エチュードの頃

思いつきを書きとめておくために。

思い出しついでに

2005-08-18 | PC・小物
ラジオが出たので関連して一発。


ものすごく愛着を抱いている、というわけでもないのですが。
なんとなく長持ちした結果、愛おしく思えてくるものがあります。


自分の手持ちの品では、とりあえずこれが一番の長寿っぽい。
ナショナルR-1025というAMポケッタブルラジオです。
1975年の誕生日祝い。

まあ小1の時に中波など興味を持つはずもなく、高学年になるまでほとんどおもちゃ箱の肥やしでした。

で、中学生になろうという時。
当時の「中一コース」や「中一時代」は、年間購読予約特典としてイヤホン専用AMラジオを付けていました。
周囲でもこの商法に引っ掛かった?人が少なくなかったと記憶しますが、自分もご他聞に漏れずその小さなラジオが妙に欲しくなり、親にせがんで「コース」を予約したわけです。
ところがこのラジオの性能が著しく悪く、NHK第一・第二が良く入るだけであとはTBSがようやく受かる程度のシロモノ。
「時代」のラジオも似たようなものだったようですが、このことがR-1025の性能を見直させる契機となりました。

がラジオに興味を持つようになったのは良いものの、その後はむしろラジカセ中心の生活に変わっていきます。
そして災害対策にラジオを持ち歩くことを考え始めた頃は、もっと小さい方が良い…と別のラジオがカバンに収まり、またも出番を失います。

しかし新世代のラジオはメード・イン・ジャパンの割にほどなく不具合を起こして引退。
その頃には車通勤が始まりポケットラジオの必要性が薄れてしまいました。
そんなわけでR-1025は常に主役になり損ねる一方で、他のラジオ達が次々と先立っていったために妙な存在感が出てきたというわけです。


さてこのラジオ、時代のせいか最近のハイファイイヤホンでは異様にハイ上がりで聞くに耐えません。
寝しなに聞くのに困っていたところ、100円ショップのラジオ用イヤホンがまさに当時モノの品質で最適なバランス。
これでまだ長生きしそうです。



裏蓋を開けたところ。
当時は一般的だった、底をコインでこじって開けるタイプ。
IC類は1個もありません。正真正銘「トランジスタ・ラジオ」。



長寿の秘訣?
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