神社の境内で石垣の上を這っていました。形も変わっていますが、ぬるぬるぴかぴか、見た目はあまり気持ちの良いものではありません。「コウガイ」は「郊外」だとか「公害」とかではなくて、昔に髪を結ったりするときに使った「笄(こうがい)」の事らしいのですが、実物がどんな物かちょっとよく分かりません。「ヒル」と付いていますが全く違って扁形動物なので、ヒルのような体節もありません。
2007年6月17日 大阪府三島郡島本町
表面のぬるぬるはもちろん粘液で被われているからなんですが、それがナメクジなんかと比べ物にならないくらい粘っこいのです。葉っぱに乗せたりすると粘液だけで張り付いてしまいます。自分でも剥がれるのが大変なのではと思うくらいです。高いところから降りるときは、この粘液をクモの糸のように伸ばして降りたりするそうです。そんなのでは地面に張り付いて歩けないではないかと思ってしまいますが、実際は2列の足の部分があって体を浮かせて這っているようです。実際這い出すととても早くて、ナメクジなどとはウサギとカメです。写真を撮ろうとすると追っていくのが大変です。この早さでカタツムリや昆虫を捕まえて食べるそうです。食べるといっても体外で消化してストローのような口で吸い込むようです。体の構造が簡単で口と肛門を兼ねています。人がこんな体の構造でなくて良かったです。そんなだったら、いくら仲良くなってもキスだけはしたくありません。
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