エチュードの頃

思いつきを書きとめておくために。

SVXちまちま修理(オーディオ編)

2008-04-10 | 
ほっとしたところで第二目標のオーディオユニットに移ります。
これを外すのが一大イベントで、皆さん苦労してらっしゃるようです。


引っ張り出すのに法外な力が必要なのは、蓋付ユニット左側の突起物が内張りに引っ掛かることと、蓋付ユニットが無駄にガタつかないよう板バネ?風の部品で下部を押さえていることが原因のようです。

先達の忠告は、ユニット両側に薄いプラ板を差し込むべし、ということでしたが残念ながら準備がなく、引っ張りつつ内張りに注意していると、案の定ユニットの左側突起が内張りに引っ掛かり頑なに抵抗してきます。
引っ掛かっている部分を触ってみると、幸か不幸かS40IIではごく安っぽい厚手のビニール風だったので(これが革だったら大変かも)、千切れてしまうよりはいっそ最初にめくってしまえ、と覚悟を決めて内張りを手で奥行きの半分くらい引っ張り出してしまいました。
めくり上げてしまえばこっちのもの、その後は比較的すんなり引き出せました。

ちなみに右側には細い板状の金属が出ていますが、これは引っ掛かるというより内張りを確実にキズ付けるので、とりあえずボール紙を内張りと金属の間に差し込んでしのぎます。



なお、めくった部分は陽気の中で放置しているとこんな具合に結構元に戻りますが、へろへろのフチは瞬間接着剤か何かで下地にきっちり貼り付けておかないと、後で蓋を開閉するたびに擦れる音がして気分が悪いです。
(実際自分はせっかくはめたオーディオをまた外す羽目になりました)



さてここから純正オーディオの分解に入ります。

…が、考えてみたら純正を直す人ってどれほどいるんでしょうかね。
普通はせっかくここまでやったら当然社外品に交換、ですよね。


自分にもかつて、どうにもダサい純正を捨てケンウッド705(s)iシリーズへの交換を夢見た時代がありました。
しかし最初の某ショップで断わられ、何となく面倒くさくなっているうちにオーディオのデザインがどんどん変わり、もうSVXに似合う製品がなくなってしまっておりました。

それに最近やっとこmp3プレーヤーを入手したので、カセットアダプターで音が出せればとりあえず何も問題ない状況になっていたりして…


それでもいくら「音さえ出ればいい」とはいえ、さすがに照明がいかれているのは興ざめなのでここだけは頑張って直しておくことにします。



正面パネルを外してみると、やはり液晶の照明球が切れていました。
(液晶表示部の左側)



ところがムギ球の形が基板専用のようなもので、買ってあった通常タイプとは勝手が違います。
さてどうするか、…でもその前にイルミ全部が点いたり消えたりする症状を調べます。

といっても無知ゆえ、訳も分からず先日の液晶モニタ修理の手法を応用しつつ、正面下部のピンが集まっている3箇所を再ハンダしてみます。
形状からしていかにもクラックが入りそうじゃないですか。
なんてね。

…結果オーライ、うまくいきました。
…とこの時は思ったのですが、仮接続ではうまくいったのにいざ取り付けてみたらまたも消えている。
しかし正面パネルを軽く叩くと点くのです。

何じゃこりゃ、…原因不明ですがとりあえずの対処は後述します。



で、液晶の照明。

用意していたムギ球の6Vと12V、試しにつないでみましたが6Vでは明るすぎ、12Vではやや暗い。
ここは8Vあたりのが良かったのでしょうが、取り寄せるのも面倒なのでひとまず12Vにしておきます。
ここの球はパワーオン時は常に点灯しているので、いくらか寿命が延びる方がいいかな、なんて。

取り付けにあたっては、正面基板を外すのが面倒なので切れた球をラジオペンチで無理やり引っこ抜き、ベース両側に出ている電極部に直接ハンダ付け、接着剤で固定という乱暴な手法を採りました。

今回使ったムギ球はリード線が硬く、そのままでは液晶面より上に飛び出してしまいます。
しかし無理に曲げるのも恐いので、長目の線をリンボーダンスの如く曲げて球を斜めに固定してみました。
最後に元の球に付いていた青いキャップをかぶせます。



これで仮組み、点灯させてみますがやっぱり暗い。
分かってはいたものの「切れてはいませんよ」程度の点き方では修理のしがいがないですね。

だったら8V球にしろよ、という脳内の忠告も聞かず「反射させたらどうか?」と妖しくひらめきまして、



昔買った「貼るだけ!!」の自動車ペイント補修シールを使ってみました。

意味もなく物持ちが良いもので、古すぎてパッケージが黄ばんでます。
ちなみにカラーはノーブルホワイト、BF後期型ファミリアの純正色。かなり白い白です。

これを正面パネルの裏側のそのあたりに貼りました。

ところで「669」とあるのはカセットの蓋。初めから書いてありましたが何を意味するのか。



さて先ほどのイルミが消えてしまう現象への対処ですが、上の写真で下部にネジ止めされている金属板をちょっと磨き、少し手前に曲げて基板側と強めに接するようにしてみたら何だか点くようになったようです。
少なくとも今のところは安定して点いています。
…ですがこれは多分に偶然だと思うので、ご覧の皆さんは参考にしないでください…


そんなこんなでようやく取り付け、暗い中で撮影したのがこんな感じ。



携帯のカメラなので明るく撮れず、GIMPで実際の見た目に近い程度まで明るめに補正しています。
やっぱり物足りませんねぇ。
ちなみに走行中に見ると、文字を読み取るまでに結構時間が掛かり大変危険です。


しかし、それまで完全に切れて真っ暗だったことを思えばいくらかマシか?
どうしても我慢できないようなら再チャレンジですが、一応ノウハウも得られたことだし、ひとまずこの状態でいってみることにします。
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