大空を見上げて

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心の闇

2008-11-24 | Weblog
  元厚生次官宅襲撃事件の犯人が警視庁の表玄関に乗りつけ自首してきた。
犯人は私と同じ出身県で少し驚いた。
県でも上位進学校の県立柳井高校から国立佐賀大学へ、私には羨ましい経歴だ。
父親や近所又学校時代の小中高と同じだった同級生の談話があったが、何の問題もなさそうである。
大学を途中でやめた時も、父親は人生は長いのだから気持ちを楽に頑張れと優しく励ましたそうだ。
なぜこのような人間になってしまったんだろう。
関東に来て社会の壁に何度もぶつかっている内にだんだん常識も分別も分からない凶暴な性格になってしまったのか。
よく知る同級生は今の犯人の彼は昔とは別人でビックリしたと言っていた。
この10年の行動は近所とのトラブルも多かったらしい。
人間はいずれ親から離れ、自立していかなければならず、厳しい社会を自分自身で切り開いていかないと生きてはいけない、これは人間の宿命だと思う。
いつの時代もいろいろな事件のニュースを見聞きして、あの人はとてもいい人だという評判の人が大きな事件を起こすことが多い。
結局誰でもが罪を犯したり、あるいは巻き込まれたりする可能性があるということだ。
厳しい社会にあって、自分を見失わずにしっかりと生きていかなければならない。

  (写真:美しく生きるシクラメン)