3月11日。
僕たちは、まずはゆきえさんに会いに行きました。
お墓の裏の「34歳」
それを見るたびに驚いてしまう。
分かっていることなのだが。
空は澄み渡って、どこまでも青空が広がっています。
泉ヶ岳も見えて、仙台市内もよく見えます。
そのまま「未来へのエール」メモリアルイベント会場に向かいました。
今年は去年の倍。
みやぎ復興応援団も青空応援団の参加団員も去年の倍。
「みんなのエールを必要としている人達がね、今日はものすごくたくさん来ています。今日は大きな地震があった日だね。大きな大きな悲しみを乗り越えて、大変な日々を乗り越えて、今日という日に来てくれてるんだよね。緊張なんかしなくていい。元気になれ!と一点集中して、エールを送ろうね。みんななら出来る。僕にはそんな自信というか確信がある。」
誰もおしゃべりせず、真剣に聞いてくれています。
未来は大丈夫なような気がします。
「表情がかたいぞ!」
「ギャーーー!」
「阿部副団長…また、つまらないことを言ったのか?」
「いえ、なんでもねぇ…です。」
「言ったよな?」
「言ってません…」
「言いましたよね??」
「はい!」
リハーサルです。
バミリ。
「ここに立つんだよ?」
「はい〜…じゃなかった、押忍!」
「緊張しなくて平気だからね。僕らがずっと後ろにいるからね。」
「大団旗はこのように頼むぜよ。」
「押忍」
彼等は、僕の護衛です。
護衛はいらないんだけど、色々とあってガードマンです。
誰が団長か分からないね。
みんなに品格が出てきました。
いつかそれが風格になれば、僕らはもっといいエールが出来るかと思う。
こやつらは授業中に騒いで怒られてるわけではありません。
いよいよです。
まずは青空応援団から。
「会場を盛り上げておくからね。任せとけ!」
テーマは圧倒です。
さぁ、みやぎ復興応援団の出番です!
すごい!
ステージ黒い!
たくさん練習を重ねて来たので、旗を振れる子も増えました。
団員より上手く振れる子も増えました。
すごい!
恥ずかしさ。
緊張。
色んなものを乗り越えて、人の応援をする。
これはとても勇気のいることです。
僕たちの活動の意義をお話ししました。
夢や希望を語れない。
そんな子ども達が増えてるのは、我々が責任を取るべきだ。
我々が世界を変えていかなくちゃ。
なんで「頑張ってる奴」が「頑張ってない奴」に気を遣わなくてはならんのじゃ。
田島貴男さんです。
「たかおさん?こんちは。平です。」
「おおう!団長!!どうしたの??」
「実は、メモリアルイベントってのがあって、そこで歌ってもらえませんか?」
「いいよ!」
「いいのかい!」
話の早い人です。
詳細も聞かずに。
田島貴男さんはフィルムカメラに目覚めていまして、ニコンのいい感じのカメラをぶら下げています。
「これで団長を撮りたい。」
カシャ。
いい音。
田島目線。
フィナーレ。
みんなで「ふるさと」を歌いました。
山寺宏一さんは、
「世界で一番かっこいい男」と連発してくれました。
恐縮です。
僕は世界で一番、素敵な声の男だと言いたい。
田島さんも山寺さんも、MCの中で僕のことを褒めすぎてくれました。
「褒め過ぎだと思う。」
そんな風にサダポンに言うと、
「君のしてきたことなんだよ。」
と一言で言う。
サダポンは、父親のような兄のような友達のような、そんな人です。
終了後のステージ裏。
みんな、とっても頑張りました!
