電影宣伝自由人

香港映画を中心にしたアジア映画のよもやま話などを紹介

香港映画忘備録2

2013-01-16 18:08:17 | Weblog
『チャイニーズ・ゴースト・ストーリー』公開してから次に手がけたのが『上海ブルース』で、これは当時やり始めていたレイトショーでの公開。予算もそんなにかけられないのだが、1色刷りのパンフレットを制作した。これが私のパンフレット作りの原点になっている。公開は1989年4月28日でシネセゾン渋谷のレイトショー枠での公開。

その1か月前の1989年3月18日にロッポニカ新宿で『ロボフォース/鉄甲無敵マリア』『新桃太郎3/聖魔大戦』が日活配給で公開されているが、この公開直前に主演のサリー・イップ(葉蒨文)とリン・シャオロウ(林小樓)が来日していたので、記者会見のあった銀座の会議室に会いに行ったが、その時、ジョン・シャム(岑建勲)も来ていて、会見前にお茶をした記憶がある。

その後、香港映画のことをやっているからと、古巣の松竹富士から連絡もらって、新宿ピカデリーに新しく作った劇場(名前が思い出せなくて、のちに新宿ピカデリー3に)でビデオ発売のための公開をするということで、1989年9月2日公開のマイケル・ウォンが出演している『シティ・オブ・フューリー/野獣たちの挽歌』(情義心)のプレス原稿を書く。確か1色片面のプレスになっていたが、うちの倉庫では紛失。

この1989年から90年にかけてというのは香港映画祭が多くて、プレノンアッシュが手がけた『ニュー香港シネマフェスティバル』、ギャガが手がけた『香港電影博』、そして当時大映の友人がどうしてもやりたいと企画した『キン・フー・シネマフェスティバル』を1989年8月29日~9月4日の日程で池袋サンシャイン劇場で開催し、仕事サボって観に行っていたが、この時、媒体に頼まれてキン・フー監督のインタビューをしたのだが、これも何の媒体だったのか記憶にない。取材終わりに監督自らが色紙に書いた書はいまでも私の宝物です。