山の春夏秋冬

たまの休日に野山へ出かけたとき目に留まった生き物や風景の紹介

トワダオオカ

2007年07月01日 | ハチ・アリ・アブ・ハエ類

 神社の境内の大きなシイの樹の幹にとても大きな蚊が留まっていました。ガガンボかと思ってみたのですがどう見ても蚊です。おまけにきれいなコバルト色をしています。

2007年6月17日 大阪府三島郡島本町

 蚊などはあまり眼を向けることがなかったのですが、自然界にはいろいろなものがいるものです。ときどき大きな羽音を立てて飛び立ちます。大きいだけに羽音も大きくて重量感があります。こんな大きな奴に血を吸われてはたまらんと思って少し身を引いたのですが、少し飛び回ってまた元の所へ戻ってきます。この場所が気に入っているようです。調べてみると吸血性の蚊ではないようで、花の蜜などを吸っているようです。口吻も吸血性の蚊のようにまっすぐ前を向いていなくて湾曲しています。


 幼虫は樹洞内の水溜まりなどで発生して、他種のボウフラなどを補食する益虫だと言うことです。ただ発生に必要な古い樹木がある環境が必要なので、この昆虫の生存は人間がその環境をどれだけ保全していけるかに係っています。



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2 コメント

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Unknown (ハンマー)
2007-10-20 06:35:19
トラックバックありがとうございます。

虫の色がきれいに出ていますね。
こういう、構造色系の色は私には難しくてなかなか上手く撮れませんので、感心しました。

全体に「端正な」と言う印象を受ける写真が多くて、適当に撮り散らかしている私の写真とはえらい違いです。

また覗きに来させていただきます。
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Unknown (makino)
2007-10-21 19:53:13
ハンマーさんの写真は珍しいシーンが多いので、いつも楽しみに見させてもらっています。
私の場合は身近すぎて珍しさがない写真ばかりなので、せめて丁寧に撮ろうと心がけています。
この頃は少し寒くなり始めて、見られる昆虫も少なくなりました。ネタ切れが続くことも多いかも知れませんが、ときどき覗いてやってください。
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