エチュードの頃

思いつきを書きとめておくために。

知らなかったよPSE法

2006-02-10 | 思考
デザインアンダーグランドで初めて知った「PSE法」。

正式には電気用品安全法というそうなのですが、いろんなまとめサイトによると大雑把に言えば「2000年以前の家電製品の販売が禁止される」とのこと。
はっきり言って今のいままで全然知らんかったよ。

中古での売買も駄目ということなので、懐かしいラジカセなんかは当然引っかかってくるわけですね。
あんなに長年夢にまで出てきた販売形態が現実にあると知って狂喜していたのに、それももうこの4月には無くなってしまうとは…

ネット上では懐かしゲーム機とかエレキギターとかが問題にされているようですね。
要するにAC電源を使う機器が対象になるようです。

新法に対応できるように改造して認可を受ければその限りではない、という話もありますが果たしてどんなものでしょう。



安全性の確保という要請は理解できるのですけれども、アンティークも一網打尽な法律というのはどうも要らぬお世話な気がしてなりません。
まあお役所のことだから線引きが難しいとか、例外を認めだすと収拾がつかなくなるとかそれなりに言い分はあるのでしょうが。

政府が想定するのは
「30年前の冷蔵庫を使っていて火災が発生した」
とか、白物が中心だと思います。(勝手に)

よって趣味性が強いものに関しては対象から除くとか、ちょっとは粋な計らいを見せてもらいたいところではあります。



まーしかし、そこは百歩譲って良しとしますか。
自分で買ったものを、ずーっと使い続けることは自由なわけですから。
「懐かしい!」って外部から簡単に自分のものにすることはできなくなるけれど、自分で気に入って手に入れた新品は死ぬまで使い倒すことができる。


そこへいくと許せないのはクルマです。
10年超のクルマが2年車検になったのが、もう当たり前になったと思ったら。

自動車税、ガソリン車は車齢13年以上から税額が上がりますね。
これって一時的なものかと思っていたら今でもやってるんですよね。
この先もずっと続けるつもりなのでしょうか。

そうなると仮に今「平成17年排出ガス基準75%低減国土交通大臣認定車」を購入しても、13年後には確実に厄介者扱いされるということになります。
これすなわち国による車両の寿命規制です。

もっとも単なる増税ですから、好きなら税を余計に払えば乗り続ける事はできますが。


でも…買う前からいずれ色々な規制に縛られると判っているのなら。
もう夢も思い入れも何もあったもんじゃなく、どちらかというと使い捨て感覚で

家電なら外国製の安物
クルマなら安くて丈夫なら何でもいいや

てことで良くなってしまうかも。


そうすると、本来国内企業向けに販売増進を狙ったはずの規制がヘンな効果を生んでいく…ということになったりするのかも。
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