電影宣伝自由人

香港映画を中心にしたアジア映画のよもやま話などを紹介

お知らせ

2009-04-12 16:36:01 | Weblog
『エンプレス 運命の戦い』トークショーのお知らせです。

シネマート六本木にてきたる4月15日(水)19時の回の前に水田菜穂さん(香港カルチャーライター、翻訳)をお迎えして、トークショーを行います。司会は私めが担当ですが、たぶんに当日は『エンプレス』の話ではない話で盛り上がることと思います。まだ、作品をご覧になられていない方、この機会にぜひお越しくださいませ。

浪漫演義その3

2009-04-11 19:05:08 | Weblog
香港国際映画祭でツイ・ハークの電影工作室25周年特集が行われているわけですが、香港マーケットの最終日に、そのお祝いのパーティーが行われたということで、それに出席された方からお話を聞きました。
会場内では内外から多くの映画人たちが来ていたそうで、『男たちの挽歌』の拳銃をかまえたマークのボードが立っていて、そこで記念写真を撮ったり、スクリーンにはこれまでの作品の映像が流れていたりと、すごく賑やかだったそうです。またこの映画祭で久々に公の場に姿も見せたブリジット・リンもいたとのことで、今回、香港へ行けなかったことが誠に残念に思っております。どうもそのパーティーには、いつも原稿でお世話になっている映画評論家の宇田川幸洋さんもいたとのことで、あとでこのパーティーのことを聞いてみようと思っていますが、今度5月5日発売「キネマ旬報」が武侠映画特集になっていて、宇田川さんにチン・シウトンのインタビューをとってきてもらいましたので、これもすごく楽しみです。

明11日(土)公開のアジア作品

2009-04-10 15:36:08 | Weblog
本10日(金)明日11日(土)公開のアジア作品です。

『レッドクリフ Part2 未来への最終決戦』
監督:ジョン・ウー
出演:トニー・レオン、金城武、リン・チーリン
もうこの作品に関してはお伝えすることがない、『レッドクリフ』の後半部分です。有名なストーリーであるがゆえに、ジョン・ウー監督がどのような描き方をしたかが焦点になるでしょうか。なんと12日にはPart1がテレビ朝日で放映されます。
TOHOシネマズ日劇ほか全国ロードショー

また、アメリカ映画扱いですが、チベットのラサで過酷な中で生きる一家の話を描いた『風の馬』が渋谷のアップリンクで、ユンナ、チョン・ミソン、ヤン・ジヌが出演した日本映画『今度の日曜日に』が新宿武蔵野館で公開になります。

先日、キングレコードのショウ・ブラザース作品のリリースがすべて終わり、制作スタッフのお疲れさん会が行われたのですが、第一期『レスリー・チャンの君が好きだから』を2004年4月に発売してから5年の月日が流れました。その第一期で発売した作品の日本の権利はもうすぐ切れるようです。2期、3期の作品も在庫のものしかありませんので、1期作品をまだお買いになっていない方、ご注意を。
ちなみに第一期の『五毒拳』『水滸伝』は密林で検索すると中古でも高い金額になっていてびっくりいたしました。

浪漫演義その2

2009-04-09 16:32:53 | Weblog
昨日の話の続きなのですが、この「浪漫演義」の本を読んでいて驚いた部分がありました。『スウォーズマン 剣士列伝』は製作当初、サリー・イップがキャスティング名にあがっていて、その後彼女は出演しなかったわけですが、キャラクタースチールのぺージでこの作品の俳優たちの写真の中に、なんとサリー・イップの写真を発見!衣装を着ている写真なのでまず出演するはずだったのでしょう。そして驚くことがもう一つ、『ジョイ・ウォンのチャーニーズ・ファースト・ラブストーリー』という邦題になっている『打工皇帝』のツイ・ハークとサム・ホイの写真の並びに、マギー・チャンの写真が!もしかすると最初はマギー・チャンが出演する予定だったのかもしれません。これは私の憶測なのですが、マギーが『ポリスストーリー』で怪我をして入院したために出演できなくなって、代わりにジョイ・ウォンになったのではないかなあと思います。なにしろこの2作品の製作年度が同じですので、かなり信憑性はあると思いますが。


