実は。
空港、人が少ないように感じます。
飛びまーす。
こんな時間にラーメン。
応援前の関西組。
届けようじゃないの。
「しかし…」
昨日から京都におります。
みやぎ復興応援団の練習会後に、京都に来ておりました。
何故そんなことになっているか。
ご説明が必要なわけです。
今年のみやぎ復興応援団は34名。
過去最高に多いです。
6時間に及ぶ練習は相当疲れるわけ。
相応の覚悟で練習会に臨まねばならんわけです。
3月11日。
今年はサンプラザでやります。
みんな、真剣に練習しています。
彼らのエールを食らうといい。
是非、ご来場ください。
毎年、満席御礼のチケットは抽選制です。
チケット取るのも、練習も、はいはい皆さんがんばって!
さて本題。
2/15と16は「みやぎ復興応援団」の練習日という予定で進めていました。
なので、15の夜は青空応援団は新年会をしましょうか?と計画していたわけです。
練習会を終えてから移動し、15の夜は泊まって、16の朝に皆で練習会に出てくればよいわけだ。
新年会は楽しいぞ〜。
そんな風に予定がピチッと決まった後に関西組から連絡が入ります。
「団長、16日は京都マラソンです。」
「えー!いやぁ、今年は仙台からは無理だなぁ。予定入れちゃってるもの。16は練習会だし。」
「大変申し訳ございません。なんとか関西組のみで京都マラソンはやります。すんませんでした!」
「うん。さすがに16日は無理だ。がんばってね?平気かい?」
「やるしかないと思っています。」
関西組と、そんなやり取りがありました。
新年会はやりたい。
16は練習会。ずらせない。
しかし、やっぱり京都マラソンは心配。
そんな日々を過ごしていました。
ところが。
ギリギリまで様子を見ていても関西組の京都マラソンへの参加率は低いまま。
「よし。新年会の予定バラそう。」
「え?」
「京都行こう。いや、練習会が理由ならまだしも、新年会があるからマラソンの応援行けねぇなんてさ、どうかしてるぜ。練習会は仙台組に任せられるさ。」
「押忍。では新年会の会場には電話しておきます。」
「なので、16日の練習会は団員をたっぷり集めなくてはならない。京都には俺、阿部副団、佐々木副団、辻団長代理の主砲を四人出そう。そもそも新年会で全員予定は空いてんだ。ダメなはずがない。」
「ほんとっすね。」
「だがしかし。関西組には黙っていよう。サプライズにしよう。甘えさせない大作戦Bだ!」
「Aは?」
「Aってなに?」
「えー?」
Aなだけに。
そんなわけで、6時間に及ぶ練習会の後、僕らは空港へ。
元気です。
応援団だもの。
空港、人が少ないように感じます。
飛びまーす。
着いたよー。
天下一品ラーメン。
こんな時間にラーメン。
さぁ、夜があけました。
関西組。
ド緊張中。
まだ、僕らが京都にいることを知らない。
応援前の関西組。
この人数で75分間の死闘が待ち受けていると思っています。
知るはずもないね。
僕たちは車の中で、待機してるんだもの。
「お。太鼓の音が聞こえてきた。」
「見に行こう。」
「見に行こう。」
左の白い車の左側に、僕と佐々木副団が見えます。
わかりにくい?
わかりにくい?
では、別角度から。
「さぁ。そろそろ行くか。あいつら、一体どんな顔をするだろう?」
「アヘ顔じゃね?」
「準備運動しとけ。目にモノを見せつけてやろう。」
「押忍!」
「ぇぇぇええええ??!」
(あれ?太鼓の音が変わった…??)
あれ?
(あれ?太鼓の音が変わった…??)
あれ?
あれれれ?
お待たせ致しました。
お待たせ致しました。
お待たせし過ぎたのかもしれません。
「さぁ!行くぜ!」
もう大丈夫。
僕らは家族だ。
応援団の応援に来ました。
ふふふん。
勢いが変わるね。
ガラリと。
届けようじゃないの。
「がんばれ」を。
届けようじゃないの。
俺たちのエールを。
僕らが登場した途端に、雨は…
やっぱり止んでいます。
「押忍!ありがとうございました!」
「当たり前田のクラッカー!」
この人たち、泣いています。
「よく練習していたのが見て分かったよ。」
「いい機会でした。仙台組に頼り過ぎていました。」
「うん。だから黙って来たかったのだよ〜ん。お疲れ様でした。いい応援でした。」
「しかし…」
「楽しかったなぁ(笑)」
「バレなくてよかった(笑)」
「鳥肌が立って、涙が堪えられませんでした…」
「ははははは!」
ドッキリ大成功。
ドッキリ大成功。
俺たちは青空応援団だからね。
和して、背負え。
和し、しょえ。
わっしょい、わっしょい。
わっしょいの語源を、大切にしないとね。
前後の応援団体がキャンセルになったのですが、全て僕らがやりました。
その間。
雨は止んでいました。
ますます、励もう。
ランナーの皆さん。
お疲れ様でした!
押忍。
さぁ。
家に帰ろう。