、配備予定先の辺野古移設案にも反発が強まるのは必至だ。 米地元紙「スター・テレグラム」などが報じた。
 海兵隊は当初、損害が100万ドルを超える深刻な「Aクラス」の事故に当たるとみていたが、その後2番目に深刻な「Bクラス」と認定した。
 同紙によると、担当者は事故から2週間が経過した現在も「根本的な原因は分かっていない」と話している。同型機は2005年3月にも同様にエンジン部分から火を噴く事故を起こしていた。担当者はその後内部機構の設計を変更したため、今回の事故が同じ原因によるものではないと強調した。
 今回の事故は、オスプレイの実戦配備に向けて調整している米ノースカロライナ州ニューリバー海兵隊航空基地で、通常の飛行訓練を終えて着陸直後に発生。すぐに消火され、けが人はなかった。担当者はエンジンそのものからの出火ではないと説明した。
 オスプレイの沖縄配備をめぐっては今年6月、ウエーバー在沖米4軍調整官が14―16年に配備することを明言。名護市の代替施設も配備を想定して滑走路の長さを1800メートルと要求した。一方、日本政府は具体的な配備予定は聞いていないとの姿勢だが、額賀福志郎前防衛庁長官も4月の衆院安全保障委員会で「将来輸送ヘリを代替していく予定であることは聞いている」と述べている。
 オスプレイは実験段階から事故が相次ぎ、実用段階の2000年にも2件の事故で計23人が死亡。国防総省は2000年末から一時、飛行中断の措置もとった。今年3月にはニューリバー基地で点検中、不意に浮き上がり、落下する事故を起こしていた。

ANAの旅行総合サイト【ATOUR】エーツアー