電影宣伝自由人

香港映画を中心にしたアジア映画のよもやま話などを紹介

いろんなお話

2007-07-23 20:21:36 | Weblog
最近、デイリーバラエティのアジア版のメールが来るようになって、アジア圏の映画の動きがいろいろ知れるようになったのですが、今日届いていた内容は、ジャッキー・チェンの『新宿事件』のことでした。前にもちょこっと触れましたが、今年末から撮影を始める予定の本作は、中国と東京でロケをすることになっており、時代は90年代の東京にいる中国移民の話だとのこと。どうもこの90年代の東京のセットを中国で作るようです。製作費が1500万ドル(約18億円)ということで、『The Mith神話』よりもお金がかかるとのことです。
チェン・カイコーが1920年代に活躍した伝説的な京劇スターを描いた『梅蘭芳』は、チャン・ツィイーとレオン・ライのほかに、チェン・ホン、ジリアン・チョン、そして日本から安藤政信が出演することになっていて、これも1500万ドル(約18億円)の製作費だとのことです。
そういえば、今年は日本軍の南京虐殺事件を扱った映画が7本も公開されるということで、日本バッシングが起こる、といった記事が今年の初めぐらいに言われていましたが、中国で『南京』が公開されました。これでまた日本バッシングになるのか、と思いきやまったく興行は失敗し、ほとんどお客が入っていないとのニュースが流れていました。10億も民がいれば、どんなことでも目立ってニュースになってしまいますが、それよりも一番の問題は、日本も3~40年前に起こって問題になった公害などが今の中国に起きていて、それが食の問題にもなっていることです。来年は北京オリンピックもあるので、中国政府も頭の痛いところではないでしょうか。

ところで、先週より公開が始まりました『幸せの絆』ですが、朝、そんな早い時間でどうなることやらと思っていたら、いっぱいお客さんが来てくれていました。すごくうれしいのですが、この映画をどういったところから情報を得て、観にきてくれているのか、これが宣伝担当として不思議な気分になっています。なぜなら、そんなに記事で取り上げられていないからなのですが、今にはなかなかない、泣ける映画ですので、ぜひ観にきてください。
なお、大阪天六ホクテンザ1で8月25日より、札幌マリオン劇場で9月22日より公開が決まりました。