ダニーの顔の大きさが異様です。
「あのさ。」
「?」
「もう一回、応援団やらね?」
「へ?」
「もう一回、応援団やらねぇかっつってんの。」
「おぉ、いいよ?」
なんで応援団をもう一度やろうと思ったか。
彼に詳細を話したのはその後からです。
「お前がやるってんだから、俺は担いでやろう。」
「ありがとうございます。」
こんなことになるとは思ってなかったなぁ。
色んなところで「全力」を出してきたから、こんなことになったんだ。
たぶん。
色んなところって、100とか200じゃねぇもんなぁ。
色んなこと、あったよね。
だから、こんなことになってんだ。
こんなことって、
こんなことよ。
俺たちがやろうとしてたこと。
未来へのエールじゃろがい。
僕たちは、まずはゆきえさんに会いに行きました。
お墓の裏の「34歳」
それを見るたびに驚いてしまう。
分かっていることなのだが。
空は澄み渡って、どこまでも青空が広がっています。
泉ヶ岳も見えて、仙台市内もよく見えます。
そのまま「未来へのエール」メモリアルイベント会場に向かいました。
今年は去年の倍。
みやぎ復興応援団も青空応援団の参加団員も去年の倍。
「みんなのエールを必要としている人達がね、今日はものすごくたくさん来ています。今日は大きな地震があった日だね。大きな大きな悲しみを乗り越えて、大変な日々を乗り越えて、今日という日に来てくれてるんだよね。緊張なんかしなくていい。元気になれ!と一点集中して、エールを送ろうね。みんななら出来る。僕にはそんな自信というか確信がある。」
誰もおしゃべりせず、真剣に聞いてくれています。
未来は大丈夫なような気がします。
「表情がかたいぞ!」
「ギャーーー!」
「阿部副団長…また、つまらないことを言ったのか?」
「いえ、なんでもねぇ…です。」
「言ったよな?」
「言ってません…」
「言いましたよね??」
「はい!」
リハーサルです。
バミリ。
「ここに立つんだよ?」
「はい〜…じゃなかった、押忍!」
「緊張しなくて平気だからね。僕らがずっと後ろにいるからね。」
「大団旗はこのように頼むぜよ。」
「押忍」
彼等は、僕の護衛です。
護衛はいらないんだけど、色々とあってガードマンです。
誰が団長か分からないね。
みんなに品格が出てきました。
いつかそれが風格になれば、僕らはもっといいエールが出来るかと思う。
こやつらは授業中に騒いで怒られてるわけではありません。
いよいよです。
まずは青空応援団から。
「会場を盛り上げておくからね。任せとけ!」
テーマは圧倒です。
さぁ、みやぎ復興応援団の出番です!
すごい!
ステージ黒い!
たくさん練習を重ねて来たので、旗を振れる子も増えました。
団員より上手く振れる子も増えました。
すごい!
恥ずかしさ。
緊張。
色んなものを乗り越えて、人の応援をする。
これはとても勇気のいることです。
僕たちの活動の意義をお話ししました。
夢や希望を語れない。
そんな子ども達が増えてるのは、我々が責任を取るべきだ。
我々が世界を変えていかなくちゃ。
なんで「頑張ってる奴」が「頑張ってない奴」に気を遣わなくてはならんのじゃ。
田島貴男さんです。
「たかおさん?こんちは。平です。」
「おおう!団長!!どうしたの??」
「実は、メモリアルイベントってのがあって、そこで歌ってもらえませんか?」
「いいよ!」
「いいのかい!」
話の早い人です。
詳細も聞かずに。
田島貴男さんはフィルムカメラに目覚めていまして、ニコンのいい感じのカメラをぶら下げています。
「これで団長を撮りたい。」
カシャ。
いい音。
田島目線。
フィナーレ。
みんなで「ふるさと」を歌いました。
山寺宏一さんは、
「世界で一番かっこいい男」と連発してくれました。
恐縮です。
僕は世界で一番、素敵な声の男だと言いたい。
田島さんも山寺さんも、MCの中で僕のことを褒めすぎてくれました。
「褒め過ぎだと思う。」
そんな風にサダポンに言うと、
「君のしてきたことなんだよ。」
と一言で言う。
サダポンは、父親のような兄のような友達のような、そんな人です。
終了後のステージ裏。
みんな、とっても頑張りました!
ダニーの顔の大きさが異様です。
「あのさ。」
「?」
「もう一回、応援団やらね?」
「へ?」
「もう一回、応援団やらねぇかっつってんの。」
「おぉ、いいよ?」
なんで応援団をもう一度やろうと思ったか。
彼に詳細を話したのはその後からです。
「お前がやるってんだから、俺は担いでやろう。」
「ありがとうございます。」
こんなことになるとは思ってなかったなぁ。
色んなところで「全力」を出してきたから、こんなことになったんだ。
たぶん。
色んなところって、100とか200じゃねぇもんなぁ。
色んなこと、あったよね。
だから、こんなことになってんだ。
こんなことって、
こんなことよ。
俺たちがやろうとしてたこと。
未来へのエールじゃろがい。
主催者の計らいで、地震発生の時間にはみんなで黙祷。青空は繋がっています。
「人が人を応援すると、世の中は必ず良くなる」私も信じています。青空応援団には入れないけれど、その思いが確実に広がっているのがとてもとても嬉しくて、朝から号泣です。「未来へのエール」、私なりに続けたいと思います。ありがとうございます‼︎
復興応援団の子供達が、どんだけ個々に練習を積み重ねて居たのかを想い馳せて、ふるさとを歌う前に泣いてました。
田島さんのエネルギッシュな唄にも負けない、各地で行われた慰霊の式典でも流せない明日への涙でした。
来年も、再来年も、ずっとずっと続けでけさぃんね。御願い致します。
大船渡市、雄勝町、女川町、亘理町、名取市…三日で駆け足で妻と回らせて戴きましたが、少しだけ元の笑顔が戻っている気が致しました。
それぞれの精一杯を頑張ろう!
復興応援団の皆さん、青空応援団の皆さん…重ねて、ありがとうございました。
押忍
私は、了さんに出会えて本当に良かったです。
きっと、子供達も・・・