電影工作室が誕生した年は私が映画業界に就職した年なので、この25周年というのは長くて短い月日に感じるのでした。


浪漫演義

2009-04-08 19:56:23 | Weblog
今日は本当にいい天気ですが、お昼に香港在住の方にお会いいたしました。ランチしながらのミーティングだったのですが、こちらに来られる際に、DVDやらいろいろお願いして買ってきていただきました。
DVDは『機動部隊』シリーズや『葉問』などいろいろ。そして香港国際映画祭で販売されたツイ・ハークの電影工作室25周年記念「浪漫演義」の書籍です。特にこの書籍は電影工作室25年の歴史を書いた本なので、本当に手に入れたいものでしたが、中身はまさに資料として充実したものになっています。
電影工作室に関わった人たち、スタッフ、俳優たちのコメントやインタビュー、また作品に関してのことや、貴重なスナップ写真、ここにはシー・ナンサンとの2ショットやジョン・ウーとの2ショット、『男たちの挽歌』のセレブレーションディナーでの出演者、製作者たち(ティ・ロン、レスリー、レイ・チーホン、エミリー・チュウ、ジョン・ウー、カール・マッカ、ディーン・セキ、レイモンド・ウォン)が一緒に写ったもの、などが載っています。そして俳優たちがキャラクターの衣装を着てテスト用に撮った写真のページもあり、本当に貴重なものばかりです。特にインタビュー部分は、テレンス・チャンやジョン・ウー、チン・シウトンなどなど、当時のことを語っているのですが、こりゃかなり面白いです。
個人的には海報(ポスター)のページで、『チャイニーズ・ゴースト・ストーリー』と『ブレード/刀』の日本版のポスターが載っていて、これらは自分が宣伝プロデュースした作品だったので、すごく光栄に思いました。
これ以外にも絵コンテ、台本の表紙や音楽の楽譜等々、これだけのものをよく入れ込んだと思うもの(というよりはよく残っていた)が載っていますので、ツイ・ハーク・ファンのみならず香港映画ファンには楽しい本ではないでしょうか?

ちなみに私は出版元のまわし者ではありませんので、あしからず(笑)

金銭帝國

2009-04-07 19:50:46 | Weblog
中国本土では今週の公開のようですが、ウォン・チン監督『金銭帝國』という作品。出演は、イーソン・チャン、レオン・カーファイ、アンソニー・ウォン、アレックス・フォン、ケイト・ツイ、といった面々。
香港がまだイギリス領だった1962~72年というのは、警察内部が汚職とわいろで失墜していた時代で、過去にもアンディ・ラウ主演『リーロック伝』などでも当時の悪辣ぶりが描かれていましたが、題名のように、わいろがまかり通る警察のことを示した本作は、レオン・カーファイ、アンソニー・ウォンら汚職にまみれた警察チームが、ある事件で無実であるはずの大学生のアレックス・フォンを犯人に仕立てるなど、金によって悪のかぎりをつくしているが、その一方でそれら汚職警察官を一掃するためのチームが結成され、警察内部での戦いが始まる、と香港の恥部を描いた作品になっています。
金銭帝国予告

アジアNビート

2009-04-06 21:21:54 | Weblog
今、フジテレビで自社のドラマ・映画の50周年という番組を放送しているのですが、その中で「踊る大捜査線」のユースケ・サンタマリアが起用された理由が紹介されていました。そこに流れていた映像が、当時、彼がMCをやっていた番組「アジアNビート」の映像でした。あ、そんな番組あったなあとヨウツべで検索したところ、映像出ていました。自分の記憶には見ていた記憶がほとんどなかったのですが、とにかくゲストが若いのなんのって。1995年前後ですからそりゃ若いでしょう。で、見つけたのが金城武のゲスト編なのですが、SOSとかもありました。この番組、わりと台湾の音楽シーンをとりあげていたのですね。
アジアNビートYOUTUBE

アイ・ラブ・ベジ

2009-04-05 21:28:46 | Weblog
先日、媒体の方から「サントリーのCMにぺ・ドゥナが出てますね。あの演出は是枝監督なのですかねえ?」というメールをいただきました。さっそくHP探して見ましたが、たしかにぺ・ドゥナだ!!新しい野菜ジュースのCMなのですが、その後TVでもCMを見かけましたが、なかなかうふふな気分です。
彼女は是枝裕和監督の最新作『空気人形』に出演しているのですが、それもあってこのCMも是枝監督が手がけたのかなあ?という話になっているわけです。(サントリーのCMではなっちゃんを手がけているので)
I love vegiHP
空気人形HP

そうそう、韓国つながりの話といえば、昨年から話題になっていたイ・ビョンホン、チョン・ウソン、ソン・ガンホ出演の韓国無国籍西部劇『良い奴、悪い奴、変な奴』はやっと日本の配給会社が買ったようですね。

パンダマン!?

