作りかけのスカイ・フィッシュⅡをしばらく放置しておいたところ、いつの間にか変態してこのような姿になっていた。
一見すると2匹が重なっているように見えるが、上半分の翼は羽ばたかない。構造的には、背びれが伸張、変形したもの。なぜこのような特殊な形態が進化したのかについては諸説があり、研究者の間で論争の種となっている。仮説の代表的なものを上げると以下の通り:
①擬態説:捕食者から身を守るため、自分の姿を実際の倍の大きさに見せて、捕食者をひるませる
②装飾説:クジャクの尾羽同様、異性を引き付けるデコレーションとして機能している
③揚力補助説:飛行中、固定翼として機能し、追加の揚力を発生している
④整流板説:飛行中、機体の姿勢を安定させる効果をもつ。あるいは、動翼と独立に動かして機体の姿勢を制御する
⑤体温調節装置説:羽ばたき運動を行うことで発生する熱を翼面を通じて効果的に発散し機体を冷却している
これらの仮説のうち一つだけが正しいのか、あるいは複数の機能をもっているのか。それとも、我々が想像もしないような別の機能があるのか。明日の飛行会で、実際に飛行する様子を含めくわしく生態を観察し、進化の秘密を探ることにする。
機体スペック |
全幅 400mm |
全長 660mm |
飛行重量 約14g |
(50mAhLi-po電池含む) |
製作年月 2007年7月 |
(今良いところなんだからジャマしないで~~と言ってます)
つながったまま飛んじゃうというとトンボですがアレは空力的にも無理がなさそうですね