2009-04-04 16:56:29 | Weblog
今回もらった資料の中でいちばん?がついていたのが『熊猫人』。パンダマンっていったい何?と思うのですが、ジェイ・チョウ作品となっていて、またジェリー・イェンやジョウ・シュン、ショーン・ユー、エリック・ツァンといった面々の顔写真が入っているのですが、これがアニメなのか、実写なのかまったくわからず。
この作品も未来を舞台にした作品のようですが、謎です。

明日4日(土)公開のアジア作品

2009-04-03 19:04:25 | Weblog
明日4日(土)のアジア公開作品です。

『エンプレス 運命の戦い』
監督:チン・シウトン
出演:ケリー・チャン、ドニー・イェン、レオン・ライ

戦国時代、燕と趙の戦いの中、燕の王が死に、そのあとの全権を側近の雪虎(ドニー・イェン)に託されるが、雪虎は王女の飛児(ケリー・チャン)に継がせると宣言。それに対して快く思わない王の甥の胡覇は飛児を暗殺するために刺客を放つ。刺客に狙われ、傷を負った飛児を助けたのは伝説の元戦士、段蘭泉(レオン・ライ)だった…
東京:シネマート六本木にてロードショー

ということで、いよいよ明日公開です。
明日は11時には会場へ立会いにいきますが、先着プレゼントあります。もちろんその場で抽選プレゼントもあり。運のいい方、ぜひケリー・チャンのサイン入り香港オリジナルポスターを当ててください。
写真はプレゼント(ミニ・ポスター)の1種類絵柄です。

未来警察

2009-04-02 19:31:58 | Weblog
王晶(ウォン・チン)監督は、またどこぞの新しい会社といくつかの作品プロジェクトをかかえているようですが、そのなかの期待作がウォン・チン監督、チン・シウトンアクション監督の『未来警察』で、出演は、アンディ・ラウ、ファン・ピンピン、ルイス・フォン、バービー・スーといった面々です。
2085年、簡易太陽エネルギーを生み出す機械を発明したマスターソン博士は、商売に痛手を受ける石油商人に命を狙われる。殺し屋(ルイス・フォン)が派遣されたことを知った特殊警察は、博士を守るために警察の優秀な警官のキッド(アンディ・ラウ)とその妻ミリー(ファン・ピンピン)に任務を下し、二人はアンドロイド軍団と壮絶な戦闘に挑み、敵を壊滅させるものの、妻ミリーは死んでしまう。一方、敵は2015年の少年時代のマスターソン博士を殺害するために、二人の殺し屋アンドロイドを過去に送った・・・・・

といったSFアクションですが、このビジュアルをみると、どうしてもトム・クルーズ主演『マイノリティ・レポート』を思い出すのは、私だけ?

エープリルフール

2009-04-01 20:19:02 | Weblog
今日は4月1日のエイプリルフール。いろいろな意味がある日です。
世の中的には、入社式があり、またこれから会社決算でいろいろなことがわかるかもしれない。またジョークのあるサイトページがあったりと、まさにいろいろ。でも、レスリー・チャンのファンにとっては忘れられない日です。
昨晩、香港のエンタテインメントニュースを見ていたら、香港国際映画祭で『東邪西毒 終極版』の上映があって、セシリア・チャン、トニー・レオン、カリーナ・ラウ、ブリジット・リン、チャーリー・ヤン、アンドリュー・ラウ、ウォン・カーウァイらが出席したとのニュースが出ていました。時はあっという間に過ぎ、人々は過去を思い出として風化させていく。でも、この4月1日に桜の花びらのように散ったレスリーのことは、香港映画界にとってまだ忘れることのできない大きな傷なのかもしれません。

さて、今週から香港では『新宿インシデント』が公開されますが、聞いた話ですと、香港では三級(成人)指定になっていたこの作品、一部暴力シーンをカットして二級片で公開されるようです。(なお、これはエイプリル・フールネタではありませんのであしからず)